「子どもの安全」違反で動画一斉削除のYouTuber、一部復活するも「審査の一貫性」に疑問

イチオシスト
ゲーム実況者の「けんぼー」(登録者数19万人)が2月4日、YouTubeの「子どもの安全」ポリシー違反を理由に削除された動画49本のうち、16本が復活したと報告しました。一方で、審査や問い合わせ対応の一貫性に疑問を呈し、運営側への不信感もにじませています。
「子どもの安全」違反で動画を削除される
1月22日、けんぼーは「子どもの安全」違反という理由で実況動画49本が一斉に削除されたとXで報告。同日には、ゲーム実況者の「ホワイト」(登録者数39万人)や「ピロ」(同31万人)も同じ理由で動画を削除されたと明かしていました。
けんぼーの報告ポストに対しては、YouTubeの公式Xアカウント「TeamYouTube」が「スクリーンショット内の動画は関係チームに共有し、再審査を依頼した」旨を返信したものの、1月28日にけんぼーは結局再審査が認められなかったと報告しました。
今回処分を受けたけんぼーたち3人は、1月24日にコラボ動画を投稿しており、その中で実際にどういった動画が削除されたのか情報共有をしていました。いわゆる「鬱ゲー」や「病みゲー」といった作品が多かったものの、子どもが一切登場しない作品や、暴力表現がない作品もあったほか、同じゲームでも削除される場合と削除されない場合があるなど、削除基準のあいまいさも指摘されていました。
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一部の動画が復活するも、運営側の一貫性には疑問
2月4日、けんぼーは「続:YouTubeに動画が49本も消された件について」と題する動画を公開し、一部の動画の再審査請求が承認されたと明かしました。
けんぼーによると、事の経緯は以下のとおりです。
- 1月22日 朝、49本の動画が削除されたと通知される
- 1月22日 昼、そのうちの33本の再審査請求を実施
- 1月22日 夜、動画削除の件をXに投稿して話題になる。
残りの16本の再審査請求を実施。その直後に33本の再審査請求が不承認になった旨の通知が届く- 1月23日、XでTeamYouTubeから「関係チームに共有し、再審査を依頼した」と返信される
- 1月28日、TeamYouTubeから審査が覆らなかったと報告を受ける
- 2月4日、16本の動画の再審査請求が承認され、動画が復活する
先に申請した33本は削除されたままで、後から手続きした16本だけが戻った状況とのこと。同じシリーズで「前編だけが消えたまま、後編は復活した」といった例も挙げました。
けんぼーはこの結果について、動画の内容ではなく審査のタイミングで復活が認められたと考えているようで、仮に審査の「通る・通らない」が1/2の確率で起きるとすれば、このように偏るのは「1/2の48乗」だと説明。判断のばらつきに疑問を示しました。
また、一部復活が認められた一方で「結局このチャンネルの違反回数は残ったまんま」とし、動画が一部でも削除された状態だと警告表示が3カ月間残り続ける点が「非常につらい」としています。
さらに、対応面でも不満を口にしました。XでYouTube側から先に連絡が来たにもかかわらず、その後の回答が定型文のように感じられたとして「お前から話しかけてきといてなんでテンプレやねん」と言及し、問い合わせ窓口でも「一度再審査で却下された判断は撤回されない」といった“テンプレ回答”以外が返ってこなかったとしています。けんぼーは、再審査請求のタイミングについても「同じタイミングで申請が集中すると対応が追いつかないのではないか」と推測し、今後同様の事態が起きた際は性急に動かず慎重に考えたいとも話しました。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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