集団同士の対立はどのようにして起きるのか?【社会心理学】
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イチオシスト
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イチオシ編集部 旬ニュース担当
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集団同士の対立はどのようにして起きるのか?
敵集団への強い敵対感情によって対立が起こる
味方のチームに声援を送り、敵チームには野次を飛ばす。スポーツマンシップを無視した行為ですが、スポーツの現場でたびたび見られる光景です。
人は自分が属するチーム(内集団)には思いやりを持ち、他人が属するチーム(外集団)には敵がい心を抱きます。こうした集団間の対立を「集団間葛藤」と呼びます。シェリフらは、集団間葛藤を解消する方法を探すために3つの段階で構成された「泥棒洞窟実験」を行いました。
第1段階では、11歳から12歳の少年を22名集めて2つの集団にわけ、互いの集団の存在を知らせずに泥棒洞窟というキャンプ場に連れて行きました。最初の1週間ほどは、それぞれハイキングなどを通して、仲間意識を高めさせ、内集団を形成させました。
第2段階で、顔を合わせたふたつの集団を、賞品のかかった野球や綱引きで戦わせて、集団間葛藤を生じさせました。また、それぞれの集団では、仲間同士の団結や凝集性が高まり、相手(外集団)に勝つための組織の再編成が行われました。
この段階で集団間の人間関係を調べるために友人調査が行われましたが、ほとんどの少年が、内集団の仲間を友人と答えました。つまり、集団間葛藤が生じている場合は、仲間への連帯意識、相手集団への敵対意識がより強化されると判明したのです。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 社会心理学』監修:亀田達也
記事提供元:ラブすぽ
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