「Nothing Ear (open)」 レビュー!オープンイヤーヘッドホンの実力をマニアが紹介!
快適な装着感で人気のオープンイヤー型のヘッドホンやイヤホン。音漏れや音質が気になってなかなか手が出せない方も多いのではないでしょうか? 今回は、ガジェット製品に詳しいワタナベカズマサさんが「Nothing Ear (open) 」のレビューを紹介してくれました。性能や気になる点についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
「Nothing Ear (open) 」レビュー!ガジェットマニアの評価は?

画像出典:ワタナベカズマサさん (https://www.youtube.com/watch?v=lfB371Lgo0Y)
「Nothing Ear (open)」 は、Nothingから登場した新型のオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホンです。今回は、「Nothing Ear (open)」の特徴や機能、音質、使い心地などを詳しくご紹介します。 気になる方はぜひチェックしてみてください。
※メーカーから協賛を受けて第三者が作成した動画を、記事化したものです。
「Nothing Ear (open) 」レビュー!話題の新作オープンイヤータイプ

画像出典:ワタナベカズマサさん (https://www.youtube.com/watch?v=lfB371Lgo0Y)
「Nothing Ear (open) 」の価格は24800円(税込)で、Nothingとして初の試みになる耳掛け式のオープンイヤー型イヤホンです。箱を開けると、イヤホンケースとUSB Type-C to Type-Cケーブルが1本付属しています。オープンイヤー型のため、イヤーチップは付属していません。
「Nothing Ear (open) 」レビュー!デザイン性が高い点が魅力!

画像出典:ワタナベカズマサさん (https://www.youtube.com/watch?v=lfB371Lgo0Y)
ケースはNothingらしい独特なデザインで、一般的なワイヤレスイヤホンよりもやや大型ですが、非常に薄型でポケットやバッグの隙間にも収まりやすいサイズ感です。ケースからもイヤホンの中が見えるスケルトンデザインが特徴で、Nothingのこだわりが感じられます。

画像出典:ワタナベカズマサさん (https://www.youtube.com/watch?v=lfB371Lgo0Y)
イヤホン本体も、これまでの「Nothing Ear 1」などのデザインを踏襲しつつ、耳掛け式のオープンイヤー型に進化しています。イヤホン本体部分にこれまでのNothingイヤホンのデザインがくっついているような形状がかわいらしい印象です。充電は、ケース背面のType-C端子から行います。ワイヤレス充電には対応していません。
「Nothing Ear (open) 」レビュー!ペアリングも超スムーズ
イヤホンは取り出しやすく、右のイヤホン側面には赤い丸、ケースの内側にも赤い丸が付いており、左右の判別がしやすい工夫がされています。ケース中央の丸いボタンを長押しすることでペアリングモードに入ることができます。新しいデバイスとペアリングする際は、イヤホンをケースに入れた状態でこのボタンを長押しします。ペアリングもとってもスムーズです。
「Nothing Ear (open) 」レビュー!イヤホンフックが細く耳にフィット

画像出典:ワタナベカズマサさん (https://www.youtube.com/watch?v=lfB371Lgo0Y)
イヤホン本体のデザインは、これまでのNothingイヤホンのデザインを継承しつつ、耳掛け式のオープンイヤー型に進化したものです。イヤホン部分がNothingのデザインそのままで、そこにイヤーフックが付いています。
イヤーフックは非常に細く、なだらかな形状で耳にフィットする構造です。素材にはニッケルチタンが採用されています。イヤホンの内側には大型の14.2mmダイナミックドライバーが搭載されており、ここからの音がダイレクトに耳に入ってくる仕組みです。
「Nothing Ear (open) 」レビュー!開放感のある装着感

画像出典:ワタナベカズマサさん (https://www.youtube.com/watch?v=lfB371Lgo0Y)
「Nothing Ear (open)」 は、カナル型イヤホンとは異なり、耳の中にイヤホンが入り込む感覚が全くありません。フックが耳にかかり、イヤホン部分が耳の上に「乗っている」ような装着感です。
装着している間も完全にフリーな感覚で、圧倒的に開放的な装着感を提供します。周囲の環境音や自分の声がそのまま聞こえるため、非常に自然な聞き心地です。会話も日常生活も、装着したままで問題なく行えます。
長時間装着しても問題なく、快適な装着感が持続します。作業中や移動中、家事をしている時、スポーツをする時など、様々なシーンでの日常使いに適しています。動かしてもずれたり落ちそうになったりすることはなく、装着感は非常に安定しています。
「Nothing Ear (open) 」レビュー!音質は中高音域がクリアで広がりがあるサウンド

画像出典:ワタナベカズマサさん (https://www.youtube.com/watch?v=lfB371Lgo0Y)
「Nothing Ear (open) 」は14.2mmの大口径ダイナミックドライバーを搭載しており、コーデックはSBCとAACに対応しています。 音の傾向としては、中高音域がクリアで広がりがあるサウンドが特徴です。比較的フラットで抜け感があり、爽やかな音作りがされています。楽曲の奥行き感も感じられ、立体感や空気感も表現しやすい音作りです。

