“はじまりの地”でボギーなし「65」 古江彩佳のマインドコントロール
<アムンディ・エビアン選手権 初日◇11日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>
古江彩佳が“はじまりの地”で6バーディ・ボギーなしの「65」をマーク。首位に1打差の6アンダー・4位タイ、日本勢最上位でスタートした。
「久しぶりにロングパットがちょこちょこ入ってくれて、すごく楽なゴルフはできたかなと思います」
この日のスタッツも全体的に安定していた。「ティショットが曲がったホールがなかったと思う」と言うように、フェアウェイキープは13ホール中10回。そこからいい流れをキープして、「ピンに狙うショットもうまくできていた」とパーオンは17回を記録。教科書通りともいえるゴルフで魅せた。
10番からスタートすると、前半はなかなかスコアを伸ばすことができず。奪ったバーディは1つだった。「みんなが最初から伸ばしていくなかで、“獲らなきゃいけない”とは思いながら」と序盤は少しだけ焦りも感じていた様子。しかし、そこでプレッシャーをかけてしまうのは悪影響。「あとでもバーディを取れるという気持ち」に切り替え、「諦めずにいいゴルフを続けよう」という心持ちでプレーを進めた。
そして上がってみれば、ボギーフリーの6アンダー。「うれしいです」と気持ちを前向きにできたことが好スコアにつながり、トップとは1打差につけた。「うまく続けていければ」と、この位置をキープして決勝ラウンドに進みたいところだ。
しかし、2日目は雨予報で雷の恐れもある。「ちょっと、そこが心配です」。午後組でスタートするが、18ホールを回り切れることを願いたい。
今大会は2021年に初めて出場し4位。同年「AIG女子オープン」(全英)では20位に入り、その結果が米女子ツアー最終予選会(Qシリーズ)挑戦を後押しすることになった。エビアンは古江にとって“はじまりの地”。今季ここまで17試合に出場し、トップ10入りはツアー1位の8回。思い入れのある舞台で、またも上位争いに加わっていく。(文・高木彩音)
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