復帰から全英まで6連戦 星野陸也は「握り方がわからないくらい…」から復調傾向
<全英オープン 事前情報◇16日◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇7385ヤード・パー71>
星野陸也は昨年11月に開催された「ISPS HANDAオーストラリアオープン」で2位に入り、「全英オープン」の出場権を獲得。これが4度目となる。昨年初めて予選通過を果たしたが、最終日は強い雨と風の影響で苦戦。トータル7オーバー・60位タイに終わり悔しさをにじませていた。
2月「コマーシャルバンク カタールマスターズ」で欧州初優勝。4月には“凱旋試合”を予定していたが、直前に肺から空気がもれる気胸と診断され、入院し、1カ月ほどツアーを離れた。復帰初戦となった6月「全米オープン」ではトータル19オーバーと崩れて予選落ちに終わったが、連戦した「KLMオープン」では今季4度目のトップ10。続く「イタリアオープン」では29位、ドイツでの「BMWインターナショナル・オープン」で6位。「3、4試合の予選落ちはしょうがないと思っていたから奇跡」というのが、正直な感想だ。
「ドイツくらいから急に(ショットの)調子がもどってきた。それまでは握り方が分からないくらい感覚を失っていた。どの力で握ればいいかわからないみたいな」。先週の“全英前哨戦”では予選落ちに終わったが、復調の兆しを実感している。
ロイヤルトゥルーンGCは日曜日に18ホール、月曜日と火曜日は9ホールずつをプレー。開幕前日は“3ホールだけ”の練習ラウンドを予定している。復帰からこれで6連戦。「試合中に疲れていたら意味がないので」と体調を整えることも優先する。
コースの重めなグリーンについては、「ヨーロッパはリンクスの試合が多いので、そこまで違和感は感じていない」と欧州ツアーで磨いてきたパッティングを生かすつもり。スコットランドでもショットの感覚、体調面に問題なく過ごせているという。「メジャー大会だと初日にスコアを落とすことが多いので、いい位置でスタートを切れるように頑張っていきたい」と意気込んだ。
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