奥羽本線大沢駅、通年全列車通過へ（山形県米沢市）

JR東日本東北本部は31日、奥羽本線の「大沢駅」について、2024年12月1日(日)から全列車通過とすることを発表しました。利用が極めて少ないことを理由に挙げています。

なお、大沢駅の二つ隣にあります板谷駅は、12月1日～2025年3月26日(水)まで全列車が通過。仙山線の奥新川駅（宮城県仙台市）および面白山高原駅（山形県山形市）では、12月1日～2025年3月15日(金)まで一部列車が通過します。積雪による列車の大幅な遅延などのリスク低減を図るため、特に利用の少ない駅が通過対象として選定されています。

列車通過によるダイヤの変更はありません。

大沢駅は1906年に大沢信号所を格上げして開業。かつては福島・山形県境の勾配を越えるため、大沢・峠・板谷・赤岩とスイッチバック駅が4駅連続で続くことで知られていましたが、山形新幹線開業に伴う改軌工事と在来線電車の置き換えにより、1990年にスイッチバックを廃止しています。

なお、上記の赤岩駅（福島県福島市）は2017年3月から通年通過駅となり、2021年に廃止されました。

（奥羽本線を走る719系5000番台　写真：_kubosa / PIXTA）