今季は日本を主戦に 香妻陣一朗がアジアから再び切り開くLIVゴルフへの道「優勝しか狙ってない」
イチオシスト
<インターナショナルシリーズ・ジャパン 2日目◇3日◇カレドニアンGC(千葉県)◇7126ヤード・パー71>
「とにかく成績を」。香妻陣一朗は、このインターナショナルシリーズ開幕戦に強い気持ちで臨んでいる。目指すのは“LIVゴルフ復帰”だ。
そんな想いを形にするため、快晴のなかでプレーした2日目は8つのバーディ(3ボギー)を積み上げた。ショット面に不安を抱えた一日だが、「調子が悪いなりにバーディが取れましたね」。モヤモヤと戦いながらのラウンド。「何とかこなしたけど、気持ちよくは振れていない。ラウンド中も、あーだ、こーだしながら」。それでも後半には4番から3連続バーディも記録した。4番パー4、5番パー3はそれぞれ1メートルないチャンスを演出。6番パー5も2オンからスコアを伸ばすなど、初日の2アンダー・32位からトータル7アンダーで上位争いに食い込んだ。
2023年末にLIVゴルフの予選会に挑み、2位で通過。24年から参戦した。「アイアンヘッズGC」に所属し、1年目は4月のアデレイド大会で9位という成績も残したが、個人戦のある13試合でポイントランキングは45位。チームからのトレード対象となるランク25~48位の「オープンゾーン」に甘んじたものの、25年もアイアンヘッズとの契約を勝ち取った。
昨年は6月のダラス大会で2位など、トップ10に3度入りながらも、故障の影響で出場8試合にとどまりポイントランキングは32位。前年よりもランクを上げ、出場権を喪失する49位以下の「ドロップゾーン」も回避したが、チームとの契約が無くなったことで“一区切り”つけることになってしまった。
そのため、今年は日本ツアーと、このインターナショナルシリーズ(IS)を主戦場にする。ポイントランキング上位2位までに入るとLIVゴルフ出場権が付与されるISは、全9試合あるが「ほぼ出る」という意向。「成績を残して、違う選択肢を手にしたい」。その“違う選択肢”のターゲットは、もちろんLIVだ。
海外のトップ選手たちが集まるツアーで戦った2年間は、「経験にもなったし、自分もレベルアップできた。いいフィールドで戦うことは大事」ということを感じる時間でもあった。今季のIS開幕戦になったこの日本大会で優勝すれば、スタートダッシュとして完璧だ。「重要な大会です。もちろん優勝しか狙ってない。優勝することが大事」。静かな口調ながら、気合をにじませた。(文・間宮輝憲)
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