松山英樹がプロト時から投入して2勝した、スリクソン『Z-STAR』シリーズが刷新、来年1月17日デビュー
ダンロップから、新作ツアーボールのアナウンス。「ウレタンカバーボールのNEW『スリクソン Z-STAR』シリーズを2025年1月17日から販売します。本シリーズのカバーには、環境に配慮したトウモロコシから抽出したバイオポリオールを配合し、製造時CO2排出量を削減しており、いずれもオープン価格です」と、同社。
スリクソン『Z-STAR』シリーズと言えば、昨季の国内女子ツアーで勝率5割を達成し、今季も34戦中18勝している最多勝ボール。新作は今年はじめから松山英樹が『XV』を気に入ってプロトタイプ時から使用しており、PGAツアー「ジェネシス招待」(2月第3週)と「フェデックス・セントジュード選手権」(8月第3週)で優勝するなど、実績も十分。女子プロでは、岩井明愛と千怜がそれぞれ新『XV』で1勝ずつしている。
新たなシリーズでは、3機種すべてアプローチスピン量を向上させた。「カバー材料の分子レベルの設計まで踏み込み、これを最適化した結果、よりスピン量が増しています。松山英樹選手がPGAツアーのSG:アラウンド・ザ・グリーンで1位になったことにも貢献できています」と、同社広報は言う。
ツアーボール3機種を持つ強みを活かし、それぞれが分かりやすいポジションとなるよう、最もソフトで“優しさ”の『Z-STAR』に特に変更を加えた。コンプレッションをさらに下げた結果、従来と異なりドライバーなど長いクラブで最もスピン量が減るのが『Z-STAR』となった。「ミドルアイアンのスピン量も3モデル中で最も少なく、アプローチスピン量が最も多くなり、競合品より明らかにソフトになっています」。
かたや、注目してほしいのは3モデルあることでより活きる、真ん中の“操る”『Z-STAR◆DIAMOND』。「迷ったら真ん中の『◆』と覚えて頂きたい」と前述の広報。硬さのフィーリングが中間で、飛びも中間、アプローチスピン量も中間で、ミドルアイアンスピン量が最も多い性能は「ロフトの立ったアイアンを使っていて、もっと止めたいと望んでいる方にもピッタリ」だと言い、櫻井心那も既に新作を投入したとか。
そして、ツアーボールに飛距離を求める人に鉄板なのが、『Z-STAR XV』なことは変わらずキープ。前述の通りアプローチスピン量を引き上げたため、松山英樹も絶賛。「スピンが自分のイメージ通りに入ってくれて、安定性が高い。パターで自分のイメージしている澄んだ音が出るため、心地よい打感でコンタクトできる点も気に入っている」とコメントする。いずれもオープン価格で、本日発売のスリクソン『ZXi』シリーズを購入予定の人は、来年1月17日までしばし待ちたい。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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