“おとぎ話の地”カッパドキア オルタヒサルがスローシティーに正式加盟
イチオシスト
政治的にも経済的にも狭くなった世界。遠方の出来事であっても、即刻日常生活がさまざまな影響を受け、旅好きにはさらにダイレクトに響く。そんな中、平和を願いつつ旅したい場所がある。持続可能なまちづくりを推進する国際的な「チッタスロー(スローシティー)」ネットワークに正式加盟したトルコの歴史的村、オルタヒサルを、トルコ共和国大使館文化観光局が紹介している。
1999年にイタリアで始まった「チッタスロー運動。地域固有の文化や伝統、食、建築、歴史を守りながら、住民の生活の質を高め、「よりよく生きるためのちょうど良いサイズのまちづくり」を目指す国際ネットワークだ。地域の個性と持続可能性を尊重する都市モデルとして、世界的に広がりを見せている。
今回正式加盟したこのオルタヒサルは、“おとぎ話の国”とも称されるカッパドキア地方の中心。Forbesが発表した「2025年 世界で最も美しい村50選」に選出されるなど、国際的にも評価が高い。古代の岩窟建築が今なお暮らしの風景の中に溶け込み、この地ならではの景色を見ることができる。
町の中心にそびえるオルタヒサル城は、ヒッタイト時代に建てられたと考えられており、現在では地域でも有数の展望スポットとして、カッパドキア特有の壮大な奇岩地形を一望する絶景を楽しめる。岩を削って築かれた城内には洞窟や鳩小屋、迷路のように入り組んだ通路が広がり、「世界最古級の多層型居住地の一つ」ともいわれている。
城を囲む町並みには、カッパドキア伝統の石造建築が取り入れられ、町の石畳の小道には、アプリコットの屋台やバラの香り漂うティーガーデンが並び、かつて地域の農業を支えた渓谷へと続いている。岩窟倉庫は、代々リンゴやジャガイモなどの地元農産物に加え、地中海沿岸から運ばれたかんきつ類を保存してきたという。
またサルジャ教会、ジャンバズル教会、タヴシャンル教会、バルカン・デレシ教会群、ハッラチ・デレシ修道院など、精神的・文化的遺産を物語る宗教建築も数多く残されている。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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