ふるさと納税の利用経験は9割以上、重視するのはやはり「ポイント還元率の高さ」
今やふるさと納税といえば誰もが知っている制度といえるほど認知されているが、実際に利用している人はどれぐらいいるだろうか。FoR/FoRINC.が実施した調査によると、なんと回答者の9割以上がふるさと納税を利用した経験があることが判明。さまざまな自治体やふるさと納税サイトがあるなか、どう選んでいるのだろうか。実態について詳しく見てみよう。
「ふるさと納税を利用したことがある」人は9割以上
FoR/FoRINC.は2024年9月30日~10月1日、20代以上の男女100人にふるさと納税に関するアンケートを実施した。ちなみに回答者は女性65%、男性35%。年代は20代11.1%、30代39.4%、40代34.3%、50代13.1%、60代以上2%である。
ふるさと納税がどんなものかというと、好きな自治体に寄付をすることで、寄付額の約30%以内の返礼品が受け取れるというもの。さらに寄付金のうち2,000円を超える部分については住民税の控除や所得税の還付が受けられるという仕組みだ。ふるさと納税をしているか、またはしたことがあるかという問いでは約9割の人が「はい」と回答したことからも、ふるさと納税の利用者が多いことがうかがえる。利用していない人の理由の約7割が「手続きが面倒」、約3割が「やり方や制度がよくわからない」とのことであった。
利用者が一番重視しているのは「ポイント還元率が高い」
ふるさと納税の返礼品のジャンルは多岐にわたるが、どのような返礼品が人気なのだろうか。利用経験者におすすめの返礼品ジャンルを聞いた調査では、1位が「魚介類・海鮮」、2位が「肉類」、3位が「果物・フルーツ」となり、その地域の特産品など食べ物が人気を集めているようだ。
また、利用経験者が選んだ返礼品の数は「5つ以上」24.2%、「1つ」22.2%、「3つ」21.2%、「2つ」19.2%となり、複数を選んでいる人が多いようだ。選ぶ価格帯は約9割の人が「10万円以下」。納めている税金の金額によって控除上限額は異なるが、複数の返礼品を選ぶことによって1種類あたりの金額は10万円以下が妥当というところだろうか。
最後に、ふるさと納税を選ぶ際に一番重視するポイントを聞いた調査では、利用者の1位は「ポイント還元率が高い」、2位が「返礼品のジャンル・数が多い」、3位が「大手サイト・知名度」であった。1位の理由は、納税の際にポイント還元のチャンスがあるということを最大限に活用しようということだろう。ふるさと納税を扱うサイトの数は年々増加しており、どれを選んだらいいのか悩むところでもあるが、まずは経験者の重視ポイントでもある「返礼品のジャンルや数が多い」「ポイント還元率が高い」などの点をふまえながら、自分に合ったサイトを選ぶことから始めたい。
出典元:【WeChoice】
参照元:【ふるさとチョイス】
参照元:【総務省 ふるさと納税ポータルサイト】
記事提供元:OTONA LIFE | オトナライフ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。