ペニス増大術を14歳で独学で習得した36歳男、20年間も施術を続け逮捕(タイ)
タイ中部、サムットサーコーン県在住の36歳の男が今月中旬、医師免許がないのに「ペニス増大術」を20年間も行っていたとして逮捕された。男が初めてこの施術について学んだのは14歳の時だという。タイネットニュース『Bangkok Post』などが伝えた。
19日、タイ中部、サムットサーコーン県のタウンハウスで、キティコーン・ソンスィー(Kittikorn Songsri、36)が医師免許を持たずに医療行為を行った容疑で逮捕された。
キティコーンはFacebookページ「Mai Luai Modify」を通し、シリコン挿入やフィラー注入などによるペニス増大術の宣伝を行い、1回約21900円~約87700円(5千~2万バーツ)で、毎月2、3人の患者に施術を行ってきた。
逮捕のきっかけは、キティコーンによるシリコンのインプラント手術を受けたAさんが酷い感染症を起こしたことで、感染症の治療を受けたにもかかわらず、激痛と勃起不全に苦しんで苦情を申し立てたという。
そうして警察と保険サービス支援局が協力しておとり捜査を行い、タウンハウスに客を装ったスタッフが訪れたところを、待機していた警察チームが2階の施術室に踏み込んだ。
警察の調べに対し、キティコーンは医師免許を持っていないことを認め、次のように述べたという。
「自分はタイ南部のパンガー県の学校でマタヨム・スクサ3年生(中学3年)までしか修了していない。ペニス増大術は独学で習得した。最初に学んだのはパール(日本のシリコンボールと類似)のペニスへのインプラント術で、14歳の時だった。そしてそれ以来、技術を磨いてきた。」
なお日本で使われているシリコンボールとは、直径5~10mmの球状の医療用シリコンで、ペニスの皮下に挿入して増大させるという。キティコーンが使用していた球状のパールはガラス製のコップの中に無造作に詰め込まれていようで、地元警察は後に「タウンハウスの2階に設置されていたベッドや道具などは衛生基準を満たしていなかった」と指摘した。
キティコーンは当初、無許可でクリニックを運営し、免許を持たずに医師として働いていた容疑で逮捕されていたが、今後はAさんから訴訟を起こされる可能性もあるようで、このニュースには次のような様々な感想が寄せられていた。
「自然が一番なのに。なぜこんな手術を受けるのだろう。」
「10代で施術を始め、20年間もよくバレなかったものだね。」
「苦情はこれが初めてだったとは信じがたい。」
「あまりにも危険。」
「クレイジー。」
「どうしても施術を受けたかったら病院に行くべき。」
ちなみに今月初めにはインドで、15歳の少年が偽医者の男による手術を受けて死亡していた。男は携帯電話でYouTubeのチュートリアル動画を見ながら勝手に胆嚢結石症の手術を行ったという。
画像は『Bangkok Post「Man arrested after botched penis-enlargement injection」(Photo supplied/Wassayos Ngamkham)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
記事提供元:テックインサイト
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