楽天がポイント・EC・クレジットで断トツ、QRコード決済はPayPayが他社を圧倒【MM総研調べ】
物価高が続き、同じ金額を使うのであれば、なるべくお得な方を選びたいと思う人も多いはず。特に携帯キャリアが提供している各種サービスにおいては、ポイントサービス、QRコード決済、クレジットカード、ECサイト…とあるが、いったいどのサービスがお得に使えて人気なのだろうか。今回は、ポイントや決済サービスの携帯キャリア別の利用状況を紹介しよう。
ポイントサービス、クレジットカード、ECサイトでは「楽天」が1位に
MM総研は2024年8月8日~16日、15歳~79歳の男女32,916人を対象にWebアンケートを実施した。
サービスごとのキャリア別利用状況について調べると、ポイントサービス、クレジットカード、ECサイトにおいて「楽天モバイル」がトップとなった。ポイントサービスにおいては、「楽天スーパーポイント(74.7%)」が最も利用率が高く、2位の「ドコモ(36.6%)」にダブルスコアの差を付けている。その他の携帯キャリアのポイントサービスも3割前後となっており、1つだけ群を抜いていることが分かった。
クレジットカードにおいても「楽天モバイル(楽天カード)(65.0%)」が最も高く、次いで「ドコモ(dカード)(22.9%)」だった。両カードともに100円利用につき1ポイント付与となり基本の還元率は1.0%だが、店舗でポイント還元率が高くなる「dカード」に対して、「楽天カード」には楽天系サービスを利用すれば利用するほどポイント還元率が上がる「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」が設けられており、利用の増加につながっているのだと考えられる。
QRコード決済は「ソフトバンク(PayPay)」が差をつけトップに
ポイントサービス、クレジットカード、ECにおいては「楽天」がトップを誇るが、QRコード決済のみ「ソフトバンク」が上位に。「ソフトバンク」が差を付けた理由は何だろうか。2024年8月時の調査でも「ソフトバンク(PayPay)(55.5%)」と回答した人がもっと多く、次いで「楽天モバイル(楽天ペイ)(35.5%)」だった。「ソフトバンク」はモバイルユーザー向けに優待特典「ソフトバンクプレミアム」でレストランやドラッグストアでのPayPay支払い時に使えるポイント還元クーポンを毎月配布しており、その効果もあってか他のサービスと大きく差を広げているのだろう。
2023年8月の調査時と比較して最も高い伸びを見せたのは「楽天モバイル(楽天ペイ)(35.5%)」で、4.3ポイント増加している。楽天モバイルは新規申し込み者を対象に、最大3.5%還元や最大3000ポイント還元などのキャンペーンを月ごとに開催しており、利用の増加につながっているようだ。
4大キャリアの中では、総じて楽天系のサービスの利用が高いことが分かったが、QRコード決済においても伸びが見られた。利用促進のためのサービス強化が期待できるかもしれないので、要注目だ。
出典元:【MM総研】
記事提供元:OTONA LIFE | オトナライフ
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