日本勢最上位の池村寛世が驚嘆 LIVゴルファーは「70ヤードでも止められる」
イチオシスト
<ニュージーランドオープン 最終日◇1日◇ミルブルック・ゴルフリゾート(ニュージーランド)◇6961ヤード・パー71>
首位と5打差の5位から出た池村寛世は、6バーディ・2ボギーの「67」をマーク。トータル17アンダーまで伸ばし、日本勢最上位の3位タイで4日間を終えた。
この日は夏のニュージーランドらしからぬ寒さと雨風に見舞われた。池村は1番でボギーを喫したが、粘り強くプレーを続け、終盤15番からの3連続バーディでトップ3に入った。
「きょうは我慢しながらのラウンドでした。こんなに風が強くて寒い中で結果を出せて、すごく自信になりました」。1月末から着手している“新スイング”や、オフに特化したショートゲームの成長を感じられるラウンドになった。
さらに、「一緒に回ったLIVの選手を見ながら、いい勉強になりました」。単独2位に入ったルーカス・ハーバート(オーストラリア)のプレーに舌を巻いた。
池村の平均飛距離は300ヤード超。日本では飛ばし屋だ。しかし、ハーバートは池村の15~20ヤード前に行き、フォローの風だと40ヤードほど違うという。
「飛距離が出るのはもちろんなんですけど、短い100ヤード以内でもしっかりチャンスを作ってバーディを獲る。それを見ていると、自分も技術が足りないと感じました」
特に印象に残ったのは、70ヤードからのショットだった。グリーン手前にピンが切られて、しかもフォローの風。難しい状況だったが、ハーバートはいとも簡単にグリーンに止めた。
「70ヤードであんなに止まるんだ、って(笑)。短い距離で、しかもフォローの風。しっかりスピンを入れられるイメージは、僕にはまだないです。今週はグリーンが硬かったので、僕はスピンを入れようとすと低く出て前に跳ねてしまいます」
ハーバートはスピンバックするような柔らかい球を打つ。「打ち方を見ると、かなり打ち込んでいるんです。その距離感、技術はもう少し必要だなと感じました」と、モチベーションを高める一日となった。
池村は2月の「フィリピンゴルフ選手権」で今季初戦を迎えており、今大会が2戦目。今季の目標は「日本とアジアの両ツアーで優勝を挙げる」こと。昨年は日本で優勝を挙げたが、アジアでは逃した。
「日本は複数年シードが獲れたので、今年はインターナショナルシリーズを優先に考えています」
高額賞金がかかるアジアンツアーのインターナショナルシリーズでは、ポイントランキング上位者にLIVゴルフ出場権が与えられる。目標とする舞台に向けて、池村は日々成長を続けている。(文・小高拓)
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