未成年による犯罪が発生するとゲームや漫画のせいにされるのはなぜ!?【社会心理学】
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イチオシスト
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イチオシ編集部 旬ニュース担当
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攻撃的な行為を見て学習するのが原因
未成年による犯罪が発生すると、暴力的表現のあるゲームや漫画が、犯罪の発生を助長していると話題になりがちです。なぜそういった話題が上がるのでしょうか?
それを紐解くキーワードが「学習」という言葉です。人は何かを学ぶ際、直接的な経験を通して学習するケースと、ほかの人の行動を見て学習するケースがあります。ゲームや漫画の影響を受けるというのは後者であり、このような学習ケースを、「観察学習(モデリング)」と呼びます。
攻撃行動を学習した場合、本当にそのような行動を取るのか、それを検証するためにA・パンデューラらは子どもに他者がビニール人形を攻撃する様子を見せ、その後の行動を観察するモデリング実験を行いました。
この実験には、3歳から5歳までの男女の子どもが参加し、AからDの4つのグループにわけられました。Aには大人がビニール人形を直接攻撃する様子、BにはAの場面を録画した映像、Cにはテレビアニメのネコがビニール人形を攻撃する映像を見せ、Dには何も見せませんでした。
その後、子どもたちをお気に入りのおもちゃがある遊戯室で遊ばせた後、おもちゃを取り上げ、ビニール人形やほかのおもちゃがある別室に連れて行きました。
その結果、攻撃的なモデルを見たAからCの子どもは、モデルを見ていないDの子どもよりも、ビニール人形を攻撃することが多かったのです。
つまり攻撃的モデルを見た子どもは、攻撃行動をとる傾向が強くなることが証明されました。またこの実験では、女児よりも男児のほうが攻撃行動をとりやすいということも判明しています。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 社会心理学』監修:亀田達也
記事提供元:ラブすぽ
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