【トラブル対策】「0800」は出ない方が安全？「迷惑電話」や「解約できないサブスク」など防犯のポイント3選

巧妙化する通信詐欺の最新動向

広がる“0800”への警戒　迷惑電話から身を守るためにできること

近年、スマートフォンは私たちの生活に欠かせない存在となる一方、詐欺や迷惑行為もますます巧妙になっています。日本では2025年時点でスマホ所有率が98％に達していると言われ、利用者が増えた分だけ、怪しい電話や不審な連絡に不安を感じる場面も増えているのではないでしょうか。 

そこで今回は、スマホライフPLUS（https://sumaholife-plus.jp/）に掲載された記事を参考に、怪しい電話番号への対処法や、デジタル取引のセキュリティに関するポイントをご紹介します。詳細は、ぜひスマホライフPLUSの記事でチェックしてみてください。

1．警戒される「0800」と電話番号ブロック

画像引用：スマホライフPLUS(https://sumaholife-plus.jp/smartphone/46190/)

近年、「0800」から始まる番号を使った迷惑電話や巧妙な手口の詐欺電話が急増しています。そもそも「0800」番号はフリーダイヤルであり、企業も使用している番号ではありますが、特殊詐欺に利用されるケースが急増しており、警察官を名乗ったり、料金未納などの偽情報を伝えたりする手口が確認されています。

そのため、いまは「0800」番号への警戒も広まっており、かかってきたとしても基本的に「出ない」人も多いのではないでしょうか。繰り返し電話がかかってきて鬱陶しく感じるものですが、そうした場合は、特定の迷惑電話を個別にブロックする設定（iPhoneの場合）など、不審な電話番号のブロック機能を利用することが推奨されています。

＜出典＞
迷惑電話対策での「通話録音」は具体的にどうすればいい？通話録音装置の使い方 （スマホライフPLUS）

2．SMSと自動音声で誘導する新手の“合わせ技”

画像引用：スマホライフPLUS「トビラシステムズ」プレスリリース(https://sumaholife-plus.jp/life/41060/)

特殊詐欺やフィッシング詐欺が多発する中、トビラシステムズ株式会社による調査によると、2025年7月にはSMSと自動音声電話での架電を組み合わせた新たなフィッシング詐欺の手口が横行していると判明しました。

この手口では、まず金融機関をかたる者から架電があり、ニセの窓口の電話番号がSMSで送信されます。記載の電話番号に架電すると自動音声が流れ、ニセサイトに誘導するURLがSMSで送信される仕組みです。

iOS端末では、フィッシングサイトに繋がって個人情報の入力を求められるケースがあり、Android端末では不正アプリのインストールを誘導されるケースがあるとのこと。有効な対策としては、とにかくSMSで送られてきたURLはクリックせず、記載の電話番号にもかけ直さないことが重要となります。

＜出典＞
SMS＋自動音声で誘導!? 新手の“合わせ技フィッシング詐欺”が横行 （スマホライフPLUS）

3．「解約できないサブスク」に潜むダークパターン

画像引用：スマホライフPLUS(https://sumaholife-plus.jp/life/10597/)

音楽や動画配信など便利なサブスクサービスですが、「解約したいのにできない」「解約したつもりが料金が引き落とされ続けていた」というトラブルが深刻化しています。国民生活センターによると、2024年度の定期購入に関する相談件数は8.9万件以上と、前年度の約8.0万件から約1万件増加しており、デジタル取引におけるトラブルの深刻化が浮き彫りになっています。

特に、消費者庁が調査した「ダークパターン」と呼ばれる、消費者を特定の意思決定に誘導するウェブサイトの表示やデザインが問題とされています。解約に関するダークパターンの例として、商品等の購入や会員登録等の手続きの難易度と、解約・退会の難易度が釣り合わない「キャンセル困難」などがあり、利用者は登録時に事業者の正確な名称と所在地、解約方法と解約条件の事前確認が求められています。

＜出典＞
「解約できないサブスク」に要注意！ 登録時にチェックすべき4つの点 （スマホライフPLUS）

【まとめ】知らない番号・安易な契約に「ワンクッション」

電話を使った詐欺は、「0800」番号や国際電話など多様な手段で私たちのスマートフォンにかかってきます。被害に遭わないためには、常に最新の詐欺手口を把握し、対策をアップデートしていく必要があります。また、安易な契約や無料トライアルの裏に潜む「ダークパターン」にも注意し、常に一歩立ち止まって確認する習慣を身につけましょう。

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イチオシ編集部　ガジェット部

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