【オヤジ昇天】値段もサイズもお手軽でした。キャンプ地にできた楽園がこちら…
イチオシスト
記事中画像撮影:筆者
キャンプで、どうにも足先だけ冷える問題…

まだ朝晩と、外は冷える春キャンプ。ダウンジャケットを着込んだり、ストーブや焚火などで暖を取っても、足先の冷えだけはなかなか手強いのが、筆者の目下のお悩みでして……。
こういうとき、「足湯」なんてできたら最高じゃないですか? 最近は、「足湯付きサイト」のあるキャンプ場なんかも実在しますし。

参考:DOD
また以前、DODの「ロケットサブマリンフットバス」なる足湯専用ギアも存在しましたが、燃料に薪を使う設計で、手間やサイズ感も相まってかなり導入のハードルは高い印象でした。
筆者としては「もっと手軽にあったまりたい」のです。火を使わない電気式なら、テント内でも使えて最高なんですが。
コレ、最適解じゃないか?!

というわけでAmazon探検に出掛けた筆者。なんと見つけましたよ! こちらのサンコー「あし〜ゆ2」です。
要は家庭用の電気式フットバスなんですが、似た類のアイテムも数多くある中、「キャンプで手軽に使う」なら最適解かも?!と思えるポイントが満載なんです。
これを使ってお花見しながら「足湯キャンプ」とか……、情緒あふれる、新たなキャンプカテゴリの誕生すら妄想しちゃいます。というワケで今回は、こちらを詳しくレビューします!
あし〜ゆ2サンコー

サンコー「あし〜ゆ2」はここがすごいぞ
2Lペットボトル×2本分の水でOK

まず、サイズはW410×D340×H200mmと、大きすぎず小さすぎず、「足湯」をするのに過不足のない感じです。
対応足サイズは32cmまでなので、かなり大きめの人まで使えますね。
そして、必要な水の量がポイントで、水4Lが推奨量(最小2.7L〜最大6L)。2Lペットボトル2本で済むと考えると、一気にキャンプでの使用のハードルが下がります。
しかも折り畳める!軽い!

本体自体の重量も約2kgですから、水を足しても総重量は約6kg。
ご覧のようにハンドルもついており、あまり力のない人でも、キャンプ場内での運搬程度なら、そこまで不便を感じることはないかと思います。

しかも! この商品がスゴいのは、画像のように、浴槽部が蛇腹式でペタンコに折り畳めるところなんです。

畳んだところを横から見ると、厚みはたったの10cm。見切れていますが、横に置いた一般的なカセットコンロとほとんど変わらぬ厚みです。
自宅での保管場所はもちろん、車載時のストレスも大きく軽減できそうで、ソロレベルだとマストアイテムにできそうな予感……。
12分で43℃になるらしい

冒頭でも触れましたが、水を温めるのは電気式。温度が19℃の水4Lを使用した場合、約12分の加熱時間で40℃に達するそうな。
しかも、温度は35〜43℃まで1℃刻みで設定可能という細やかさ。
消費電力は約500Wなので、20分間使うと167Whの電力量が必要です。なので、AC電源付きサイトがなくても、出力500W以上で容量200Wh程度のポータブル電源で十分使えるハズ。
ただし、水温や気温が低い場合はもっと時間がかかるため、400Wh以上あると安心ですね。

そして内側を見ると、何やら複雑な構造なのですが、これ、マッサージ用の「足裏ローラー」が8個、さらに「バブル・アロマポケット」まで装備しているんです。
至れり尽くせりというか、ときめいちゃうぐらいの贅沢さです。これはもうキャンプ場で活躍させるしかないですね。セレブキャンプができそうです。
排水の心配もなさそう

もう1つ気になるのが、排水の手間。ですが、底部には排水弁がついているので、持ち上げて傾ける手間もナシ。樹脂パーツながら深くまでしっかり挿さるので、水漏れの懸念もなさそう。
使用後の水を「どこで捨てるかの問題」はありますが、それは後半で詳しく考察します。
実際にキャンプ場で使ってみた
では早速、キャンプで足湯を楽しんでみます。
季節は2月の終わり。この日は寒さがぶり返し、北風の冷たい冬キャンプさながらの気候。足湯ライフがより楽しめそうと、ワクワクしながらキャンプ場へいざレッツゴー。
あし〜ゆ2サンコー

焚火台が1つ増えた程度のスペース

まず運搬です。編集部のムチャぶりによる?大荷物には慣れている筆者も、これには感動。厚さ10cmに畳んだ「あし~ゆ2」の薄さは、せいぜい焚火台が1つ増えた程度。
これなら、スペースに悩まされることなくラクラク積載できてしまいます。
準備もあっという間に完了!

続いてテント内で検証を。
今回はポリエステル製の、テンマクデザイン「サーカスST DX」を使用しました。湯気による結露を考慮するなら、TCやコットン素材の方がよいかもしれません。
ポータブル電源は、念のため1,500Whの容量がある大型の、BLUETTI「EB150」を使用。
なお、汚れが付着しにくい砂利サイトなので、「あし~ゆ2」を直接地面に置いていますが、シートやすのこがあっても良かったかも。

炊事場の近いサイトだったので、空の「あし~ゆ2」を手で運び、水道から直接水を注ぎます。
炊事場が遠くて運搬が面倒な場合、2Lのペットボトル2本を持参しておけば、グッとラクになるかと思います。
適温まで上げていくぞ…!

