知らずに買うと後悔する?Appleの低価格MacBookに関する「8つの制約」の噂
イチオシスト

MacBookが欲しい。でも、正直高すぎる。
そんな思いを抱えてきた方に、ついに朗報です。Appleが長らく噂されていた低価格MacBookを、2026年3月4日に発表する見通しとなりました。予想価格は599〜799ドル(日本円で約9万〜12万円前後)。MacBook Airの最安モデルが約16万円台であることを考えると、かなり攻めた価格設定です。
ただし、安いには理由があります。
中国のSNS「Weibo」に投稿されたリーク情報によると、この低価格MacBookには8つの明確な”妥協ポイント”があるとのこと。今回は、これらの制約が「あなたの使い方」にとって致命的なのか、それとも許容範囲なのかを一つひとつ掘り下げていきます。
そもそも、低価格MacBookとは何者なのか
まず、この新しいMacBookの基本スペックを押さえておきましょう。
搭載チップは、2024年のiPhone 16 Proに搭載されたA18 Proチップ。MacBook AirやProに載っているMシリーズチップではありません。RAMはA18 Proの仕様に基づくと8GB、ディスプレイサイズは12.9インチと、現行のMacBook Air(13.6インチ)よりやや小ぶりです。ポートはThunderboltではなく通常のUSB-Cになります。
2000年代初頭に人気を博した「iBook」を彷彿とさせるポップなカラーバリエーション(黄色、緑、青、ピンクなど)が用意されるという噂もあり、Appleが明確に「新しい層」を狙っていることが伝わってきます。
8つの妥協ポイントを”実害レベル”で仕分けする
リーク情報で挙げられた8つの制約を、実際の使い勝手への影響度別に見ていきましょう。
【影響・小】多くの人にとっては気にならないレベル
① ディスプレイの最大輝度がMacBook Air未満(500ニト以下)
MacBook Airの最大輝度は500ニトです。低価格MacBookはこれを下回る可能性があります。ただし、屋内での利用がメインなら、400ニト台でも十分実用的です。真夏の屋外カフェでバリバリ作業する方でなければ、大きな問題にはなりません。
② True Tone非搭載
True Toneは、周囲の光環境に合わせてディスプレイの色温度を自動調整する機能です。確かに目に優しい機能ではありますが、なくても致命的ではありません。スマートフォンでTrue Toneをオフにしている方も多いのが実情です。
③ ハイインピーダンスヘッドホン非対応
2021年以降のMacでは、高級オーディオ用のハイインピーダンスヘッドホンを直接駆動できる機能がありますが、低価格MacBookではカットされます。これはオーディオマニアには痛手ですが、AirPodsや一般的なヘッドホンを使う大多数のユーザーには無関係です。
【影響・中】使い方次第で気になる人も
④ ストレージは最大512GB、1TB以上の選択肢なし
256GBと512GBの2択で、教育機関向けには128GBモデルも用意される可能性があります。写真・動画をクラウドで管理している方なら256GBでも十分ですが、ローカルに大量のファイルを保存したい方には窮屈に感じるかもしれません。ただし、外付けSSDで補うという割り切りも現実的です。
⑤ SSD速度が遅い(シングルNANDチップの可能性)
基本モデルのストレージは、MacBook AirやProと比べて読み書き速度が遅くなるようです。原因として、NANDチップを1枚しか搭載しない構成が考えられます。過去にもAppleは256GBモデルのMacBook Airでシングルチップ構成を採用し、速度低下が指摘された経験があります。日常的なWeb閲覧やOffice作業では体感差は少ないですが、大容量ファイルのコピーや動画編集では差を感じるでしょう。
⑥ 急速充電に非対応
MacBook AirやProでは67W以上のアダプタで急速充電が可能ですが、低価格MacBookではこの機能がカットされる模様です。バッテリー容量が小さい分、通常充電でもそこまで時間がかからない可能性はありますが、「すき間時間にサッと充電」したい方にはマイナスです。
【影響・大】購入前に必ず確認すべきポイント
⑦ キーボードバックライトなし
これは多くの人にとって意外な盲点になりそうです。暗い場所でのタイピングにバックライトは欠かせない——そう感じる方は少なくないはずです。カフェの薄暗い席、夜のベッドサイド、飛行機の中。バックライトなしのキーボードは、2026年のノートPCとしてはかなり珍しい仕様と言えます。
⑧ N1チップ非搭載(Wi-Fi 7・Bluetooth 6なし)
iPhone 17シリーズにも搭載されるApple独自のN1チップが、この低価格MacBookには搭載されません。代わりにMediaTek製のワイヤレスチップが使われます。N1チップはWi-Fi 7、Bluetooth 6、Threadに対応し、AirDropやテザリングの性能向上にも貢献するとされています。Wi-Fi 7対応ルーターが普及するにつれ、この差は将来的にじわじわ効いてくる可能性があります。
「買い」なのか、それとも「Air待ち」か
率直に言えば、このMacBookは「Appleエコシステムへの入場券」として設計された製品です。
ターゲットは明確で、「初めてのMacが欲しい学生」「iPadでは物足りないけどAirは手が出ない社会人」「Chromebookからステップアップしたい層」です。A18 Proチップの性能は、Web閲覧、レポート作成、軽い写真編集、動画視聴には十分すぎるほど。Apple Intelligenceも利用できると見られており、AI機能を手軽に試せるマシンとしての価値もあります。
一方、すでにMacBook Airを持っている方が「安いから」という理由で乗り換えるのは得策ではありません。ディスプレイ品質、SSD速度、キーボードバックライト、ワイヤレス性能——削られたポイントは、いずれも「毎日使う中で地味に効いてくる」部分だからです。
仕事や創作活動のメイン機としてMacを使いたいなら、MacBook Airの価格が下がるタイミングを狙う方が満足度は高いでしょう。 逆に、サブ機として、あるいはAppleの世界を気軽に体験したい方にとっては、これ以上ない選択肢になるかもしれません。
発表は3月4日。まずは”触ってみる”のが正解
Appleは2026年3月4日(日本時間3月4日23時)に、ニューヨーク・ロンドン・上海で「Apple Experience」イベントを開催予定です。今回はライブストリームなしのプレスリリース発表となる見込みで、メディア向けのハンズオンが同時に行われます。
購入を検討している方は、発表後に出てくるレビューや実機の印象を必ずチェックしてください。特に、SSD速度の実測値とキーボードの打鍵感は、スペック表だけでは分からない「触って初めて分かる」情報です。
安さに飛びつく前に、「自分にとって何が譲れないか」を明確にしておく。それが、このMacBookを最大限に活用するための第一歩です。
出典:【Macrumors】
※サムネイル画像はスマホライフPLUS編集部が作成しています。
記事提供元:スマホライフPLUS
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
