岩井千怜が圧巻イーグルで単独首位浮上! 米ツアー最終予選会に向けて「緊張感がある」
<樋口久子 三菱電機レディス 2日目◇26日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6650ヤード・パー72>
今季2勝を挙げている地元・埼玉県出身の岩井千怜が1イーグル・6バーディ・1ボギーの「65」。トータル12アンダー・単独首位に浮上した。「自分としてはめちゃくちゃ調子がいいという感じではなかったので、イーグルの流れだったり、上手くハマったというか、ラッキーという感じですね」と、振り返った。
やはりこの日のハイライトは、5番パー4のショットインイーグルだろう。右のラフから残り150ヤードを8番アイアンで振り抜くと、グリーンに落ちたボールはするするとカップに吸い込まれた。決めた瞬間、同組の河本結とハイタッチ。その後、渾身のガッツポーズを決めた。
「もう少し左を狙っていたのですけど、ピン方向に飛んで行ったので、『お願いだから乗って』って感じで思いを込めたらいいところに落ちて入りました」と、喜んだ。
24日(木)プロアマ日には、大会名誉会長である樋口久子とプレーした。「今週初めてプロアマで一緒に回って、話し方がやさしかったです。あと、『ここまで飛んでる人、見たことないわよ』と言っていただいて、すごく嬉しかったです」と、“レジェンド”からもお墨付きをもらっていた。
姉の明愛とともに、12月に行われる米女子ツアーの来季出場権をかけた最終予選会(12月5~9日)に挑戦する。「試合に向けた気持ちが勝手に強くなったりしています。アプローチを練習するときも、QTを受けていた時のことを考えながら真剣にやったり、緊張感がありますね」。昨年から海外メジャーを経験するなかで、芽生えた“米ツアー”への思い。来季から憧れの舞台でプレーをするため、練習にも身が入る。
6月の「RKB×三井松島レディス」以来となるツアー通算7勝目に向けて、「地元なのでかっこいいところを見せたいという気持ちと、優勝をお届けしたい気持ちがあるので、その気持ちを強く持っていきたいです」。吉田優利、岡山絵里ともに午前9時50分からスタートする。(文・神吉孝昌)
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