「○○の主役は我々だ!」 権利問題でメンバー9人が脱退 今後は新チャンネルで活動
9月20日、「○○の主役は我々だ!」(登録者数120万人)のメンバー9人がグループを脱退し、「まじめにヤバシティ」(同20万人)として活動することが発表されました。
グループの権利問題
「○○の主役は我々だ(以下「我々だ」)」とは、YouTubeやニコニコ動画で活動する実況者グループ。マインクラフトの実況や大喜利などのコンテンツが人気を集めています。
8月末、メンバーのXのユーザー名から「wrwrd(我々だ)」の文字が突然消えたほかアイコンが変更されるという出来事があり、ファンの間でさまざまな憶測が飛び交うことになりました。
9月1日、鬱先生ら9人のメンバーは、「一旦ここで」(同17万人)というチャンネルに動画を投稿。我々だの権利者と活動方針についての話し合いがまとまらなかった結果だと説明し、9月以降、自由に同グループに関する著作物を使用できなくなったことを明かしました。
さらに14日の動画では、権利者側から提示された条件は受け入れがたい内容で、権利者側との話し合いを継続しているものの、交渉が難航していると報告。状況によっては前向きな判断をする可能性もあるとしつつ、メンバー全員の判断が一致しない場合は、それぞれの考えを尊重するとしていました。
グルッペン・フューラーらは新契約に同意
19日、我々だの公式ブログが更新され、運営名義で現状の報告がありました。
運営は、メンバーのうち、グルッペン・フューラー、コネシマの2名との協議がまとまり、契約締結に至ったと報告しました。グルッペン・フューラーは、我々だの創設者で、グループのリーダー的存在です。
その他のメンバーについても「契約内容やガイドラインに関するフィードバックをいただいており、現在修正を加えつつ引き続き協議を進めております」と報告されていました。
メンバー9人がグループから脱退
これを受け、「一旦ここで」のチャンネルで20日夜、「今後についてのご報告」と題する動画が公開され、メンバー9人がグループに復帰せず、新グループ「まじめにヤバシティ」として活動することが発表されました。
今回の動画では、鬱先生が1人でこれまでの経緯と現状を報告しました。鬱先生はまず、19日の公式ブログに対し、契約内容やガイドラインに関するフィードバックをした事実はないと説明。新グループ「まじめにヤバシティ」として一から活動し、復帰の意思がないことを相手側に伝えたとしています。
鬱先生によると、2023年7月~2024年9月18日までの約15カ月間、我々だに関する著作物の管理者及び運営会社と断続的に話し合いをしてきたとのこと。ところが先月中旬、運営会社の解散と新会社への事業譲渡の連絡があり、新会社と契約をしなければ、9月1日以降、グループ名やイラストの使用ができないと通達されたそうです。
新会社との契約条件は、メンバーが新たに制作したものの権利を相手側が持ち、グループの意思決定権も運営会社が持つという内容だったとのこと。ほぼ全ての活動について運営会社の事前承認が必要とされ、個人チャンネルの権利も相手側に帰属する条件となっていたのだとか。
これを受け、鬱先生を始めとするメンバーやスタッフは運営会社を信頼できないと判断し、我々だとして活動していくことはできないとの結論に至ったそうです。鬱先生は、グループへの復帰を期待していたファンや、関係者に謝罪の言葉を伝えています。
まじめにヤバシティには元メンバー9人が参加し、同チャンネルでの活動を主体とするのが、鬱先生、エーミール、シャオロン、ショッピ、ゾム、トントンの6人。個人活動と並行して活動するのがチーノ、レパロウ、ロボロの3人になるとのことです。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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