坂口健太郎主演×中野量太監督。愛と赦しのヒューマンサスペンス「私はあなたを知らない、」
イチオシスト
坂口健太郎を主演に迎え、中野量太監督(「湯を沸かすほどの熱い愛」「浅田家!」)が自身のオリジナル脚本をもとに、天涯孤独だった主人公の愛と罪、贖罪と赦しを描いたヒューマンサスペンス「私はあなたを知らない、」が、2026年晩夏より全国公開される。ティザービジュアルが到着した。

天涯孤独の西山夕平(28)は粛々と働き、ルーティンを守りながら生きてきた。そんなある日、職場に新たなパート職員の紗月がやってきたことで、彼の日々は輝き始める。そしてシングルマザーである紗月から、5歳の娘を紹介された。紗月と娘との生活が始まり、家族を欲していた夕平の心は解放されていくが……。
坂口健太郎が青年期から40代までを熱演。フランスのPyramide Productionsと共同で製作され、フランス配給も決定している。
〈コメント〉
坂口健太郎(主演)
最初に台本を読んだ時は、複雑ですごく難しいなと思いましたが、それと同時にとても愛おしいストーリーだと思いました。夕平がした選択は肯定できるものではないけれど、そこに至るまでの彼の心の動きや気持ちは理解できる気がしたし、すごく人間らしい。だけど、彼の中の方向がちょっとだけずれてしまう瞬間が点在していて、どこかで掛け違いが起きてしまったんだろうなと。愛に救われた男だと思うけど、最後は愛にとらわれてしまった瞬間があったんだろうなと、それを丁寧に描いた作品だと感じました。
中野監督の演出は楽しかったです。一緒に夕平を作り上げていきましたし、今のどうかな?と思ったときはすぐに相談していました。監督が夢中で撮影していた姿を見ていたので、すごくステキなものが撮れていると思います。完成を心待ちにしています。監督へのハードルを上げているということではないですが(笑)
愛情は国とか言語、人種を超えるものだと思います。夕平が犯してしまった罪はあるけれど、そこに至るまでの感情は、多くの人たちに理解してもらえるだろうし、様々な国の人々に響く作品だと思っています。彼の選択と彼が生きてきた軌跡を見てくれたらこの映画は成功なんじゃないかなと。
中野量太(監督)
映画作りに正解はなくて、時代とか普遍とか、色々なことを考えながら、書いては直し、考えては迷い、 いつも作っています。 でも、映画を観た人に心から楽しんでもらいたい、その思いだけは頑なに変わりません。僕にとって、10年ぶりの完全オリジナル作品である今作のテーマは、人を愛すること、そして、人を赦すこと、だと考えています。
自分の映画で、初めて、人を殺めるシーンを書きました。殺人を肯定するつもりは一切ありませんが、そこに至るまでの人の複雑な感情、そうせざるを得なかった人間らしさ、を描きたいと思いました。世界中で紛争が絶えず憎しみの連鎖がやまないこの時代に、人を赦すこと、を描かなければと思いました。この映画を一言で説明するのは難しかったのですが、脚本を読んだ友人が言ってくれた言葉がズバリで、【今まで見たことがない愛情深いユーモアあるサスペンス】まさに、そういう映画を僕は撮りたかったのです。
主演である孤独な青年役は、柔らかさと強さ、屈託のない笑顔と憂い、相反するものを持ち合わせている稀有な俳優だと感じていた、坂口健太郎さんにお願いしました。
現場では、オリジナル作品の無限の自由さを楽しみつつ、坂口さんとは常にお互いの意見を交わし合いながら、主人公のキャラクターを作り上げていきました。その分、今までの現場の中で、最も多くのテイクを重ねたと思います。クランクアップの日まで、坂口さんと作り上げた主人公と一緒に、笑って泣いて苦しんで、毎日、興奮しながら撮っている自分がいました。
現在、完成に向けて、最後の段階に入っています。一つ言えることは、今までに見たことがない俳優・坂口健太郎が、この映画の中にいます。
「私はあなたを知らない、」
主演:坂口健太郎
原案・脚本・監督:中野量太
配給:クロックワークス
©2026「私はあなたを知らない」製作委員会
公式サイト:watashiramovie.com
記事提供元:キネマ旬報WEB
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