【コストコ】ロティサリーチキンの温め方は「レンジ＋オーブン」！899円の最新コスパから専門家の切り方・保存・骨スープ術

実は保存と解凍の仕方も重要です。

保存の裏技：冷凍前に保湿＆コーティング

冷凍保存する際は、ただラップで包むだけでなく、チキンから出た肉汁やオリーブオイルを表面に薄くなじませてからラップで包むのがポイント。これにより、冷凍中の乾燥を防ぎ、解凍後もパサつきにくくなります。

解凍の裏技：冷蔵庫で24時間、ゆっくり解凍

急ぐあまり、凍ったまま電子レンジ（500W〜600W）にかけてしまうと、外は熱いのに中が冷たい解凍ムラが起きがちです。

冷凍したロティサリーチキンは、冷蔵庫解凍するのがベストです。

時間はかかりますが、この方法が最も失敗しにくく、温め直しもしやすくなります。

ただし、蒸気や低温でゆっくり解凍モードのある高機能の電子レンジで解凍するのであれば、解凍ムラは起きにくいです。

温め直しは「工程」を分けるのがコツ

コストコのロティサリーチキンを美味しく食べ直すコツは、「温め」と「焼き」を分けて考えることが重要です。

中まで温める→電子レンジ皮を復活させる→オーブンorトースターこの2段階を意識すれば、冷めてしまったロティサリーチキンも、買った直後のような満足感を楽しめます。

■コストコの「ロティサリーチキン」の簡単な切り方・切り分け方のコツ／解体方法

切り方は、関節に沿ってカット！ 部位ごとに切り分ける

難しく感じる切り方ですが、コツがわかれば意外と簡単！部位ごとに切り分けてさまざまなアレンジが楽しめます。

大まかな切り分けの手順は、以下の通りです。

1. もも肉と胴体の間にナイフを入れ、関節に沿ってお肉を切って、もも部分を切りはずす　※左右行う
2. 次に、もも肉と同じように、手羽を関節に沿ってカットし、手羽部分を切りはずす
3. 続いて、胸の中心部分に縦に切り込みを入れ、肋骨の脇にナイフを入れる
4. 胸からY字型になった首の骨部分に沿ってナイフを入れる
5. そして、骨に沿ってむね肉全体をはずし、さらにささみ部分をはずす

部位ごとに切り分けたら、あとはそれぞれ料理にあわせてカットしましょう。残った鶏ガラは、スープに活用すると◎。

ナイフで上手に切りはずせない場合は、手でちぎってしまうのもアリ。

今回は、何度もコストコの「ロティサリーチキン」を買っている香村さんに、簡単かつ食べやすく解体する方法をお聞きしました。

コストコの「ロティサリーチキン」切り分け方手順1：まずは真上から包丁で切る

「私の切り方はすごくシンプルなんです」と前置きして、香村さんが教えてくれたのは、まず真上から包丁を入れて2つに分ける方法です。

「真ん中に肋骨があるので、そこまで包丁を入れます。骨とくっついている部分はそぐようにして、2つに切り分けます」（香村さん）

また、「ロティサリーチキンを切り分けるときには、できるだけ大きめのナイフがおすすめ」と、香村さん。

「私がよく使っているのは『せせらぎ』というパン切ナイフ。食パンもハード系のパンも切りやすくて、ローストビーフもキレイに切れる万能ナイフなんです。

ロティサリーチキンは大きいので、食事用のナイフではなく、刃渡りのあるしっかりとしたもので切る方がいいですね」と上手に切るコツを教えていただきました。

香村さんの、パン切りナイフの最上級モデル「せせらぎ」のレビュー記事もあわせてご覧ください。

コストコの「ロティサリーチキン」切り分け方手順2：次にもも肉を切り外す

2つに分けた肉から、次はもも肉を外します。

「パッと見て胴体と足（もも肉）の付け根はわかると思います。そこに包丁を入れて身を切って、骨に当たったら手で回転させて足を外してください」と香村さん。

香村さん流の解体手順はこれだけ。とっても簡単です。手羽先はむね肉に付いたままですが、お好みで外してももちろんOK。外す場合は、もも肉と同じく付け根に包丁を入れて、骨に当たったらあとは手で外してください。