画像出典:ワタナベカズマサさん (https://www.youtube.com/watch?v=lfB371Lgo0Y)
一方で、低音に関しては、強化する仕組みが搭載されているものの、全体の音域の中では物足りなさを感じることがあります。オープンイヤー型の構造上、物理的に耳を覆わないため低音が抜けやすい特徴があります。EDMやヒップホップなどの重低音のパワフルさを求める場合には、やや物足りなさを感じるかもしれません。しかし、その分、中高音域の抜け感や広がり感が際立っています。
全体的にはバランスの取れたフラットな音質という印象です。
「Nothing Ear (open) 」レビュー!低遅延モードが便利
低遅延モードをオンにすることで20msまで遅延を少なくできます。音楽鑑賞だけでなく、動画視聴や軽いゲームでも快適に使用できます。シビアな音ゲーなどには厳しいかもしれませんが、一般的な用途であれば問題ありません。
「Nothing Ear (open) 」レビュー!操作性も高く直感的に使える

画像出典:ワタナベカズマサさん (https://www.youtube.com/watch?v=lfB371Lgo0Y)
側面をつまむ形で直感的に操作できます。つまむとクリック感のような音が耳に伝わり、操作ができていることを認識できます。1回つまむと再生/停止、2回で曲送り、3回で曲戻し、長押しで音量操作が可能です。イヤホン単体で全ての操作が完結します。
「Nothing Ear (open) 」レビュー!音漏れも目立たない

画像出典:ワタナベカズマサさん (https://www.youtube.com/watch?v=lfB371Lgo0Y)
オープンイヤー型のため音漏れが気になる点ですが、「Nothing Ear (open) 」にはイヤホンの前方から逆位相の音波を発生させて音漏れを抑制する仕組みが搭載されています。 検証の結果、音量50%までであれば、周囲に人がいても音漏れを気にせず使用できます。よほど静かな空間で2人きりの場合を除けば、音漏れは目立ちません。
音量60%以上になると、曲が流れていることやシャカシャカという音が周囲に聞こえるようになるため、周囲に人がいる場合は50%前後での使用が推奨されます。一人で聞く場合や音漏れしても問題ない環境であれば、60%から70%程度まで音量を上げても良いでしょう。50%程度の音量でも低音の物足りなさは感じず、バランス良く音楽を楽しむことができます。
「Nothing Ear (open) 」レビュー!通話性能はAI機能を搭載
「Nothing Ear (open) 」の通話性能には、AIによるノイズカットとクリアな音声伝送の仕組みが搭載されています。マイクの品質は非常に優秀で、声の拾い方がとても自然でクリアです。ノイズも適切にカットされ、風が直接当たった際も一時的なノイズは入るものの、ある程度の風量をカットしているのが感じられます。通話はもちろんのこと、Web会議などでも自分の声がクリアに聞こえ、相手にもクリアに届くため、開放的かつ快適に会議を進めることができるでしょう。
「Nothing Ear (open) 」レビュー!バッテリー持ちも優秀

画像出典:ワタナベカズマサさん (https://www.youtube.com/watch?v=lfB371Lgo0Y)
「Nothing Ear (open) 」はイヤホン単体で最長8時間、ケース併用で最長30時間のバッテリー持ちです。必要十分なバッテリー性能を備えています。
「Nothing Ear (open) 」レビュー!アプリで詳細な設定が可能

画像出典:ワタナベカズマサさん (https://www.youtube.com/watch?v=lfB371Lgo0Y)
「Nothing Ear (open) 」の専用アプリでは、イコライザー調整が可能です。バランス、低音強調などのプリセットに加え、カスタムでの調整もできます。また、操作のカスタマイズも可能で、左右それぞれのイヤホンで2回つまむ、長押しなどの操作を音声アシスタントなどに変更できます。
低レイテンシーモードのオン/オフやデュアル接続の管理もアプリから行えます。シンプルな構成ながら、必要な機能は揃っています。また、マルチポイント対応で2台のスマートフォンなど、複数のデバイスと同時に接続可能もです。
ワタナベカズマサさんのYouTubeチャンネル:
Nothingの新型が想像以上に完成度高いんだけど…?
【まとめ】「Nothing Ear (open) 」はオープンイヤー型の傑作!
「Nothing Ear (open)」 は、やや高めに感じるかもしれませんがNothingらしい独特のスケルトンデザインと、全体的にバランスの取れた機能性で高い完成度を誇っています。音質はクリアで広がりがあり、通話性能も高く、何よりも重要な装着感が非常に開放的で、長時間でも気軽に装着できる快適性があります。オープンイヤー型に求められるポイントをしっかりと満たしている製品です。気になった方はぜひチェックしてみてください!
DATA
Nothing┃Nothing Ear (open)
※記事内における情報は原稿執筆時のものになります。店舗により取扱いがない場合や、価格変更および販売終了の可能性もございます。あらかじめご了承ください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。