安定したショット力で31Hボギーフリー 古江彩佳が“単独首位”で迎える長い土曜日
<アムンディ・エビアン選手権 2日目◇12日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>
第2ラウンドは現地時間午後4時23分に雷雲接近のため競技が一時中断。その後も天候が回復する見込みがなく、午後6時9分に順延されることが発表された。66人がホールアウトできず、翌日の午前7時30分(日本時間午後2時30分)に競技が再開する予定になった。
午後1時にティオフを迎えた古江彩佳は、後半13番終了までに6バーディを奪いトータル12アンダー。暫定ながら単独首位に立っている。後続に3打差をつけ、14番から再開をする。
初日、そしてこの日の13ホールとボギーはなし。スタッツを見てみると、フェアウェイに置いたのが初日は13ホール中10回、2日目は10ホール中5回。パーオンしたのは初日が17ホール、2日目が11ホール(13ホール中)とグリーンを狙うショットが安定していることがわかる。
そのショット力で、この日の6バーディはいずれも5メートル以内につけ奪ったもの。また12番パー4では、ティショットが右のラフに行ってしまい、深いラフとグリーンに対して木がかかる状況からフェアウェイに出すだけになり、さらにそこからピン奥約8メートルとボギーのピンチが訪れるも、それを沈めてパーセーブした。ショット、パッティングがかみ合っている状態だ。
午後4時23分にホーンが鳴り、13番グリーンから戻ってきた古江を待ち受けていたのは日本国旗の小さい旗を振り「ナイスプレー!」、「頑張れー!」と声をあげる日本人のギャラリーたち。それに笑顔でお辞儀をし、クラブハウスに入っていった。
土曜日は残りの5ホールと第3ラウンドの18ホールを回る予定になっており、長丁場になる。どれだけ集中力が保てるかが、カギとなりそうだ。今季はこれがい17試合目の出場で、1度の2位タイを含め8回トップ10入りしている。メジャー初制覇に向けて、大事な一日となるだろう。(文・高木彩音)
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