先ほども触れた通り、この日はなかなかの真冬日!
本当はさっさと薪ストーブに火を入れたいところですが、足湯体験をより濃密に味わうため、ガマンの子でいざスイッチオン! 設定は最高の43℃とします。

公式サイトでは「19℃の水4Lが40℃に達するのに約12分」とありましたが、屋外で寒いうえに水道水の温度も低く、湯温も最高の43℃に設定したためか、思ったより時間がかかります。
およそ倍以上の25分ほどかけて「あし~ゆ2」から湯気が立ち上がってきました!
手を入れてみると、おお、江戸っ子好みの熱湯! いや、ちょっと設定温度よりも高くなりすぎな印象ですかね。とはいえスイッチを切ると、気温の低さもあってほどなく適温に。
足を入れた瞬間、声が出た

これはもう試すしかありませんね。というわけで、足をドボン。いや、極楽かよ。こんなに手軽に地上の楽園が見つかるなんて……。
湯加減最高で、足先のみならず、設営と撮影で冷え切った体がみるみる温まっていくのがわかります。もうキャンプ中、ずっとこれでいいかも!
なお、湯気がテント内にこもることで、多少の暖房&加湿効果を期待していましたが、この日の強風で、湯気が全て外へ飛ばされてしまいました。風向きやテントの構造次第では、多少効果があるかもしれません。
付加機能はあくまでオマケ的

勘違いしていたのが、マッサージ機能は電動ではなく、自分の足でゴロゴロ動かすアナログ仕様だったところ。ただまあ、これはこれで結構気持ちいいです。
一方で、バブルは電動でちゃんと出ます! 正直、雰囲気程度な気もしますが、極楽レベルが1つ上がったぐらいの効果はしっかり楽しめました。
アロマオイルは未使用ですが、屋外だと湯気と同じく、風やテントの構造次第で雲散霧消しそうな気もしますね。
露天湯だっていけるぞ!

さらにテント外でも、しっかり使えましたよ。水が少量なのが良いのか、時間はかかるなりにも、かなりの寒さでも設定温度まで上がりました。
ボーッと美しい景色を眺めながら温まるも良し、焚火を楽しむ際の補助暖房としても良さそう。ただし、樹脂パーツの多い電気製品なので、焚き火との距離や火の粉には注意しましょう。
片付けだけはちょっと悩ましい

排水自体は簡単なものの、キャンプ場だと「どこに捨てるか?」が悩ましいところ。何せ足を突っ込んだお湯なので、どうしても衛生面でのエチケットが問われますよね。
この日はキャンプ場のオーナーに確認。すると、やはり「炊事場への排水はさすがにちょっと……」とのことでした。
結局、今回はオーナーに許可を得て、場内の通行や設営に影響のない端の方の場所に排出。足洗い場のような設備があればいいのですが、基本は必ずキャンプ場に許可をもらった場所に排出するのが望ましいですね。
ひょっとして、「簡易シンク」にもなる?

4Lのお湯がどこでも手に入るということは、もしかすると洗い物にも使えるんじゃないか、なんていう考えが浮かんでしまった筆者。
水が冷たい時期、お湯で洗い物ができたら最高なんですが、はたして「あし~ゆ2」で洗い物はできるんでしょうか?

こちら、結論から言うと、実際にはなかなか難しそうです。
まず、食器に付着した油分や洗浄に使う洗剤が、浴槽内の機械部に混入するのは、どう考えても故障の原因になりそうです。
そこで、水を入れた大きめのビニール袋を湯煎のように浴槽内で温めて、その中で食器を洗うのはどうか? と考えたものの、ヒーターが底面のど真ん中にあり、ここにビニールが触れるのはリスクが高そう。

さらに、内側は抗菌加工されてはいるものの、実は「あし〜ゆ2」自体が丸洗い禁止なのです。
お湯を排出した後は、「水分を拭き取りしっかりと自然乾燥」というお手入れ方法しか記載がなく、やはり中性洗剤などの使用は厳しそう。
つまり、ビニール袋を使っても、万が一食器の油汚れや洗剤などが流出したらNGなワケです。

出典:THANKO
さらに、取扱説明書には有機溶剤や漂白剤、消毒液、研磨剤などの使用も禁止という記載が。
アルコールでの除菌などもNGのため、どうしても食器洗いに使いたいなら、あくまで自己責任のうえ、お湯を作るだけにして、別途折り畳みバケツに移すのが現実的でしょうか。
気になるところもなくはない
電力量には余裕をもって

気温や水温の低さという条件も相まってか、キャンプ場では湯温が43℃に上がるのに25分かかった「あし〜ゆ2」。
ですが後日、気温20℃の屋内で試したところ、やはり25分程度かかりました。なので、気温よりも水温による影響が大きい気がしています。
両日とも水温は計測しないものの、19℃以上の水が水道から出てくる時期は、かなり限定的です。基本は「25分以上はかかるかも」という想定での運用が賢明かもしれません。

そして、時間がかかるとそれだけ電力消費も増えます。屋外で湯温が冷めやすい分、温度維持にも電力を要します。
消費電力の数値だけに基づくギリギリの電力計算だと不足する可能性があるので、ポータブル電源の場合は、電力の容量に十分余裕をもって運用するのが良さそうです。
また、「あし~ゆ2」には30〜60分まで10分単位で設定可能な温度維持用のタイマー機能もついているので、これも活用することをオススメします。
冬キャンプに「足湯」は文字通りの極楽!

最初はネタ企画のつもりだったのですが、実際やってみたら想像以上に良かった「あし~ゆ2」。
冬場は諦めがちなお風呂の代わりに温まれるし、足が冷えて眠れないなどの冬キャンプにありがちな悩みも、一気に解消されそうです。
約2kgで価格も1万円弱と導入のハードルも低め。筆者は完全にこれ、冬キャンプのマストアイテムになりました! ぜひ一度、試してみてほしいです。
あし〜ゆ2サンコー

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記事提供元:CAMP HACK
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