“鬼嫁”との生活を発信する“社畜”YouTuberが話題 「社畜と家畜のハイブリッド」「奴隷生活」
“鬼嫁”との生活を発信するブラック企業勤務のYouTuberが話題です。
YouTuber「ADHD社畜」
「ADHD社畜」(登録者数6万人)は、発達障害の一つである注意欠如・多動症(ADHD)を自称する男性(以下、社畜)のチャンネルです。ブラック企業に勤めている社畜は、専業主婦である“鬼嫁”と、現在1歳前後の子どもとの生活を発信しています。
3年前に投稿された社畜のルーティン動画では、朝4時台に起床して朝食の準備をし、6時前に会社に出発。日付をまたいだ深夜に帰宅すると、自分で夜食を調理して午前1時50分に就寝するという1日を紹介しています。当時、子どもはまだ生まれていないはずですが、社畜が深夜に食事の準備を妻に頼んだところ、ストレスで過呼吸になったそう。それ以来、帰宅が夜10時を過ぎる場合は自分で料理をすると語っていました。
小遣いは食費込みで月2万円。勤務先はかなりのブラックで、営業成績が悪いと昼休憩が取れないのだとか。自分のせいで迷惑をかけていると語っていました。
“鬼嫁”との暮らしを紹介
このルーティン動画以降、このチャンネルは2年近く放置されていましたが、今年7月から鬼嫁に関する動画が投稿され始めました。
7月23日の動画では、帰宅後にキッチンで洗い物をするよう妻に求められる様子を公開。キッチンには食器が山積みで、先に風呂に入りたいと訴える社畜に、妻は「ネコ(飼い猫)がイジるから早く洗って」と催促し、社畜は「はい」と答えていました。この動画は現在までに約480万回再生されています。
8月3日の動画では、駐車場で自家用車をぶつけてしまった社畜が妻になじられていました。妻は「いずれ人殺すよ」「元カレでこんな奴いなかったな」などと言い、修理代の23万円を夫の小遣いから支払うことを要求。社畜は結局、毎月5000円の小遣いを46カ月間減らされることになりました。
8月10日には、休日の過ごし方を紹介。朝は、前日に子どもが散らかした部屋を社畜が片付けるところから始まります。この日、妻はママ友ともランチへ。その間、社畜は溜まった洗濯物を洗濯していました。夕方には上司から突然の出社命令があり、しぶしぶ仕事に向かう社畜。妻は不機嫌な様子で「考えるのが仕事のことだけで羨ましい」などと愚痴を言っていました。社畜は会社での成績が芳しくないようで、8月末の動画では、半年間にわたって2万円ほど減給されることが決まったと報告しています。
また、社畜がいつも寝ているのは寝室ではなく廊下だそう。自身の体臭は「濃厚な悪臭」らしく、それに加えてイビキがうるさいため、廊下に寝ることになったようです。ただし自身は「部屋を追放されても仕方ない」と納得しているようで、「狭い感じが逆に寝心地良くて自分としてはあまり気にしてないです」としています。
社畜が公開した妻とのLINEのやり取りでは、「お前はホンマに死ね」「お前の意見は聞いてねぇ」「もうお前は用無しだ」「殺すぞ」などと大量の暴言が寄せられています。ちなみに、妻の機嫌が良いときでも社畜は「てめぇ」と呼ばれることが多いそうです。
職場恋愛から同棲
そんな社畜と妻は、職場恋愛だったそう。後から入社してきた妻の研修を社畜が担当し、共通の趣味であるゲームを通じて仲良くなって交際をスタート。ところが妻は仕事を“飛んで”しまい、無職に。社畜の家に転がり込むかたちで「半強制的に」同棲が始まり、その後結婚したそうです。
妻は仕事が長続きしないタイプらしく、社畜は「研修期間が終わって、やっと戦力になってきたころに、会社のパソコンとか事務所の鍵を持ったまま、いきなり飛ぶみたいな結構厄介なタイプです」と語っています。
社畜の過程は、子どもが1歳前後という育児が大変な時期ではありますが、動画上では夫にかなりの負担がかかっているように見受けられ、コメント欄では、「社畜と家畜のハイブリッド」「育児が大変といいながらソファーで寝転がるブタを飼う結婚という奴隷生活」といった声が寄せられているほか、離婚を勧める声も多数寄せられています。
実際、社畜は離婚を口にしたこともあるそうですが、妻からは養育費の一括支払いを求められたとのこと。それが最低でも約2000万円かかることや、自由に子どもと会えなくなるため、踏みとどまっているといいます。一方、社畜は自身に非が全くないわけではないとし、脱いだ靴下を放置したり、傘を置き忘れて帰宅したりと、同じことで何度も妻に注意されていることなどについて反省の弁も述べています。
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ヤラセ疑惑を否定「平和な夫婦だったらありえない日常なんだな」
離婚を勧める声のほか、コメント欄では、「ほんとにこんなやつおるの?笑」「今回の動画見せて完全にヤラセっぽいなっていうのが分かりました」と、ヤラセ疑惑も寄せられています。こうした疑惑の根拠の一つには、一部の動画が鬼嫁視点で撮影されたものだった点が挙げられています。
社畜によると、鬼嫁視点の動画は家族で写真や動画を共有するアプリに妻がアップロードしたものなのだとか。内容のあまりの酷さを自身の母親から心配されたといい、それをきっかけに、世に公開することを決めたとしています。
今月26日の動画でも社畜はヤラセではないと改めて断言。ヤラセを指摘されることが、
平和な夫婦だったらありえない日常なんだなって気付きにもなってますし
と話し、逆に似た境遇の視聴者からの「全くうちも同じなんだが、おそらく離婚はしたいはずでもできない、、、子どものためと思ってだと思う」「うちの嫁さんも全く同じ」「チャンネル登録者数=友達の数」といった共感のコメントが自身の励みになっていると語りました。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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