ここで注意したいのが、むね肉を外した大きな骨。「実はこの骨からも美味しいスープが取れるんです！なのでここで捨てたりしないでくださいね」と香村さん。スープの取り方は後半でご紹介します。

■コストコの「ロティサリーチキン」のおすすめアレンジレシピ例（むね肉）

香村さん流の食べ方は2日目にむね肉をいただきます。

「冷蔵保存したり、温め直すと、どうしても作り立てのジューシーさは失われます。なので、わが家ではサラダにアレンジしていただくことが多いですね」と香村さん。

パサつきやすいむね肉のおすすめの食べ方を2つ教えていただきました。

コストコの「ロティサリーチキン」アレンジレシピ：メキシカンサラダラップ

香村さんのおすすめアレンジメニューの1つ目は「メキシカンサラダラップ」。「むね肉をきれいに骨から外せて大きな身が残っている時は、野菜と一緒にトルティーヤで包んでメキシカンサラダラップのようにして食べるんですよ」（香村さん）

コストコのお惣菜にメキシカンサラダラップがあり、それをヒントに作ってみたそう。ドレッシングはお好みでOK。野菜も一緒に取れてバランスのいい軽食に。休日のランチにもぴったりですね！

コストコの「ロティサリーチキン」アレンジレシピ2：バンバンジー風サラダ

2つめのメニューは「バンバンジー風サラダ」。小さなむね肉が多い時は、それを食べやすく手で裂いて、せん切りのきゅうりと和えてバンバンジー風に。「最初にカットする時に小さく切ってしまってから、冷蔵してもいいかもしれませんね」と香村さん。

赤・黄パプリカの細切りやミニトマトを添えると、彩りもアップして見た目に華やかになりそうです。

■コストコの「ロティサリーチキン」の残った骨をチキンスープにリメイク！

前述通り、残った骨から美味しいスープが取れますよ。香村さんに、スープの取り方についてお聞きしました。

コストコの「ロティサリーチキン」は捨てるところなし！鶏ガラスープの取り方

さて、いよいよ鶏ガラスープの取り方についてです！ 香村さんがスープを取る時は圧力鍋を使うそう。

「鶏ガラ、水、塩、ネギ、しょうがを加えて、沸騰してから圧力をかけて15分ほど。白濁した、いいスープが取れますよ」と香村さん。

お気に入りの食べ方は、もち麦麺とあわせて自家製鶏だし麺としていただくことだと教えていただきました。中華麺を入れても美味しそうですね！

■【カットの手間いらず】コストコのもも肉6本セット「チキンレッグ」もおすすめ！

「ロティサリーチキンとそう遠くない味で、もも肉だけが6本セットになっているチキンレッグも前はよく買っていたんです」と香村さん。

ジューシーで柔らかいもも肉は、やっぱり鶏肉の中でも美味しさは一番。

「チキンレッグ」は、「ロティサリーチキン」では2本しかないもも肉が6本もセットになっていて、解体の手間もないでの、こちらもファミリーには人気のお惣菜です。

「ただ、こちらは値段が約1,000円。見た目がゴージャスな丸鶏が900円ほどで買えるので、どちらがお得感があるかというと、ロティサリーチキンに軍配が。なので、最近はロティサーチキンを買うことが多いですね」（香村さん）

「チキンレッグ」は、残ったものを冷凍保存していたと話す香村さん。ラップとジッパー付きナイロンバッグでしっかり包んで、解凍する時は電子レンジでOKだそうです。

※最新の情報は店舗でご確認ください。

■コストコの「ロティサリーチキン」完全攻略FAQ｜値段・温め方・切り方Q&A

コストコの「ロティサリーチキン」や、そのほかのチキン商品に関する気になる情報についてまとめました。

Q1：コストコ「ロティサリーチキン」の2025年の最新値段は？

 A： 2025年現在、店頭価格は税込899円です。以前は699円や798円でしたが、2024年7月のパッケージリニューアルに伴い現在の価格となりました。1.5kg超のボリュームを考慮すると、依然として他店の相場（2,000円〜3,000円）より圧倒的に低価格なコスパ最強商品です。

