米フロリダ州でオムツをしたカンガルーが住宅街をさまよう 当局が捕獲も「冗談でしょう?」
13日、米フロリダ州ヘルナンド郡スプリングヒルで、生後4か月のペットのカンガルーが行方不明になった。カンガルーはオムツをつけたままさまよっており、同郡保安官事務所がSNSで捜索状況を報告すると、「冗談でしょう?」「オーストラリアじゃないの?」といったコメントが飛び交い、大きな話題となった。米ニュースメディア『Miami Herald』などが報じた。
13日、ヘルナンド郡保安官事務所はFacebookに「迷子のカンガルー」「冗談ではありません」と投稿し、動物管理サービスがスプリングヒルのJ.D.フロイド小学校近辺で捜索していると伝えた。
スプリングヒルは、フロリダ州ヒルズボロ郡タンパの北約80キロに位置する地区で、同事務所では「カンガルーは生後4か月で、最後に目撃された時には青いハーネスとオムツをつけていた」と綴り、「もしあなたの庭にカンガルーが跳ねてやってきたら、連絡してください!」と情報提供を求めた。
するとこの投稿から間もない午後3時50分、同事務所は「午後3時20分、カンガルーがスプリングヒルのランドマークであるウィンド・チャイム・ツリー(Wind Chime Tree)の近くで目撃された」と報告し、その10分後には「住宅街プランテーション・エステイツで“拘留”した」と発表した。
ところがFacebookでは、この出来事に対して異様な盛り上がりを見せ、次のような意見が続々と寄せられた。
「これって冗談だよね? カンガルーに怪我がないといいけど。」
「ここはオーストラリアなの? フロリダ州よね?」
「道路を運転中にカンガルーに出くわすことを想像してみてよ。“ここはどこ?”って考えてしまうわよね。」
「フロリダ州に暮らすってことは、映画『ジュマンジ』の中に入り込んだようなものだろう。」
「迷子の馬や牛を追いかけたことはあるけど、カンガルーは初めて。カンガルーをペットにするって、違法ではないの?」
「カンガルーの赤ちゃんは自然に返すべき。なぜ母親から引き離され、ペットとして飼われているの?」
「かわいそうに。カンガルーはおそらく恐怖を感じていたことでしょう。保安官事務所のスタッフ、ありがとう。」
「なんとも悲しいこと。カンガルーの飼い主は無責任すぎる。赤ちゃんは自力で生きることができないし、囚われの身と一緒。ハーネスやオムツをつけて逃げ回っていたなんて、きっとその箇所に痛みがあるでしょう。」
「私がこのカンガルーを引き取りたい。」
なお、カンガルーが捕獲されたのは行方不明になってから約45分後のことで、怪我もなく、飼い主に無事返されたと伝えられている。
ちなみに2022年12月には、オーストラリアで友人らとハイキングをしていた女性がカンガルーに襲われ、その様子がカメラに記録された。女性はフェンスに挟まれて身動きが取れない子カンガルーを助けようとしたが、それを見た母カンガルーは女性を“脅威”と判断したようだ。
画像は『Hernando County Sheriff’s Office Facebook「LOST KANGAROO UPDATE - 4 P.M.」』『13WHAM 「Kangaroo in a diaper leads deputies on a hop-pursuit in Florida」(HCSO)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
記事提供元:テックインサイト
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。