祖父の死後、祖母との間で勃発した遺産トラブル。年収200万の女性が「お金の話なんて今はしたくない」と思いつつも見守った結末
イチオシスト
回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年2月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回エピソードを紹介する20代女性は、そのアンケートの回答者。女性のプロフィールは以下の通りです。
回答者本人:女性(20代)
居住地:愛知県
同居家族の構成:両親(70代)、兄・姉(30代)
回答者の職業:事務職(正社員)
回答者個人の年収:約200万
現在の世帯年収:不明
住居形態:戸建て(分譲・建売)
現在の金融資産状況:世帯で1000万以上
祖母と真っ向から対立した遺産の分割協議
愛知県で事務職の正社員として働く20代の女性。一軒家で70代の両親、30代の兄・姉とともに暮らす女性は過去に身内間での金銭トラブルに巻き込まれてしまったと言います。
その発端は祖父が亡くなった後の遺産分割協議でした。

祖父が遺した預貯金や不動産の扱いについて、「法定相続分を基準に公平に分けたい」と考えていたという女性の両親。ところが祖母は、「家は自分が守るものだから全て自分の名義にしたい」と強く主張し、一歩も譲りませんでした。
結果として「感情的な言い合いになり」、話し合いは一時中断することに。
無理な主張を押し通そうとする祖母によって両親が追い詰められていく中、兄や姉は必死に両親をフォローしていました。しかし、女性自身はそんな家族の姿を前に「ただただ見守ることしかできない」という強いもどかしさを感じていたそうです。
板挟みになる父親。悲しみと戸惑いが交錯する日々

一番の問題は、生前に父親が祖父の介護を多く担っていた点をどう評価するかでした。その貢献を考慮してほしいと伝えたものの、祖母は「家族だから当然」と取り合わなかったと言います。
当時は「祖父が亡くなった直後で悲しみが癒えない中」での話し合いに、「お金の話なんて今はしたくない」という本音と、「きちんと整理しなければ後で揉める」という現実の間で揺れ動いていたと明かす女性。
さらに、強い口調で主張されたときは怒りよりも「戸惑いと寂しさが大きかった」と振り返ります。これまで築いてきた身内のつながりがお金の問題でぎくしゃくしてしまうことを悲しんでいました。
父親が「板挟みになっている姿を見るのも苦しく」、毎晩のように「どうすれば丸く収まるのか」と思いを巡らせていたそうです。
専門家の介入で得られた納得のいく決着、祖母との今の関係は?
祖母と両親の間で起こった金銭トラブルに、女性は「感情的な話し合いでは前に進まない」と感じたと言います。そこで、女性はまず、相続内容を紙に書き出して整理。「預貯金、不動産、保険などを一覧にし、法定相続分についても調べて(家族に)共有」しました。
さらに第三者である司法書士にも相談し、「専門家から法律上の説明を受ける」という行動に出ました。専門家が入ったことで祖母も徐々に冷静さを取り戻し、「感情論ではなく具体的な数字で話せるようになった」と言います。

「もめないことを最優先にする」との思いから、父親を通じて「柔らかい言い方で意向を伝える工夫」もしたのだとか。これが功を奏し、最終的には全員が「署名・押印して手続きは完了」しました。
とはいえ、その後もしばらくは祖母とぎこちない関係が続いたそうです。それでも、お盆や法要などの節目の行事では祖母と顔を合わせる機会を大切にしていたという女性一家。時間が経つにつれ少しずつ、以前の距離感に戻っていきました。
一連のトラブルについて「時間はかかったが、感情論だけで進めないことの大切さを痛感したできごとだった」と振り返る女性。この経験を通じて、身内の間でもお金の問題は「必ず書面と第三者を交えて進めるべき」だと強く実感したそうです。
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年2月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。
記事提供元:ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
