山下美夢有の完全Vにバランス軽めの“新パター”が奏功 「グリーンとマッチしてくれた」【勝者のギア】
<大王製紙エリエールレディス 最終日◇17日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6575ヤード・パー71>
最終日に、山下美夢有は5バーディ・2ボギーの「68」をマーク。初日から首位の座を守りきった完全Vは、4日間(パー71)の最少ストローク新記録となるトータル22アンダーという圧巻の勝利に。これで今季2勝目、通算13勝目を手にした。
使用するクラブの構成は、今季初優勝した10月の「富士通レディース」から大きくは変わらない。ただ、パターを今週からオデッセイの『2-BALL TEN』に変更していた。3日目のラウンドを終えた後、この理由について「打ってる感じというか、ストロークしやすいので今週はいいのかなと。パターのバランスがすごく大事だとわかったので、それがうまくフィーリングと合っている。今のパターはいい感じかな」と話していた。
先月の優勝パターはPING『PLD オスロ3』だったが、今週はそれより軽めのバランスのフィーリングのもののテスト&採用が奏功した形。最終戦の舞台はコーライグリーンだが、行ってみて状況とフィーリングに合わせてどちらで行くかを決める構えだ。
「(今週変更したパターは)グリーンとマッチしてくれて、ラインとタッチが良くて入ってくれたと思います。(軽めのバランスでプレーした狙いは)これまで重たい方がストロークしやすかったんですけど、なかなかグリーンに合わないというか、ストロークできていなかった。それで今週から軽いものを試してみようと思って使ったらタッチも合ってきました」(山下)
今季36戦目でボールの最多勝はスリクソンの19勝。『Z-STAR』の竹田麗央が8勝し、『Z-STAR XV』で岩井姉妹が3勝ずつ、小祝さくらと山下が2勝し、『Z-STAR◆』で安田祐香が1勝だ。続いてブリヂストンが8勝(川崎春花3勝、桑木志帆2勝、大里桃子、阿部未悠、佐藤心結)、タイトリストが6勝(鈴木愛2勝、臼井麗香、天本ハルカ、イ・ヒョソン、イ・ミニョン)、テーラーメイド2勝(新垣比菜、山内日菜子)でキャロウェイが1勝(河本結)だ。
パターの最多勝はオデッセイが22勝。続いてテーラーメイド7勝、ピンが6勝、スコッティ・キャメロン1勝となる。そのうち、ショートスラントネックマレットが14勝(竹田8、岩井明愛3、大里桃子、河本結、山下美夢有)、岩井千怜を代表にセンターシャフトマレットが6勝、ダブルベンドマレットも6勝し、クランクネックマレット4勝、クランクネックブレード4勝だ。
1Wシャフトの最多勝はグラファイトデザインの9勝(竹田麗央8、佐藤心結)で、6人による8勝が三菱ケミカル(小祝さくら2、桑木志帆2、大里桃子、臼井麗香、天本ハルカ、イ・ミニョン)。使用率1位のフジクラは7勝(阿部未悠、リ・ヒョソン、新垣比菜、河本結、山内日菜子、山下美夢有2)で続き、6勝がヨネックス(岩井明愛3、千怜3)。川崎春花が3勝したイミドアンドサンズ、鈴木愛が2勝したピン、安田祐香のUSTマミヤが1勝となる。
なお、シューズにおいては「ニューバランス」の着用者(竹田麗央8、岩井千怜3、山下美夢有2、山内日菜子、臼井麗香、阿部未悠)が36戦16勝となっている。
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