17歳娘の殺害を依頼した母親、自ら雇った殺し屋に絞殺される(印)
インドで、ある女性が自ら雇った殺し屋により殺害されるという奇妙な殺人事件が起きた。女性は、娘の素行が悪く手に負えなくなったため、刑務所を出所したばかりの男に殺害を依頼した。しかし女性は、思わぬミスを犯してしまったことが明らかになった。インドのニュースメディア『India Today』などが報じた。
印ウッタル・プラデーシュ州エータ地区のキビ畑で現地時間10月6日、女性の絞殺死体が発見された。女性は地元に住むアルカさん(Alka、35)で、アルカさんが帰宅せず、彼女の夫ラマカントさん(Ramakant)は警察に行方不明届けを出していた。
警察によれば、アルカさんは17歳の娘の異性関係に悩まされていたという。娘は数か月前に地元の若者と駆け落ちし、その後、彼から引き離されてアルカさんの実家で祖父母と暮らすことを余儀なくされた。しかし娘は、しばらくして別の男性と電話で頻繁に連絡を取り合うようになった。
そんな娘を心配したアルカさんの兄弟が、娘を連れて帰るようにアルカさんに連絡した。その報告に激怒したアルカさんは、娘の殺害を決意し、強姦罪で10年の刑期を終えて出所したばかりのスバーシュ・シン(Subhash Singh、38)に連絡を取り、9月27日に娘を殺害する報酬として5万ルピー(約9万1000円)を支払うと彼に約束した。
しかし、スバーシュは以前からアルカさんの娘に好意を持っていたため、殺害依頼のことを娘に打ち明けてしまった。すると娘は、スバーシュに「母を殺害してくれたらあなたと結婚する」と持ちかけ、2人はアルカさんの殺害計画を立てた。
その後、スバーシュは娘を殺害した写真を捏造してアルカさんに送り、報酬を受け取るため人里離れた場所に彼女を呼び出した。そして娘を殺害していないことを告げた後、娘と共謀してアルカさんを絞殺し、キビ畑に遺体を遺棄した。警察は、10月9日に娘とスバーシュをアルカさんを殺害した容疑で逮捕し、スバーシュは犯行を認めて自供した。
なお、アルカさんの娘のように、10代という多感な時期に親に反抗心を抱いた末の犯行は2019年にも発生している。アメリカの女子高生が母親の財布からデビットカードを盗み、それを使って殺し屋に報酬を支払い、両親の殺害を依頼したことで逮捕された。
画像は『Times Now 「Hired To Kill Daughter, ‘Hitman’ Turns Out To Be Lover And Murders Mother In UP’s Etah」(Rep Image)』『Purvanchal Prahari 「मां ने बेटी को मारने की सुपारी दी तो बेटी ने कर दिया बड़ा खेल」』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
記事提供元:テックインサイト
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