「matohu(まとふ)」の長着は大人世代なら持っておきたい上質なアイテム!
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「日本の美意識が通底する新しい服の創造」をコンセプトに、日本の歴史や文化を探究し、独自のスタイルを追求するドメスティックブランド「matohu(まとふ)」。そんなまとふを象徴するのが、ブランドスタート以来 「形を変えないデザイン」として毎シーズン発表している「長着」です。ファッションディレクターの遠藤さんにその魅力を教えてもらいました!
イチオシスト:遠藤 友香
ファッションディレクター。ミラノにてファッションスタイリング修士課程修了。海外取材や留学経験を通し培われたグローバルな視点で、最新ファッショントレンドを分析・発信。エッジィでフェミニンなスタイリングから、リアルクローズの提案、注目ニュース、そしてお手入れ方法まで、幅広いファッション領域に定評がある。All About レディースファッション ガイド。
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まとふのブランドアイコンは「長着」
ツタ柄ジャカード長着(イエロー)。染めた後に縦に絞りを入れることで自然な縞模様が生まれ、軽く柔らかい風合いが着心地抜群
「日本の美意識が通底する新しい服の創造」をコンセプトに、日本の歴史や文化を探求し、独自のスタイルを追求するドメスティックブランド「matohu(まとふ)」。
デザイナーの堀畑裕之氏と関口真希子氏が2005年に設立したブランドで、毎シーズン日本人であることを誇りに思えるような服を生み出しており、私自身大好きなブランドのひとつです。
堀畑氏と、関口氏はともに文化服装学院アパレルデザイン科で学び、それぞれ企業でパタンナーとして勤めたのちに渡英。2005年に「まとふ」を立ち上げました。
ブランド名の「まとふ」の由来は、単に服を着るだけではなく、積極的な美意識で身にまとう様子「纏う」と、性急に消費し、捨てるのではなく、固有の美意識が成熟するのを待とうという呼びかけである「待とう」を含んだもの。
こちらはブラック。表着はふっくらとした立体感が特徴のふくれ織りでツタを表現。陰影により浮かびあがる柄が奥深く、季節の移ろいを感じさせてくれる
着物よりカジュアルでより洗練された一着
そんな「まとふ」を象徴するのが、ブランドスタート以来、「形を変えないデザイン」として毎シーズン発表している、流行に流されないアイテム「長着」です。日本の着物のエッセンスを取り入れつつも、「和服でも洋服でもない新しいスタイル」を作り出した、いまも熱烈なファンをもつブランドアイコンです。シーズンテーマに合わせてテキスタイルがさまざまに変わり、 表着と内着の2枚を入れ替えていけば、組み合せは無限です。
毎シーズン16種類、13年間で400種類以上のデザインを発表し、すべてのファッションショーで長着を登場させてきました。「長着」は「まとふ」だけの意匠登録を取得しています。
一見、着物のようですが、内側にボタンや結ぶための短い紐が付いており、着物に比べると簡単に着られて、気軽に楽しめるのがポイント。着物ほどかしこまらずに、でも着用すると洗練された印象を醸し出すことができます。大人世代なら、1着は持っていたいと思わせる上質なアイテムです。
美術館に行くときや、お茶会に出席するときにぴったりの長着。袖を通した途端、なんだか気持ちがシャンとするアイテムです。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
DATA
matohu 表参道本店
住所:東京都渋谷区神宮前5-9-25 1F
電話:03-6805-1597
営業時間:11:00~20:00
休み:なし
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