【限定19台】「元からレトロ」な車に復刻版!? ケータハム セブン特別仕様車『HWMエディション』の痛快な中身
イチオシスト
昨今の自動車業界ではレトロな特別仕様車が流行しているが、元祖であるケータハムの右に出る者はいない。1950年代の伝説的レーシングカー誕生75周年を祝う「セブン HWM エディション」は、当時の美しいグリーン塗装や特注パーツをまといながらも、0-100km/h加速3.8秒を叩き出す現代の俊足スポーツカーだ。本記事では、イギリス国内限定19台、価格1200万円超えとなるこの特別なセブンの詳細をお届けする。
最近の自動車メーカーの多くはレトロな特別仕様車(スペシャルエディション)がお好きなようだが、ケータハムほどうまくやれるメーカーは他に存在しない。何しろ、1950年代にノーズにロータス(※イギリスの名門スポーツカーメーカー。ケータハム セブンの元祖)のバッジを付けていた頃からそれほど大きく変わっていない「セブン」から始めるのだから、完全に昔へ先祖返りさせるのはかなり簡単なことだ。
そして、それこそがまさに今回行われたことだ。これは1951年製「HWM アルタ」シングルシーター レーシングカーの誕生75周年を祝うために作られた「セブン HWM エディション」である。
ここで、少しだけ背景を説明しておこう。HWMとは「ハーシャム アンド ウォルトン モータース」の略で、現在はサリー州にあるアストン マーティンとケータハムのディーラーだが、1940年代から50年代にかけては、わずかな期間ながらレーシングカーのメーカーでもあった。1951年のマシンは、若き日のスターリング モス(※「無冠の帝王」と呼ばれた伝説的イギリス人ドライバー)を含むドライバーラインナップと共に、国際的なイベントで7勝、2位7回、3位10回という成績を収めた。
HWMは現在でも、5台製造された1951年製シングルシーターのうちの1台を所有しており、その非常に美しい「HWM グリーン」の塗装がスキャンされ、この特別なセブンに再現されたと聞いている。さらに、フロントには特注のグリル、レーシングカーにインスパイアされたサイドパネルのルーバー、そしてリアの中央にはクロームメッキの燃料フィラーキャップ(給油口)が取り付けられている。気の利いた小さな13インチのアルミホイールも装備している。
このHWM エディションはイギリス国内でわずか19台のみが販売され、すべて「セブン 420」がベースとなる。開始価格は57,900ポンド(1220万円)と決して安くはないが、その代わり、210psを発揮する2.0リッター デュラテック 4気筒エンジン(※フォード製の自然吸気エンジン)が手に入るということだ。つまり、見た目は最高にレトロかもしれないが、0-100km/h加速はわずか3.8秒と、スプリント勝負では現代の多くのマシンを打ち負かすことができるのだ。
そして、このインテリアを見てほしい。2つのスクリーン(※フロントガラス)のオプションの後ろには、スミス製(※イギリスの伝統的な自動車用計器メーカー)のクロームメッキメーターと、頑丈な金属製のマスターカットオフスイッチ(キルスイッチ)を備えた、ハンドターン(エンジンターン模様)仕上げのアルミニウム製ダッシュボードが広がっている。さらに、モトリタ製(※イギリスの老舗ステアリングメーカー)のウッドステアリングホイールが備わり、シフトノブとハンドブレーキはどちらもクローム仕上げとなっている。
ああ、それから、シートは軽量なカーボン製と、レザーとタータンチェックのコンビネーションから選べるようだ。私たちなら後者を選ぶが、コンポジット(複合素材)製のバケットシートであっても、オリジナルのアルタよりは快適だろう。あのマシンのドライバーは、ギアボックスを跨ぐように両足を広げて座り、ギアセレクターはステアリングコラムの上にマウントされていたのだから。
「ワークスチームであり、グランプリカーのコンストラクターでもあったHWMの驚くべき歴史を祝うことができることを、大変誇りに思います。このプロジェクトは、ウォルトン オン テームズの小さなチームが、モーターレーシングの最も感動的な時代に、ヨーロッパのグランプリレーシングにおける最強のチームたちにいかに立ち向かったかという物語を伝える、またとない機会を与えてくれました」と、HWMのボスであるガイ ジェンナーは語った。
「これほどまでに熱心で献身的なパートナーとなってくれたケータハムに心から感謝します。手作業で組み立てられた19台の車はそれぞれが絶妙なディテールを見せており、傑出した品質とクラフトマンシップの感覚を備えています」
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=海外の反応=
「『レトロなエディションのケータハム』ってアイデアには、いつだって驚かされるよ(そもそもずっとレトロなのに!)」
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