『令和の虎』に1億円騙し取った元詐欺師が登場 「倫理観ゼロ」「腹立たしいとんでもない回」と批判続出
11月1日、ビジネスリアリティ番組「令和の虎」(登録者数128万人)が公開した「【FULL】「プロの詐◯師じゃん!」男の経歴に虎も驚愕…前科者たちの悪さを活用し女性を性被害から守りたい【藤原 豊司】[635人目]令和の虎」の動画に視聴者から批判が寄せられています。
志願者は元詐欺師
今回登場したのは40歳の男性。「前科者たちの悪さを活用し、女性が性被害に怖がる事のない世の中を作りたい」と訴え、前科者が性被害から女性を守る集団「悪盾」(バッドシールド)の周知のためのYouTubeとウェブサイトの立ち上げ費用として300万円を求めました。
男性は自身の経歴について、31歳から詐欺に手を染め、35歳のときに逮捕。昨年8月に刑務所を出所してからは建築関係の営業職に就いていると説明します。また、不起訴になったものも含めると合計で4回逮捕されているといい、騙し取った金額は累計で1億円近くにもなるのだとか。
男性は、最初は結婚詐欺で女性から2220万円を騙し取り、その後、数多くの経営者や投資家相手に、海外での土地開発やコンテナの権利など、「ありもしないビジネス」の話を持ち掛けて約6000万円ほどを騙し取ったといいます。衝撃の告白ですが、虎たちは「あるある!持ってきたことある!そういう系ね!」と茶化して大笑いしたり、「もう一個くらい知りたい!」とノリノリで詐欺について聞き出したり、「詐欺師としては一流」と評価したりする場面もありました。
虎たちから疑問も
しかし、男性のビジネスプランには虎たちから疑問も上がります。まず挙がったのは、女性が元犯罪者と接点を持つことを嫌がるのではないかという点と、志願者の男性が元犯罪者とともに行動することで再び犯罪に手を染める可能性があるのではないかという点です。
これに男性は、ボディーガードのような守り方ではなく、法律に則って犯人に出頭を促したり、弁護士が作成した念書にサインさせたりするサービスだと説明。元犯罪者のスタッフが女性と接することは基本的にないといい、また、自身は更生しているとアピールしました。
しかし虎たちは、法律に則っているならば本当に元犯罪者である必要性があるのかや、なぜターゲットが詐欺被害者ではなく女性の性被害者なのかといった質問を投げ、最終的には「単純にサービス内容が微妙」と厳しい指摘をします。
プレゼン後、虎からは100万円が集まりましたが、目標の300万円には届いていないため「NOTHING」となりました。最後に男性は「皆さん本当真剣に話し聞いていただいて、大きな会社の経営者の方々ばっかりの時間を使わせてもらって、きつい言葉もありましたけど、やっぱそれこそ自分に入れてこれを糧にちょっと頑張っていこうと思います。本当にありがとうございました」と話し、動画は終了しました。
視聴者から批判続出
巧みな話術で、虎たちからも好感触を得ていた男性ですが、視聴者からは
ペラペラ話す志願者も爆笑してる虎も、倫理観ゼロすぎて全く笑えない
笑いながら詐欺の話をしてるのが気分悪い。こんなやつを出すべきでは無いと思う
人は変わらないよね。捕まったのに犯罪を恥じることなくペラペラと…。
令和の虎も犯罪者出さないと回らないなら終わりだね
笑いながら、まるで武勇伝みたいに、ふざけた態度。
虎も一緒になって、そんな笑い話にしていいんですか?
今回ばかりは、腹だたしいとんでもない回だと思いました
など批判の声が続出しています。ちなみに、令和の虎では先月にも盗撮の前科を持つ女性が志願者として登場しており、その際も視聴者から批判を浴びています。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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