1カ月でまさかの35万円!子どものゲーム課金で生じた自己嫌悪と強い不信感。世帯年収850万・42歳男性が学んだこと
イチオシスト
回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年3月、インターネット上で「子どもにまつわるお金トラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回エピソードを紹介する42歳男性は、そのアンケートの回答者。男性のプロフィールは以下の通りです。
回答者本人:男性(42歳)
居住地:愛知県
同居家族の構成:妻(39歳)、長男(11歳)、長女(8歳)
回答者の職業:会社員(正社員・営業)
配偶者の職業:パート・アルバイト
回答者個人の年収:約650万
現在の世帯年収:約850万
住居形態:戸建て(注文住宅)
現在の金融資産状況:貯蓄1000万円、投資信託250万円、生命保険(積立)300万円
トラブル当時の子どもの年齢:9歳
父親が渡した古いスマホで……1ヶ月で35万円の高額請求
愛知県の注文住宅で39歳のパートの妻、11歳の長男、8歳の長女と4人で暮らす会社員の男性(42歳)。自身は正社員の営業として650万円の年収を得ており、今の世帯年収は850万円ほどです。貯蓄1000万円や投資信託など、計画的に資産形成も行っています。
そんな男性は2年ほど前、当時9歳だった長男がオンラインゲームに大金をつぎ込んでしまっていたことが発覚したと言います。

当時、男性は使わなくなった古いスマートフォンを長男に渡していました。スマホは自宅のWi-Fiと接続されており、長男がスマホを使ってオンラインゲームで遊ぶことも容認していたそう。
ところが、長男は「オンラインゲーム内で大量のアイテムやガチャへの課金を繰り返していた」と言います。実は、長男に渡したスマホは男性のクレジットカード情報が連携されたままになっており、カードでの決済も可能な状態でした。
「長男本人はゲーム内の通貨を増やしている程度の軽い認識でした」と振り返る男性。ただ、実際には“リアルマネー”が支払われており「1ヶ月の間に合計で約35万円という高額な請求がクレジットカード会社から届いたことで、思わぬ事態が発覚しました」と言います。
男性によると、決済時にパスワードの再入力も特段求められない設定になっていたのだとか。この設定の見落としこそが、子どもでも簡単に決済できてしまった大きな要因だったと言います。
請求額を見て襲ってきた自己嫌悪。同時に子どもへの信頼も崩れてしまい……
請求額の数字を二度見したという男性。「怒りよりも先に『一体何が起きたのか』というパニックに近い驚きと、親としての管理の甘さに対する自己嫌悪が襲ってきました」と当時の心境を明かします。

子どもがわざとやったわけではない……そう思いたい反面、裏切られたような悲しみも。「数日間は妻とも顔を合わせるたびに溜息が出るような、重苦しく最悪の空気感の中で過ごしていました」と、男性は振り返ります。
住宅ローンの返済や教育資金の積み立てを計画的に行っていたため、急激に35万円という現金が消えることは家計にとって非常に大きな打撃でした。
さらに影響が大きかったのは家族への「信頼」です。「それまで子どもを信頼して自由に端末を使わせていた」という男性。
わざとだったのか、わざとではなかったのか、判然としないとはいえ、子どもが自分に隠れて課金をし続けていたという事実に「(子どもへの)不信感が強まり、修復に多大な時間と精神的エネルギーを要した」と、精神的な負担の大きさを明かしました。
窓口への丁寧な説明で全額返金に。親の管理責任を痛感
事態の発覚後、男性はすぐにクレジットカード会社へ連絡。まずは不正利用の可能性がないかを確認しました。
その上で、子どもが利用していたiPhoneを販売するAppleのサポート窓口へ「未成年による誤操作」としての返金申請を行いました。
男性は申請を行う前、同じような経験をした人がいないかSNSや掲示板で事例を調べた上で「どのように説明すれば返金が認められやすいか、また再発防止のためにどのようなフィルタリング設定が有効かを徹底的に調べて、速やかに実行に移しました」と言います。
「Appleのサポートに丁寧に事情を説明した結果、初回ということもあり、幸いにも全額が返金対象として認められました」と男性。無事に35万円を取り返すことができました。

このトラブルを経て「(子どもに)デジタルのリスクを具体的に教えることと、親が管理の責任を放棄しない重要性を学びました」と男性。便利なデジタル機器だからこそ、親がしっかりと設定面を管理し、リスクを教えることの大切さを学んだと言います。
もし、子どもに古いスマホを渡したときに戻れるとしたら……?男性は「子どもに端末を渡す前に、必ずペアレンタルコントロールを設定し、パスワードを知らなければ1円も決済できない状態を物理的に作ります」と教えてくれました。(※編集部注:子どもに渡す前のiPhoneのおすすめ設定方法は下のリンクでチェックできます)
>>>子どもを守る!iPhone「フィルタリング設定」完全ガイド
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年3月、「子どもにまつわるお金トラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。
記事提供元:ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
