女王・佐久間朱莉が開幕44H連続ボギーなしの新記録樹立 不動裕理以来のVレコードも目前
イチオシスト
<ダイキンオーキッドレディス 3日目◇7日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6610ヤード・パー72>
笑顔で親指を立てた。8番パー3。グリーン左手前のバンカーから2打目をピン横1.5メートルに寄せて、カップの真ん中から沈めた。初日からのスコアはバーディとパーだけ。開幕からの連続ボギーなしを44ホールに伸ばし、ツアー記録を更新した佐久間朱莉が“いいね!”のサムアップだ。
「記録のことは知りませんでした。へぇ~、すごいですね。(サムアップは)今週はバンカーショットを強化して挑んでいるので、うまくいって良かったなぁ…でした」
この日は最大瞬間風速16.5m/sの強い北風が終日吹いた。トーナメントコースレコードの「62」をマークした穏やかで暖かった前日とは一転し、冷たい風が選手を悩ませた。厳しいコンディションの中、4番でスコアを伸ばし、単独首位を快走。ティショットを右に曲げ、根っこのところがめくれたような厄介なラフに入った9番は2打目をミスして、2026年最初のボギーを打ったが、昨季の年間女王が開幕戦からいきなり大きな仕事をやってのけた。
「9番のティショットは埋まっちゃったのかなと思うくらい、すっぽり入っていました。あそこはしょうがないかな。ボギーはいつか来ると思っていたので、ミスは最小限に抑えることを心がけました」
連続ボギーなしのツアー記録は2024年に山下美夢有が9月の「日本女子プロ」から「日本女子オープン」にかけてマークした113ホール連続だが、シーズン開幕からの記録は1999年の具玉姫(韓国)が作った43ホール連続。まだ手探りの状態ともいえるオフ明けの初戦で、ボギーをたたかないことは至難の業なのだ。
前日の「62」は03年大会の具玉姫に並ぶレコードだったが、この日は1985年の「紀文レディース」で韓国勢で初めて日本で優勝したレジェンド超えを達成。連続ボギーなしの記録は止まったが、スコアを落としたのは9番だけ。後半は3バーディを奪って「69」と伸ばし、トータル14アンダーで開幕戦Vに王手をかけた。
「何が起こるか分からないコース。オフにやってきたことだけに集中することを初日からやってきたので、そこは崩さずにプレーしたいです」
2位に4打差をつけて最終日を迎える。初日からの首位を守り、2位に9打差をつけた昨年10月の「マスターズGCレディース」以来となるツアー通算5勝目は目前。年間女王が翌年の開幕戦を制すれば、01年と03年の不動裕理以来、2人目(3度目)となる。「あすの天気予報はまだ見ていないけど、風が吹いたら出球とリズムに集中して、しっかりマネジメントしてプレーしたいです」。
風が吹こうが吹くまいが、自分のゴルフに徹するだけ。勝つための術を知っている女王は自在にゴールを目指す。(文・臼杵孝志)
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