2006年のブータン 初の選挙に戸惑う村の人々 温かさとユーモアで描く 「お坊さまと鉄砲」公開決定
第96回アカデミー賞国際長編映画賞のブータン代表作品でショートリストに選出された映画「お坊さまと鉄砲」が、2024年12月13日より劇場公開されることが決まった。
国民に愛された国王の退位により、民主化へと転換を図ることになった2006年のブータンで、選挙の実施を目指して模擬選挙が行われることになる。周囲を山に囲まれたウラの村でこのことを聞いた高僧は、なぜか若い僧に銃を手に入れるよう指示する。時を同じくして、アメリカから“幻の銃”を探しにアンティークの銃コレクターがやって来て、村全体を巻き込んで思いがけない騒動が持ち上がる。
監督を務めるのは、「ブータン 山の教室」で長編映画監督デビュー作を果たしたパオ・チョニン・ドルジ。本作が長編第2作となる。前作では秘境ともいえる地で、伝統を守りながら生きる人々の暮らしを活写しつつ、“学ぶ”ことによって未来は切り開かれていくことを示したパオ・チョニン・ドルジ監督が、今回の作品でモティーフに選んだのは選挙。初めての選挙によって“変化”を求められて戸惑う村の人々の姿を、前作同様の温かいまなざしと飄々(ひょうひょう)としたユーモアで描き出しながら、本当の幸せとは何かを見る者に問いかける。
【作品情報】
お坊さまと鉄砲
2024年12月13日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋 ほか全国順次ロードショー
配給:ザジフィルムズ、マクザム
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記事提供元:映画スクエア
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