子ザルの「パンチくん」が引きずられる動画が世界中に拡散 市川市動物園が声明

イチオシスト
2月20日、市川市動物園の人気ニホンザル「パンチくん」が他のサルに引きずられる動画が話題になったことを受けて、同動物園が声明を発表しました。
子ザルのパンチくん
パンチくんは昨年7月に生まれた子ザルで、母ザルが育児に興味を示さず育児放棄したために、その後しばらくは飼育員の手によって育てられました。生まれたばかりのニホンザルは本来、母ザルにしがみつくことで安心感を得たり、筋力をつけたりするそうで、パンチくんには母親がわりのオランウータンのぬいぐるみ、通称「オランママ」が与えられました。
パンチくんがオランママを連れて歩き回る姿は国内外で話題になっており、SNSでは「がんばれパンチ」「Hang In There Punch(がんばれパンチ)」といったハッシュタグが世界中で広がっています。ぬいぐるみの販売元であるIKEAの日本法人からは、動物園にオランウータンを含むぬいぐるみ33個が贈られました。
他のサルに引きずられる映像が拡散
2月19日、あるXユーザーによって、パンチくんの動画が投稿されました。
その動画は、大人のサルがいきなりパンチくんに掴みかかり、地面を引きずり回すというものでした。その後、パンチくんはオランママの元へと一目散に駆け出し、しがみついていました。
この動画を受けて、X上では「群れで生きていく為の試練ですよね…」といった声もありましたが、「かわいそう」といった声も多数上がります。動画は海外でも拡散され、ある有名インフルエンサーからは、パンチくんを25万ドル(約3870万円)で買い取るという申し出まで飛び出しました。
こうした声を受けて、20日、市川市動物園は声明を発表し、
市川市動物園・飼育担当です
現在、広く拡散されている動画を拝見しています。パンチが群れの他の子ザルに近づきコミュニケーションを取ろうとしていたところ、その子ザルからは避けられてしまいました。パンチがコミュニケーションを諦めて座ったところを大人のサルに起こられて引きずられているようでした
今回パンチを引きずったのはパンチがコミュニケーションを取ろうとした子ザルの母親だと思われます。おそらく母ザルは子ザルが嫌なことをされたと思い、パンチに対して「子ザルに嫌なことをするな」と怒ったのではないかと思います
と説明しました。さらに、
これまでにもパンチは何度も怒られたりすることでサルとして生きるためのコミュニケーション方法を学んできています
動画では引きずられた後、ぬいぐるみへと逃げ込んでいますが、少し時間が経てばいつも通りぬいぐるみから離れて他のサルとのコミュニケーションも取っていました
ニホンザルの群れへの合流をさせるにあたって、こういった出来事もあることは覚悟してきました。これまでも何度も群れのサルに怒られることはありましたが、本気で攻撃しようとするサルはいません
パンチは怒られながらも、立ち直りの早いメンタルの強さも持ち合わせています。色んなサルとのコミュニケーションを取ろうとした結果の群れのサルからの躾が行われるのは、ただかわいそうと思うのではなく、パンチの頑張りを応援していただければと思います
と綴り、見守ることを呼びかけました。
この投稿に対し、
理解のない心配からのクレームに心痛めていると思います
そんな中でのお知らせありがとうございます
群れにただひとりはいってゆく難しさ……パンチくんがんばれ!
パンチくん見てたら、自分が新しい職場入った時思い出したわ。最初はみんなに避けられたり叱られたりするけど、だんだん馴染むよね。飼育員さんありがとう、説明で心が軽くなった
動物は人間と違いタフだね!
パンチ、君の前向きな姿勢に人間は勇気づけられています。ありがとう
早く友達が沢山できるよう応援しています!
といった声が多く寄せられています。
昨日(2/19)に撮影されたと思われる
「パンチが群れのサルに引きずられている動画」について添付をご一読ください。#市川市動植物園#市川ファン#がんばれパンチ pic.twitter.com/rT128eCraj
— 市川市動植物園(公式) (@ichikawa_zoo) February 20, 2026
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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