ねっとり蜜芋派は必見!ニッチすぎるのに実は10万台突破「焼き芋メーカー」がマニア監修で魔改造された秘話を聞いてみた
焼き芋専用機なんていらない?と思う人こそ注目。ドウシシャの累計10万台突破の「焼き芋メーカー」は、ねっとり派もほくほく派も、おうちで専門店の味を楽しめます。新モデル「BakeFree」は、品種や形を選ばず焼けるフラットプレートと温度・タイマー調整機能を搭載。電子レンジや炊飯器の“焼き芋風”では物足りない……という人に、焼き芋に特化した“ほったらかし家電”で極上の焼き芋体験をイチオシ!
イチオシスト
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ドウシシャの「焼き芋メーカーBakeFree」がイチオシ! シリーズ累計販売台数10万台突破のリニューアル版

焼き芋メーカー Bake Free
おもちゃサイズなのに20年以上売れ続けるロングセラー家電「ミニアイロン」や、台湾風ふわとろかき氷が楽しめる「電動ふわふわとろ雪かき氷器」、暑すぎる夏場のトイレに簡単設置できる「サーキュレーター付きシーリングライト」などなど、ニッチな需要にガッチリ応えるおもしろ商品を次々と展開している、株式会社ドウシシャ。
そんなドウシシャに、きっと“買ってよかった”と言わせるイチオシアイテムについて直撃インタビュー。本稿では、2025年秋リニューアル版の「焼き芋メーカーBakeFree」を紹介します。
近年は“焼き芋ブーム”が止まらず、焼き芋に特化したフードフェスまで開催されるほど盛り上がりを見せています。
実はドウシシャでは、このブームが来るずっと前から「焼き芋専用家電」という、なんともマニアックな商品を開発し、隠れたヒット商品を生み出していたのです。
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単機能型ホットプレートとしては異例……マニアックだからこそ! のロングランを記録

専門店やイベントで食べる蜜がしたたる焼き芋を自宅で。画像は「二度焼き」レシピ完成図より
ドウシシャでは、2017年に「焼き芋メーカー」を販売開始。
専門店やイベントで食べる、あの蜜がしたたる美味しい焼き芋を「おうちで再現したい」「もっと手軽に食べたい」という願いを叶えるために開発されました。
その累計出荷台数は、なんと10万台を超える大ヒット商品(2025年7月末時点の出荷ベース)。単機能型ホットプレートとしては異例のロングランを記録しています。
そして2025年11月、この人気の「焼き芋メーカー」が、初心者からこだわり派まで、誰でももっと使いやすくリニューアルして登場。
その名も「焼き芋メーカーBakeFree」。
この「BakeFree」という商品名には、自宅で芋を焼くときの手間、例えばオーブンの余熱やアルミホイルで包むといった作業をなくし、お芋を入れるだけで簡単に調理ができる、という意味が込められているそうです。
一体、どこが新しくなったのでしょうか?
「フラットの方がいろんな形のお芋が焼きやすい」という“マニアの声”から生まれた新プレート
今回のリニューアルの大きなポイントは、プレートの形。ドウシシャ広報の森さんは、リニューアルの経緯をこう語ります。
「もともと販売していた焼き芋メーカーは、プレートがさつまいもの形をしていて、2本焼けるようになっていたんです」
しかし、ある意見がリニューアルのきっかけとなりました。
「私たちの商品を使ってくださっていた『さつまいもアンバサダー協会』という“さつまいもオタク”の皆さんから、
さつまいもは季節や品種によって、大きかったり、短かったり、形はさまざま。プレートがフラットな方が、いろんな形のお芋が焼きやすいというご意見をいただいたんです」

手前が従来品。奥側のフラットなプレートにリニューアル
この声に応え、2025年の新モデルでは、従来モデルの仕切りをなくした1枚の大きな『石焼き風マルチプレート』に変更。
これにより、大小さまざまなサイズのさつまいもを、一度に複数並べて焼けるようになりました。
フラットな最新版のほうが、マニアだけでなく、焼き芋以外にも汎用性が高そうで、ナイス判断と言えそうです! マニアの声を聞いた、なんともマニアックなリニューアルです。

