アイアン大きめ、1W小さめ 菅楓華のクラブ選びは「見え方」重視
イチオシスト
<ダイキンオーキッドレディス 2日目◇6日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6610ヤード・パー72>
女王・佐久間朱莉が大会コースレコードタイとなる「62」をマークする中、同組で回った菅楓華も6バーディ・1ボギーの「67」。首位の佐久間と4打差の3位タイにつけた。
開幕戦初出場となった昨年大会では、初日に単独首位発進。3日目までその座を守り、完全Vも目前だった。しかし、最終日は勝負どころの終盤で2ボギーを喫し、岩井千怜に逆転を許した。
それでも開幕から3試合連続で最終日最終組を回るなど序盤戦で存在感を示し、9月の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で初優勝。メルセデス・ランキングも4位で終え、飛躍の一年を送った。
あれから1年。リベンジへの強い思いを胸に、再び沖縄の地へ戻ってきた。「1年前は単独トップでのスタートだったので、状況は違うんですけど、相性はいいなって思っている。あと2日、いいイメージで追いかけて行ければなと思います」と、虎視眈々と雪辱を狙う。
オフは地元・宮崎県で過ごし、トレーニングや100ヤード以内のショートゲームを中心に準備を進めた。「成長や進化を見たい」と、同じメニューを繰り返すだけではなく、新たなメニューを取り入れる工夫も凝らした。
一方で、ギアは「何も変えていないので去年と同じです」と不変のセッティングで開幕を迎えた。もっともテストは重ねており、三菱ケミカルの新作シャフト『ディアマナ スティンガー』も試した。
同社のエースシャフト『テンセイプロブルー1K』よりも少し硬めで、「スピン量は少なく、風に強い」球が出るのがメリット。ただ、その硬さゆえに4日間を戦う中で「疲れが出る」懸念もあり、最終的には投入を見送った。
最も自信を持つクラブは、スリクソンのアイアン『ZXi5』。シリーズの中でも大きめのヘッドと深いキャビティが特徴で、「厚めのやさしそうな顔」がお気に入りだ。
全体的にやさしめの顔が好みの菅だが、ドライバーの好みだけは少し異なる。「コンパクトで小さいのを使うので、そこは他のプロの方とは違うところかな」。シリーズの中でもヘッド体積450ccの小ぶりな『ZXi TR』を使用する。操作性に優れたモデルだが、選んだ理由はあくまで「見え方」。そこを最も重視してクラブを選んでいる。
自信を持つ不変のアイアンは「すごく安定していて、バーディチャンスに多くつけられた」と振り返る。パーオン率は初日の55.5%から72.2%(13/18)へと上昇。佐久間のプレーに「ついて行くような感じ」で、自身もバーディを積み重ねた。
「何があるか分からないので、3つか4つぐらい差があってもひっくり返せると思う」。今年もツアーの中心人物として大会を盛り上げていく。(文・齊藤啓介)
【菅楓華のセッティング】
1W:スリクソン ZXi TR(9° テンセイプロブルー1K 50S)
3W:スリクソン ZXi MK II(15° テンセイプロブルー1K 50S)
3,4,5U:スリクソン ZXi(19,22,25° テンセイプロ1Kハイブリッド70S)
6I~PW:スリクソン ZXi 5(N.S.PRO 850GH neo S)
48,54,58°:クリーブランド RTZ(N.S.PRO 850GH neo S)
PT:オデッセイ TRI-BEARM #2
BALL:スリクソン Z-STAR XV
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