全英OP日本人最高位は倉本昌弘 前回のロイヤルトゥルーンの日本勢戦績は…
<全英オープン 事前情報◇17日◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇7385ヤード・パー71>
メジャー最終戦「全英オープン」が、7月18日より開幕する。今回の出場予定の日本勢、そして過去の日本人選手の戦いを振り返ってみよう。
今大会の出場選手は、松山英樹、久常涼、星野陸也、桂川有人、木下稜介、中島啓太、川村昌弘、岩崎亜久竜の8人となっている。松山は、「ロイヤル・トゥルーンGC」開催の16年を含む10回目の出場。同コースは二回目ということもあり、前回の経験をいかして好成績が残せるか注目だ。久常はDPワールド(欧州)ツアーの年間ポイントランク上位30人の資格で、星野は昨年の「HANDAオーストラリアオープン」上位3人の資格で4年連続、4回目の出場。中島はインターナショナルフェデレーションランク上位5人の資格、木下と桂川は「ミズノオープン」上位3人の資格、岩崎は昨年の「日本オープン」優勝の資格、そして川村はリバプールで行われた最終予選会を突破しての出場となる。
昨年大会はロイヤル・リバプールGCを舞台に日本勢は9人が出場するも、予選通過は松山と星野の二人のみであった。ただ、今季は星野が2月の「コマーシャルバンク カタールマスターズ」で欧州ツアー初優勝を果たすと、同ツアーに参戦する中島も3月の「ヒーローインディアンオープン」で初優勝。さらに桂川が欧州・日本の共催ツアー「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント」で優勝と、立て続けに欧州初Vを達成しているだけに、米国男子ツアーを主戦場にする松山、久常に加え、この3選手の活躍にも期待がかかる。
ちなみに、同地で開催された2016年大会では日本勢は松山、宮里優作、池田勇太、塚田陽亮、谷原秀人、小平智、今平周吾、市原弘大の8人が出場。目まぐるしく変わる天候に翻弄され、予選通過は池田と市原の2人のみ。最終結果はそれぞれ13オーバーで72位タイ、トータル18オーバーの79位タイの成績であった。
また、長い歴史を誇る全英オープン史の中で多くの日本人が挑戦してきた。その中で1982年の倉本昌弘が記録した4位タイがの最高位である。当時の開催コースは今回の開催コースと同じ、ロイヤル・トゥルーンであった。次に2002年の丸山茂樹、06年の谷原の5位タイ、そして13年の松山の6位の順となっている。松山は4大メジャーの中で唯一、トップ5入りできていないのが全英オープンだ。今季は、2月の「ジェネシス招待」で優勝し、アジア勢トップとなる米国男子ツアー9勝を挙げ、トップ10入りも5回果たしており、最高位更新なるかも注目だ。
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