他人と距離感を保ちつつ良好な関係を気づくコツとは?【心理学の話】
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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パーソナル・スペースを知り心地よい間柄をキープする
動物にはなわばりがあり、そこに入ろうとする他者を避けようとしますが、人間にも同じような概念があります。これをパーソナル・スペースと呼び、親しくない人には近寄ってほしくないという気持ちがあるのです。
心理学では、人と人の間には、関係性によって適切な距離感があると考え、対人間距離と呼んでいます。アメリカの文化人類学者ホールは、対人間距離には、家族・恋人・友人との密接距離、友人・知人との個人距離、仕事相手との社会距離、まったく知らない相手との公衆距離の4パターンあるとし、さらにそれぞれを近接相と遠方相にわけて論じました。
よりよい人間関係を築くには、この対人間距離を意識することが大切です。密接距離の間柄にある相手とは、タイミングを見計らって近づき、接触することで思いを伝えることができ、相手に安心感や信頼感を与えることもできます。しかし、見ず知らずの他人がこの距離に寄ってきたら、誰もが不快に感じるでしょう。
対人間距離は、話し方にも反映されます。仕事相手に対して家族や恋人のような話し方をすれば「なれなれしいな、失礼だ!」と憤慨させてしまいます。逆に、親しい相手にていねいすぎる言葉使いをすると「信用されていないのかな?」と思われて逆効果になるので要注意です。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 心理学の話』
記事提供元:ラブすぽ
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