日本女王、ツアーV、学生チャンプも トップ5勢は全員“不合格”の悔しさ乗り越えた選手たち【プロテスト・合格者のよころびの声】
今年の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の最終プロテストでは、新たに26人の“プロゴルファー”が誕生した。アマチュアゴルフ界でその名を知られた選手や、何度も挑戦を続けてきて合格をつかみとった選手など、その顔ぶれはさまざま。出場者たちが合格直後に語ったよろこびや、過酷だったプロテストの振り返りをコメントでお届けする。まずは、全員がこれまでプロテスト不合格も経験しながら、それを乗り越えた“トップ5勢”から。
■寺岡沙弥香(トータル10アンダー・1位)※2022年「日本女子アマ」優勝
「きょうもドライバーがよくなくて、しんどかったです。緊張もしながら。あまりトップ通過は気にせずにと思っていたけど、(都玲華と)お互い意識しながらやっていた。大洗は2年前に大嫌いと思っていたけど、いまはまた来たいと思います。去年でやめようと思っていたけど、周りがやってみたらと言ってくれたので。ちっちゃい小中学生が私の名前を憧れの選手で挙げてくれるような選手になれたらと思います」
■都玲華(トータル8アンダー・2位タイ)※2024年ステップ・アップ・ツアー「大王海運レディス」優勝
「きょうはことごとくパターが入らなくて、ちょっと悔しいが勝ちますね。受かって良かったなというのはあるんですけど。緊張はしなかったです。皆さんに応援していただけるように、強いゴルファーとして、あの子どうなんだろうと気にかけてもらえるようなゴルファーになりたいです。やっと同級生と同じ舞台に立てたので、早く追いつけるようにがんばりたいです。周りの皆さんがよろこんでくれると思うので、みんなで(祝杯)したいです。今後につながる4日間だったなと思います」
■徳永歩(トータル8アンダー・2位タイ)※2021年「全国高校ゴルフ春季大会」優勝
「はじまる前は1日1アンダー目指して、落ち着いてプレーすることを毎日考えながらやっていた。4日間緊張することなく冷静にプレーすることができました。去年プロテストに落ちてから、試合にも何試合か出て、いい結果、悪い結果もあった。そのなかでも合格してからレギュラーツアーで戦える力をつけることを考えて1年間やってきたので、それが生かせてよかったです。(同じECC学園高出身の中村心と一緒に合格)最終日も一緒に回れて、同期で合格できてよかったです。目標は申ジエさん。強いと思えるゴルファーになりたいと思います」
■荒木優奈(トータル6アンダー・4位タイ)※2022年「日本ジュニア 女子15歳~17歳の部」優勝
「貯金が少ししかなかったので、ひとつ落として流れが悪くなってしまえば大変なことになると思っていました。でも緊張感はあったけど、いつも通りプレーできました。成長したのは、ボギーを打っても取り返せるようになったところ。あとはアイアンがよくなってショットをスコアにつなげられるようになったのも大きかったです。年間女王になって、そこから世界で活躍できるプロゴルファーになりたいです」
■神谷桃歌(トータル6アンダー・4位タイ)※2024年「日本学生ゴルフ選手権」優勝
「いつも通りプレーしたら大丈夫かなと思っていたけど、ちょっと緊張していました。最終日はバーディが来たあとにボギーばかり来てしまって“あ~ぁ”という感じだったんですけど、気持ちに余裕はあったので、それなりに耐えることができました。去年は悔しかったんですけど、しっかり1年間準備はしてきたつもりでした。それが結果に出たかなと思ってうれしいです。大学(中京大)には今後も通うつもりで、あとは話をしながらになります。見ている人をワクワクさせるプレーをして、みなさんを楽しませるゴルファーになりたい。憧れは上田桃子さんです」
<ゴルフ情報ALBA Net>
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