Q2：皮をパリッとさせる「温め方」のコツは？袋のままできる？

A： 新しい袋タイプのパッケージは、ジッパーを開ければ袋のまま500Wの電子レンジで約3分〜8分加熱が可能です。さらに美味しくするには、レンジで中を温めた後、200℃〜250℃のオーブンやトースターで約5分焼くのが正解です。これにより、袋の中でべちゃつきがちな皮がパリッと復活します。

Q3：初心者でも失敗しない「切り方（解体）」のポイントは？

A： 包丁が苦手な方には、ビニール手袋をはめて関節を外す「手もみ解体（ハント法）」がおすすめです。まず脚の紐を切り、もも肉→手羽→むね肉の順に付け根の関節をひねって外します。これにより、誰でも簡単に「9つの部位」へ切り分けることができ、まな板も汚さず5分ほどで完了します。

Q4：食べきれない時の「冷凍保存」と「解凍」の裏技は？

レシピサイトでもコストコの「ロティサリーチキン」のアレンジレシピが人気！ 記事内で紹介したように骨からスープを作り、ご飯と煮込めば中華風粥や炊き込みごはんを作れますよ。また、身をほぐして炒飯に入れたりと、いろんなバリエーションで作れます。

Q5：残った「骨（鶏ガラ）」で作るスープの取り方は？

 A： 食べ終わった後の骨は、水、ネギ、生姜と一緒に煮込むだけで絶品スープになります。圧力鍋なら沸騰後15分で、濃厚な白濁スープが取れます。このスープはラーメン、ポトフ、炊き込みご飯などのアレンジに活用でき、最後の「骨の髄まで」無駄なく楽しめます。

Q6：コストコ「ロティサリーチキン」の産地や安全性は？

A： 原材料の鶏肉は主にブラジル産を使用しており、徹底した品質管理と温度管理のもとで調理・販売されています。フライドチキン等と比較して「炙り焼き（ロティール）」により余分な脂が落ちているため、100gあたり164kcalとヘルシーな点も評価されています。

Q7：ネットで「やばい・まずい」という口コミがあるのはなぜ？

A： 「美味しすぎてやばい」というポジティブな評価が圧倒的ですが、一部で「パサパサしてまずい」という声もあります。これは脂の少ない「むね肉」部分をそのまま食べた際や、温め直しで水分が飛んだ際の影響です。むね肉はサラダやサンドイッチ、カレーにアレンジすることで、パサつきを気にせず美味しく完食できます。

口コミについて調べました。その日の焼き方や部位によっては食感がパサパサだと感じる人もいるようです。また、買えない・混んでいるといった口コミもありました。「美味しすぎてやばい」など、ほとんどが美味しいという口コミばかりです。

Q8：クリスマス時期に「売ってない」のを避ける購入法は？

A： デリコーナーの回転ロースターで常に焼き上げられていますが、週末やイベント時は30分〜1時間待ちの列や整理券配布が発生します。確実に購入したい場合は、開店直後の入店と同時にデリコーナーへ向かい、早めにカートインするのが鉄則です。

■【まとめ】コスパ最高！ コストコの「ロティサリーチキン」はホームパーティーにもピッタリ！

香村さんいわく、「最後まで無駄なく食べつくせるロティサリーチキンは、とにかくコストコのお惣菜の中でも一番コスパがいい！」とのこと。

お誕生日などの家族のお祝いごとや気の合う仲間と集まった時のホームパーティーなどに、メインディッシュとして丸鶏のローストがあるとテーブルが華やぎますよね。クリスマスにもぴったりです。

「でも、クリスマスのシーズンはロティサリーチキンがいつも以上に人気。整理券も配られるほど。買う時は順番待ちの覚悟が必要だと思いますよ」と貴重なアドバイスもいただきました。

「ロティサリーチキン」があるのはホットデリのコーナーです。コストコに行った際にぜひ立ち寄ってみてくださいね。

DATA
コストコ┃ロティサリーチキン
原材料：鶏肉、調味料、香料など
保存：4度以下

※記事内における情報は原稿執筆時のものになります。店舗により取扱いがない場合や、価格変更および販売終了の可能性もございます。あらかじめご了承ください。