プロ2年目の吉田鈴が急きょ米ツアー初出場 海外選手とのラウンドに刺激「レベルが高くてびっくり」
イチオシスト
<ホンダLPGAタイランド 事前情報◇17日◇サイアムCC オールドC(タイ)◇6649ヤード・パー72>
72人しか出場できない、米国女子ツアーの“春のアジアシリーズ”が19日(木)に開幕する。日本勢からは12人が参戦。そのなかにプロ2年目の吉田鈴(りん)が主催者推薦で出場する。
自身初の米ツアーの舞台に「日本と違った感じで、会ったことない選手とか、見たかった選手がいっぱいいるので、来れてよかったです」と目を輝かせる。“見たかった選手”とは、昨年2季連続で年間女王に輝いたジーノ・ティティクル、そしてアリヤ・ジュタヌガーン(ともにタイ)。「ショットは見られてなくて、じーっと見るのもちょっと気持ち悪いかなって(笑)」と間近で観察することはできていないが、憧れの存在を同じ舞台で感じられることに胸を躍らせた。
推薦が決まったのは「1月の下旬。(大会まで)2週間、3週間ぐらいしかない」タイミング。米ツアー3年目を迎える姉・優利も「びっくりしていて、本人は笑っていたんですけど、喜んでいました」と明かす。優利は「推薦で鈴(りん)ももらえると思っていなかっただろうし、とってもいい経験になるんじゃないですかね」と話していた。
3月5日から行われる国内女子ツアー開幕戦に向けて調整を進めていた最中の知らせに驚きはあったが、「びっくりして。せっかく出られるなら早く準備しなきゃと思って、やる気がすごく出ました」と即座にスイッチを入れた。「(準備の)スピードアップして、技術練習もトレーニングもいっぱいして、宮崎で合宿したんですけど、1日も休まないでやりました。けっこう辛かったです(笑)」と、出場決定後は休みなく準備を重ねてきた。
会場には月曜日から入り、朝早い時間からアプローチ、ショット、パッティング練習やラウンドを猛暑のなか取り組む姿があり、この日も朝から夕方まで練習に励んでいた。ゴルフの調子は「まあまあ、そこそこいいかなって思う」と話す。前日は1人で回ったが、この日は海外選手2人とラウンド。「本当にレベルが高くてびっくりしました。パワーとフィジカルの上に技術が乗っかっている選手しかいないので、(私は)体も技術もまだ間に合っていないし」と大きな刺激を受けている。
それでも、「推薦をありがたくもらえたので、これをいかに、他の選手の練習の仕方とか、トレーニングの方法とか、どんな食事を取っているかとかが見られればいいなって思います」と、世界最高峰の環境から貪欲に学ぶ姿勢を見せる。将来的には姉のように米ツアーを主戦場にしたいという思いもある。
「日本のメジャーを取って、このLPGAに来られれば最高ですけど、まず段階があるので、まずは勝って、複数回優勝して、というのが何年かかるかわからないけど、このステージに立つためには、はやく結果を毎年出さなきゃいけないオフとかも少しずつ体とかレベルアップしていけるように、効率よくやらなきゃいけないんですけど、この試合は今の自分がどれぐらい足りないかとか把握できると思うから、いろいろと経験したいです」
プロ2年目の目標は「まずは優勝したい」とツアー初優勝。さらに「(自分の)スタッツを見ていたら、飛び抜けているものがあまりなくて、自分の武器というのがないなと思ったので、なにか1つ、パターでも、アプローチでも自分の武器としてできたらいいなと思ったので、オフは100ヤード以内とかアプローチ、バンカーをやりました」と、武器を磨くためリカバリー力向上に取り組んでいる。
急きょ決まった大舞台でのシーズンイン。予選落ちのない4日間で多くを吸収しながら、上位進出を目指す。21歳の新たな挑戦が、いよいよ幕を開ける。(文・高木彩音)
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