シングルプレーヤーとは? 達成するための条件と難易度を知ろう!
イチオシスト
「シングルプレーヤーって何?」や「どのくらい難しいの?」と疑問に思ったことはありませんか?ゴルフ経験者なら一度は耳にするこの言葉ですが、達成するためにはどんな条件が必要なのでしょうか。この記事では、シングルプレーヤーの定義や取得方法、その難易度について紹介します。
1.シングルプレーヤーとは?シングルプレーヤーの定義
シングルプレーヤーはゴルファーにとっての大きな目標です。その定義や実力について、改めて確認してみましょう。
シングルプレーヤーとは、ハンディキャップ指数が「9以下(ハンディキャップ9.4まで)」のゴルファーのことです。シングルハンデともいい、相当に安定したスコアでコースを回る実力を持っています。英語ではlow handicapper(ハンディキャップの低い人)、single-digit handicapper(一桁ハンデの人)。この指数は、クラブハンディキャップやJGAハンディキャップなど、「オフィシャルハンディキャップ」として取得したものです。
しかし実際の試合では、「プレーイングハンディキャップ」を算出するため、結果がシングルにならない場合もあります。とはいえ一般的には、「オフィシャルハンディキャップがシングルならシングルプレーヤー」という解釈でOKです。
オフィシャルハンディキャップの取得方法については、関連記事「ハンディキャップとは? 基礎知識と計算方法をわかりやすく解説」をご覧ください。
プレーイングハンディキャップとは、ゴルフの試合で実際に使われるハンディキャップのことです。オフィシャルハンディキャップがその人の技量に基づいた数値であることに変わりはありませんが、コースの難易度や試合形式によって、実際に使用するハンディキャップの数値が変わることがあります。
プレーイングハンディキャップの計算方法:
プレーイングハンディキャップ = コースハンディキャップ × ハンディキャップアローワンス
実際の試合では、まずコースの難易度(Slope Rating)に応じて「コースハンディキャップ」を計算し、その後で試合形式や参加人数に応じて「ハンディキャップアローワンス」(調整の割当てのこと)を適用して、最終的なプレーイングハンディキャップが決まります。
例えば、あなたのオフィシャルハンディキャップが15の場合でも、難しいコースのとある試合形式では、最終的なプレーイングハンディキャップが「16」になることがあります。一方、簡単なコースでは「14」になることもあります。
要するに、プレーイングハンディキャップとは、「コースの難易度や試合形式に応じて調整された、実際に使うハンディキャップ」のことです。
一般的には、シングルプレーヤーのスコアは、平均81以下というイメージかもしれません。これは全部パーで回った場合の72にプラス1桁の9オーバーを足したスコアで、パーとボギーが半々くらいで上がると達成できます。
実際のハンディキャップ査定では、例外的な悪いスコアが「ハンディキャップインデックス」に過度の影響を与えないためのストロークコントロールが行われるため、もう少したたいてもシングルになれる可能性があります。
具体的には、18ホール全てをボギーで回ることができればスコア90になるため、ほぼボギーでいくつかをパーで上がれるゴルファーなら、シングルプレーヤーに近づいているといえるでしょう。
ゴルフの上級者を目指す多くのゴルファーにとって、シングルプレーヤーになることは大きな目標です。シングルプレーヤーであることは一種のステータスですらあるでしょう。
しかし、その上にはさらに上級のプレーヤーが存在します。それが「片手ハンデ」と「スクラッチプレーヤー」です。
片手ハンデとは、ハンディキャップが「5以下」のプレーヤーを指します。このレベルのゴルファーは、ショットの正確性やコースマネジメントに優れ、ゴルフの上級者といっても過言ではありません。
さらに上のレベルに位置するのが、スクラッチプレーヤーです。スクラッチプレーヤーとは、ハンディキャップが「0」のプレーヤーを指し、理論上コースのパー通りのスコアでラウンドする実力を持っています。
スクラッチプレーヤーは、アマチュアの中でも最高峰の技術を持ち、プロフェッショナルなゴルフ大会にも参戦できるレベルといえるでしょう。ゴルフのあらゆる局面で自信を持ってプレーでき、難易度の高いコースでも安定したスコアを維持します。
公式にシングルプレーヤーになるためには、オフィシャルハンディキャップを取得する必要があります。オフィシャルハンディキャップはクラブハンディキャップとJGAハンディキャップの2種類。それぞれの取得方法をみてみましょう。
クラブ(倶楽部)ハンディキャップは、所属している特定のゴルフ場でのみ使えるハンディキャップ指数です。Aというゴルフ場で取得したハンデを、Bというゴルフ場で使うことはできません。
決められた期間内に決められた回数分のスコアを提出することで取得でき、ゴルフ場の競技会などに参加できるようになります。
なお、クラブハンディキャップはゴルフ会員権を必要とするイメージがありますが、導入するゴルフ場も増えてきた「ゴルフ友の会」に入会することでも取得が可能なようです。
JGA(日本ゴルフ協会)ハンディキャップは「JGA/USGAハンディキャップインデックス」ともいい、公式競技や海外のゴルフコースでも使えるハンディキャップ指数です。
取得にはJ-sys(JGAハンディキャップシステム)への登録が必要ですが、個人では登録できません。
ハンディキャップインデックスを発行できるクラブや団体の会員か、JGAの個人会員になる、あるいは一部のゴルフ情報サイトを経由することで取得可能になります。登録後、3枚以上のスコアが登録されることでハンディキャップインデックスが算出されます。
ゴルフ規則に従ってプレーされたスコアを当日中に提出すると、査定に採用され、翌日には最新のハンディキャップインデックスが発行されます。ハンデの上下で現在の腕前を正確に確認できるため、ゴルフ上達のモチベーションとしても最適です。
なお、パブリックゴルフ場でも、PGS(日本パブリックゴルフ協会)に会員登録することで、JGAハンディキャップを取得する方法もあります。
少し古い調査ですが、アマチュアゴルファーに占めるシングルプレーヤーの割合は、およそ5人に1人という調査結果もあります。
この調査は2012年に日本パブリックゴルフ協会が行ったもので、全国のゴルフコースに訪れたゴルファーから9,687件の回答を得ています。これによると、シングルで回るゴルファーは全体の18.3%でした。
その多くはゴルフ歴20年以上のベテランで、うまいから面白くて続けたという面もありそうです。全体の8.9%は5年以内にシングルを達成していますが、ゴルフを始めて3年以内にシングルを達成した人は全体の3.5%でした。
この結果をみると、「ゴルフもスポーツである以上、やりさえすれば必ず上達するともいいきれない面はあるものの、続けることで上達する可能性がある」といえるかもしれません。このデータを励みにして、まずは5年、シングルプレーヤーを目指して練習してみてはいかがでしょうか。
シングルプレーヤーは、ゴルフの深みを知るゴルファーが目指す特別な目標です。このステージをクリアすることで、ゲームの戦略性や技術がさらに洗練され、知識の幅も広がります。シングルプレーヤーへの挑戦を通じて、自分のゴルフ観が変わり、今まで見えていなかった新しい世界が広がるでしょう。ゴルフを深く楽しむための第一歩を、この機会に踏み出してみませんか。
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
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