今季7勝ネリー・コルダは44位 ランキング上位者が軒並み苦戦
<CMEグループ・ツアー選手権 初日◇21日◇ティブロンGC(米フロリダ州)◇6700ヤード・パー72>
CMEランキングトップ60のみが出場する最終戦。これまで獲得してきたポイントがリセットされ、誰にでも平等に優勝のチャンスがあるというシステムが採用されているが、初日、ランキング上位者たちは苦戦を強いられた。
ランキング1位で今季15戦7勝と圧倒的な強さを誇るネリー・コルダ(米国)は、3バーディ・3ボギーの「72」。イーブンパー・44位タイで滑り出した。難度の高い3番、4番で連続ボギーを喫するなど、最後まで流れに乗れない一日だった。
大会開幕前すでに、『プレーヤー・オブ・ザ・イヤー』(最優秀選手賞)を確定させ、前夜の『ロレックスLPGAアワード』では黒いミニスカートドレスに身を包んで“主役”のひとりになった。そのときは顔をほころばせていた26歳だが、優勝大本命としてティオフしたこの日は最後まで厳しい表情を浮かべていた。
ランキング2位で、年間平均ストローク1位の選手に贈られる『ベアトロフィー』争いでリードするユ・ヘラン(韓国)は1アンダー・38位タイ。追いかける古江彩佳は3アンダー・17位タイで、『0.07』ストロークあった差はわずかに縮まった。
“リスクに強いで賞”の『AONリスクリワードチャレンジ』で100万ドルを獲得したジーノ・ティティクル(タイ)は1アンダー・38位タイ。『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』(新人賞)争いで1位の西郷真央、同組でプレーしたランク10位のキム・セヨン(韓国)は1オーバー・50位タイだった。
ツアー史上最高額の優勝賞金400万ドル(約6億1800万円)と年間女王のタイトルをかけたビッグトーナメント。今季のツアーを引っ張った顔役たちは2日目、どこまで巻き返せるか?(文・笠井あかり)
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