宅配ドライバーの負担を軽減したい 東京都民に置き配バッグ3000台を無償提供
トラックドライバーの人手不足が深刻化する中、国は2024年度に再配達率を6%まで下げることを目指し、多様な荷物の受け取り方の1つである宅配ボックスの普及や、消費者の行動変化を促している。東京都も、「再配達削減等の物流効率化に向けたプロジェクト:東京物流ビズ」を推進。宅配ボックスや置き配などの活用を呼び掛けている。郵便受け・宅配ボックスの販売を行うナスタ(東京)は東京都の取り組みに賛同し、東京都在住の応募者の中から抽選で、「置き配バッグ」3000台の無償提供を行う。
ナスタが毎年実施している置き配に関する調査では、玄関先での受け取りには荷物の盗難や汚れ、水濡れなど、不安が伴うのが現状。ドライバー調査でも、約6割の宅配ドライバーが再配達削減のための宅配ボックス普及を望んでおり、居住者・配送ドライバーの双方にとって宅配ボックスの普及が求められている。一方で、ナスタの2023年度の置き配調査では、宅配ボックスの設置率は40.5%。住居形態別にみると「戸建住宅」31.1%、「マンション」62.0%、「アパート」23.3%と、マンションに比べて、戸建てやアパートへの設置率が低いという課題が浮かび上がっている。
今回ナスタが提供する置き配バッグは、折り畳み式簡易型で、サイズはW440/D350/H500mm(受け取り可能サイズ:W385/D300/H480mm)。ワイヤー1本、アナログ南京錠2本、取扱説明書が付属している。
応募対象は東京都内在住者で、1世帯1回限り。置き配バッグ利用後、東京都からのアンケートへの回答が必須。応募受け付けは、11月24日(日)まで。専用フォームから応募する。商品配布期間は12月2日(月)~20日(金)。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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