今井鮎美が敗者復活戦から今季自己最上位フィニッシュ 「来年は安定して戦えるように」【マイナビ ネクストヒロインツアー】
<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーファイナル 最終日◇15日◇PGM総成ゴルフクラブ(千葉県)◇6493ヤード・パー72>
試合前日の敗者復活戦・ワイルドカードで2位通過を果たした今井鮎美がトータル1アンダー・5位タイで今季自己最上位フィニッシュを果たした。
首位と2打差の4位から最終日を迎えた今井は「パーを取るのに必死だったけど、諦めないで最後まで頑張ろうって切り替えられた」とアンダーパーで回れたことに成長を感じる。同ツアーで自身今季3大会目の2日間競技も「ワイルドカードがあったので、私は実質3日間大会。アンダーで回り続ける難しさも感じつつ、自分の傾向がわかったので良い経験になりました」と今後の課題を見つけることができた。
オフはデータ収集を徹底的に行う。今季は7試合に出場して、フェアウェイキープ率43.570%(123位)、パーオン率56.670%(88位)と「圧倒的にフェアウェイキープ率が悪い」と自覚する。「ティショットの攻め方、打ち方をもっと勉強して、来年は安定して戦えるようにしたい」とショットの精度を上げることを目指す。「とにかく自分のデータをとって、レギュラーツアーに出ている選手との比較をしながら」と自身の数値と向き合い、足りない部分を把握するところから始めると話した。
それでも強い味方になっているのが今年から使用しているキャロウェイの『CHROME TOUR X』ボール。「軟らかいボールが好きなので、打感もすごく良いですし、アプローチの時にスピンが結構かかるなという印象があります」とパーオンできなかったホールでも安心してグリーンを狙えるという。
今年はプロテスト第1次予選で敗退し、悔しい思いをした年でもあった。「ありがたいことに一緒にラウンドしてくれる仲の良い先輩方がいるので、切磋琢磨しながら今まで以上に練習もトレーニングもして来年のプロテストまでに悔いが残らないようにしたいです」。合格に向けて気合を入れる。
20日(水)から3日間の日程で行われる「TLPGA(台湾女子ツアー)クォリファイングトーナメント」にも出場している。初めての海外での試合に「わからないことだらけなんですけど、まずは通過。コースも難しいと聞いたので、しっかりマネジメントして通過できるように頑張ります」と同ツアーでの経験を生かして臨む。(文・小池文子)
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