馬場咲希の“目印10センチ先”パットルーティン アライメントライン削除のワケは?
イチオシスト
<アラムコ選手権 事前情報◇1日◇シャドウクリークGC(ネバダ州)◇6765ヤード・パー72>
米ツアー2年目の馬場咲希が今季6試合目に挑む。先週は3日目に「78」を叩いたものの、最終日に「68」をマークするなど粘り強さを見せた。そんな馬場は、パッティング時に独特なルーティンを行っている。
それは、さまざまな方向からラインを読んでボールを置いた後、後方に立ってヒザを軽く曲げ、低い姿勢で目標方向を確認する動き。その理由は「打ち出しのイメージ」を明確にするためだった。
ラインを後方から見たときと、アドレスしたときの顔の向きがずれることで、目の錯覚による違和感が生じることがある。「普通に見ているだけだと錯覚というか、(構えたときの)視線で少し気持ち悪さを感じて、直してしまうことがある。そういうことがないように『絶対にここに打ち出す』というのを決めるためにやっています」と説明した。
人によってはカップ付近や、ボールとカップの中間をラインの目標地点にするが、馬場は約10センチ先に設定している。その理由は2つ。1つ目は自身が「乱視」と診断されたことによる錯覚の防止だ。目の状態に合わせ、「できるだけ(目標地点を)近くに設定している」という。
2つ目は、視線のズレによる違和感をなくすこと。馬場はボールにアライメントラインを書いておらず、「打ち出しのイメージを線で作るんじゃなくて、自分でスパッと決めたり、イメージを出してやらないといけない」。これも後方とアドレスの視線の違いによる錯覚を防ぐ工夫で、下部のエプソン・ツアーを戦っていた2024年の途中から導入した。
もともと「パターに苦手意識があったので、そういうところから変えてみようと思った。そういう錯覚で、スイングやストロークに関係ないところで悩みたくなかった」と、ラインで合わせるのをやめてから「一気に良くなって、去年はパターがすごく良かった」と好感触を得ている。
ボールのアライメントラインを消し、決め打ちができるようにするために試行錯誤して見つけた“馬場スタイル”。今週もこのスタイルで4日間を完走したい。(文・高木彩音)
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