縦置きもOK! 小ぶりのお芋を一度に3本以上焼くことも叶う
プレートの表面には凹凸がつけられ、ふっ素コーティング処理が施されています。これは、さつまいもに熱を均等に伝え、皮がこびりつきにくくするための工夫です。
ドウシシャではフライパンなどの調理器具を展開しており、そのノウハウを活かして本製品にもフッ素コーティングを施しています。
「ねっとり」も「ほっこり」も自由自在。自分で設定できる温度とタイマー
さらに、機能面でも大きな進化を遂げ、
「今回、タイマーと温度をそれぞれ自分で設定できるようになりました」と森さん。
「焼き芋は、加熱の仕方で食感が大きく変わります。基本的に、短時間でじっくりやるとねっとり仕上がり、高温ですぐやるとほっこり仕上がる、というような違いがあるんですが、それをちゃんと自分で設定できるようになったんです」
温度は100℃から200℃まで調節可能。じっくり火を通したいときは低い温度で長く、早く食べたいときは高温で、といった調整がダイヤルひとつでできます。
タイマーも最長60分まで設定できるので、一度セットすれば、あとはおまかせ。時間を気にせず「ほったらかしOK」なのは嬉しいポイントです。
「第一次産業も共に盛り上げていきたい」開発者の想いが詰まった超ニッチ家電

『ドウシシャ秋冬商品発表・タッチ&トライ会』に参加
さて、このユニークな「焼き芋メーカー」を開発したのは、ドウシシャ家電商品DIVの本藤昭次さん。
9月24日に行われた『ドウシシャ秋冬商品発表・タッチ&トライ会』で、焼き芋にかけるアツいお想いを聞くことができました。
本藤さんは、ご実家の農作業を手伝う経験から、「調理家電の企画を通して、第一次産業も共に盛り上げていきたい」という熱い想いを抱いています。
「美味しい焼き芋を焼くためだけに開発した超ニッチな商品」――そう語るこの製品には、美味しい焼き芋を作るためのこだわりが随所に散りばめられています。
本体の上下に組み込まれたヒーターが、さつまいもをじっくりと包み込むように焼き上げ、熱を芯まで届けます。
また、上蓋の一部とプレートの角には小さな隙間が設けられており、ここが蒸気穴となって適度に蒸気を逃がす安全設計。使わないときは立てて収納できるので、置き場所に困らないのも、日々の使いやすさを考えた工夫もあります。
さつまいもアンバサダー協会「初めて焼き芋を作る方から、焼き芋愛好家まで納得の焼き上がりを楽しめる」
今回のリニューアルで全面協力したのが、広報の森さんも名前を挙げていた「一般社団法人さつまいもアンバサダー協会」です。
さつまいもに関する正しい情報の発信や、その魅力を伝えるアンバサダーの育成を通じて、さつまいも産業の持続的な発展への貢献を目指す団体です。
この「焼き芋メーカーBakeFree」は、協会として初めての認定商品となりました。
商品発表会では、協会の橋本 亜友樹代表理事が登壇。美味しい焼き芋作りの秘訣を次のように語ります。

