初心者も全開で楽しめる!学生オフロード“キャンオフ”の熱気と名物レース

イチオシスト

2025年12月14日、長野県飯田市のモトクロスコース「フラットバレーOP2」で開催された「2026 キャンパスオフロードミーティング」にエントリーしてきました。雨の中でも衰えない学生たちの熱気と、現地の様子をレポートします。

キャンパスオフロードミーティングとは?
異なるキャンパスに通う、全国の大学生達が「オフロードバイクを通じて親交を深め、楽しむ」という目的でオフロードコースに集まるイベントなのです。

10〜20代のライダーが集まってやることといえばバイクレース! 熱気あるドッグファイトが繰り広げられるのです。
大学対抗の団体戦レース。順位に応じてポイントGET!
全国の大学チームに所属するライダー達がスプリントやエンデューロにエントリー。リザルトに応じて加算されるポイントで競い合う「大学別対抗オフロードレース(団体戦)」です。長年開催されており、今回でなんと41回目の全国大会になります。
私の小言
ちなみに「キャンパスオフロードミーティング」という大会は、「キャンオフ」とも呼ばれており、とても親しまれている歴史あるレースなんですよ。
■キャンオフ西日本 WEBサイト
http://camoffwest.com/wp
キャンオフとは キャンパスオフロードミーティング の略称で、初心者ライダーにオフロードの楽しさを伝える事を主としたイベントです。 もともとはオフロード黄金期に学生達の交流の場として開催され、運営母体もバイクショップが主となり、関東と関西で開催されておりました。
景気の影響などでイベントが縮小され、一時は学生のみで運営されていましたが
学生選手と大会運営の両立は難しい事もあり
「自分たちが楽しんだキャンオフを今日のオフロード初心者にも楽しんでもらいたい」
というキャンオフOB有志(社会人)と学生連盟により、現在のキャンオフは運営されています。
キャンオフ西日本WEBサイト内『大会概要』より引用
本格的なレース形式
スプリントレース

ライダーの技量に合わせてクラスは3つに分かれており、初心者でも安心して参加できます。
- ビギナークラス
- 中級クラス
- EXクラス(エキスパート)
各クラス2ヒートが行われるなど、内容も本格的です。

オフロード経験が数ヶ月ぐらいのライダーや、そもそも「バイクレースが初めて!」というライダーは「ビギナークラス」にエントリーしていました。
ビギナークラスとはいえ、順位が入れ替わるトップ争いや、実力がぶつかり合うデッドヒートなどは「リアルガチ」の勝負。ギャラリーも大盛り上がりのレース展開でした。

中級クラス、EXクラス(エキスパート)とクラスが上がるにつれてスピードも速くなり、どのクラスも迫力のあるレースが行われていました。
1.5時間エンデューロ

午前中のスプリントコースを逆走し、コース脇に逸れて林道やタイヤセクション、ガレ場や丸太エリアを含むレイアウト。難所を避けられる迂回ルートも用意されているため、初心者から経験者まで技量に関係なく周回を重ねることができます。

ビギナーから上級者まで混走で行われるレースのため、渋滞やスタックが発生することもありますが、それもエンデューロの醍醐味です。
コンパクトなコースレイアウトながら、本格的なエンデューロを味わうことができる、皆が楽しめる仕上がりになっていました。

名物「街乗りクラス」笑いのレース……そして散る
キャンオフ名物の毎年恒例の種目といえば「街乗りクラス」。
スクーター、4ミニ、オンロードスポーツ、さらにはBMXなど、ジャンルを超えたバイクが「横一列」に並ぶ光景は、キャンオフ名物であり伝統です。


笑いと歓声に包まれるレース展開は、キャンオフならでは。
学生ならではの自由な発想が生んだ「街乗りMX」の歴史は20年も前の事。
当時参加していた学生ライダーやスタッフはもちろん、居合わせた国際A級ライダーも腹を抱えて笑い、熱い声援を送っていた光景は、今も変わることはありません。
違う!生成AI画像じゃない!

特に観客の注目を集めたのは、オレンジ色のオンロードバイク「KTM RC390」。しかもタンデム状態。最近話題の生成AI画像ではありません。現実です……そして見事に散る二人。

RC390を駆る二人の雄姿を、ぜひ皆さんの記憶に残していただきたい(KTMファンは泣くかも)。
表彰式と抽選会
リザルトの集計が終わったら表彰式が始まります。各クラス1〜3位が表彰され、副賞とともにシャンパン(炭酸水?)でシャンパンファイト。

午後3時、日が傾きかけた寒空の下でも学生たちは大盛り上がり。
シャンパンシャワーを浴びて、びしょ濡れでも楽しそうです(ほんと、学生って……)。

私の小言
シャンパンを浴びる光景は「キャンオフ」の伝統行事とのこと。自然発生的に始まったので、特にご利益は無い。

お楽しみの抽選会は、ヘルメットバッグや各種ケミカル、グローブやシャツなど、キャンパスオフロードへの協賛企業から提供されてました。
参加費はお得?
参加費は必要。でも実はかなりお値打ち! 理由はエントリーフィー(参加費)を支払えば、スプリントクラス、エンデューロクラス、街乗りクラス、全て出場可能という太っ腹なシステムなのです。

学生向けイベントということもあり、価格も比較的リーズナブル。参加しやすいため、各クラスの出走台数も多く、盛り上がっています。
社会人の参加も可能で、万一の事故に備えて救護スタッフも常駐しています。初心者がチャレンジしやすい環境が整っているので、エントリーしてみては?
会場では、特産品のリンゴやキッチンカーも出店
長野開催ということもあり、リンゴの直販も出店。シャリシャリ、サクサクでジューシーなリンゴは産地ならでは。私も購入させていただきました。

また、キッチンカーでは唐揚げや豚汁も販売されていました。
さらにバイク用品のブースも出店しており、オフロードライダーの心とお腹の両方を満たしてくれる充実ぶり。レースだけでなく、会場全体で楽しめるイベントでした。

長年続く理由

キャンオフの魅力は、初心者でも挑戦できる空気が自然に作られていること。
- 会場のほどよい“ゆるさ”
- 丁寧な運営
- 気取らない安心感
そんな魅力に背中を押されたライダーたちが、自然とエントリーしていく……。
その積み重ねこそが、41回続く理由なのでしょう。
初心者でもチャレンジできる環境づくりこそが、キャンオフの「ブランド」。
そして、その歴史がそれを証明しています。


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