「一般社団法人さつまいもアンバサダー協会」橋本 亜友樹さん
美味しい焼き芋を作るには、温度と時間の管理が大切です。焼きいもの美味しさには甘み・食感・香りの3つの要素が大きく関わっています。
自宅でおいしい焼きいもを作りたいという声をよく耳にしますが、実際にはなかなか一筋縄ではいきません。
ポイントになるのは大きく分けて2つ。品種の選び方と加熱の仕方(温度や時間)です。
特に甘みの主成分である「麦芽糖」は、生の芋には含まれておらず、加熱することで生成されます。
この麦芽糖が最も効率よく作られるのが「70℃〜80℃」という、ごく狭い温度帯。この温度帯をいかに長く保つかが、甘さを引き出す鍵となります。
さらに食感に影響するのが「ペクチン」。この成分は80℃を超えると分解され、なめらかでしっとりとした食感につながります。
つまり、温度が低すぎても高すぎても、加熱が早すぎても遅すぎても、“最高の焼き芋”は生まれないのです。
本製品なら、さつまいもを入れて待つだけで、失敗なく美味しい焼き芋を自宅で作ることができます。
新しくなったプレートと温度調節機能を搭載したことで、焼き芋が大好きで細部までこだわりたい方にも、納得の焼き上がりを楽しんでいただけるようになりました。
初めて焼き芋を作る方から、食感や甘さにこだわりたい焼き芋愛好家まで、幅広い方におすすめできる一台です
(「一般社団法人さつまいもアンバサダー協会」橋本 亜友樹さん談)
まさに、初めて焼き芋を作る方から、食感や甘さにこだわりたい“焼き芋愛好家”まで、幅広い方におすすめできる一台、というわけです。
【実食】品種を知れば、焼き芋はもっとおいしく! さつまいもマニア監修レシピ
品種の選び方については、作りたい食感に合わせて選ぶのが、美味しい焼き芋への近道とのこと。
ねっとり系の代表は「べにはるか」や「安納いも」。
しっとり系なら「なると金時」などの高系14号系統。そして、ほくほく系なら「ベニアズマ」――などなど。
協会監修の専用レシピも公式サイトで公開されていますが、「ねっとり系の品種でのみお試しください」という注意書きも入っていて、どこかマニアック!
お芋についてもっと詳しく知りたい人はぜひチェックしてみてください!

発表会で実食! 左が「二度焼き」。右が、「冷やし焼き芋」
写真左が、「二度焼き」。.焼きあがった焼き芋の粗熱をとり、ラップやアルミホイルで包んでから冷凍庫で凍らせます。凍らせた焼き芋を、プレートに乗せ、ふたをして200℃で30分加熱。ねっとり感と甘みがより強く出ています。
写真右が、「冷やし焼き芋」。基本の焼き方で加熱した後に冷やすだけの簡単調理です。
ねっとり系の品種で作る「冷やし焼き芋」は、冷やすことで甘みがより際立ち、食感も滑らかになるので、季節を問わずおすすめです!
個人的にも、ねっとり系「紅はるか」のブランド芋で作る冷やし焼き芋が大好きで、今まで自宅ではオーブンを使って焼いていました。
しかし、2時間オーブンを使えるタイミングを計ったり、焼き具合をチラチラ見る必要があったりと少々面倒。
でも、炊飯器やレンジで作る焼き芋ではねっとり感が足りないんですよね……。
そんなとき、新しい「焼き芋メーカー Bake Free」なら、どんな形のさつまいもでも受け止めてくれるフラットなプレートがあり、ほったらかし調理できるので、気軽に挑戦できますね。
さつまいもに特化しつつも「焼き芋以外」を作れるレシピも
レシピといえば……素朴な疑問として、焼き芋以外のスイーツや料理にも使えるのか、試してみたいと思いますよね。
旧型の「焼き芋メーカー」では、焼きとうもろこし、ジャーマンポテト、ホットサンドなどのレシピを提案されていました。
さつまいもに特化しつつも、ランチやお肉、おさかななどのおかずレシピにも活用できそうです。

旧型では「焼き芋以外」の公式レシピを公開
おうちで手軽に本格焼き芋!「焼き芋メーカー Bake Free」で最高の焼き芋体験を

使わないときは立てて収納できる
さつまいもは、食物繊維やビタミンCが豊富な準完全栄養食品。 赤ちゃんの離乳食から大人のおやつまで、多くの世代に愛される身近な存在です。
だからこそ、失敗しない手軽さと、どこまでもこだわれる奥深さ、両方が求められます。
この秋、リニューアルした「焼き芋メーカーBakeFree」で、自分だけの最高の焼き芋を探す旅に出てみてはいかがでしょうか。
その甘く香ばしい香りが、きっとおうち時間を豊かにしてくれるはずです。
本製品はドウシシャの公式オンラインストア「ドウシシャマルシェ」や家電量販店で購入できます。
DATA
ドウシシャ┃焼き芋メーカー Bake Free
型名:WFA-121
発売日:2025年11月
販売価格:12,800円(税込)
電源:AC100V50/60Hz
定格消費電力:1200W
外形寸法収納時(約):幅35×奥行25×高さ15cm
質量(約):3.0kg
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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