「昼はカフェ、夜はテント。」街のすぐ隣で眠る“都合のいい”キャンプスタイルが、もはや楽園だった
イチオシスト
記事中画像撮影:筆者
ニュージーランドに行ってきました!

先日、ニュージーランドにキャンプ道具を担いで、バックパッカーとして行ってきました。今回は、約1か月半のパートナーとの二人旅。
そこで、良い意味でカルチャーショックを受けたことがあったのですが、それはニュージーランドはキャンプトリッパーにとっての大きな問題をクリアできる国だったということ!
街とキャンプがシームレス。そんなニュージーランドの魅力をレポート

キャンプが好きでも、「街か自然か、どっちかを選ばなきゃいけない」問題に直面することがあると思うんですよね。
キャンプ場はだいたい山奥だし、スーパーもレストランも遠くて、観光地に行くなら車は必須。バックパッカーはホテル! キャンパーは山! で分断されがち。なので、キャンプするときは山に籠ることになるし、街でうまい飯を食べたいとなるとホテル泊をするしかなくなります。
ところが、ニュージーランドはそんな常識が覆ってしまう! まさに天国のような環境に衝撃を受けたので、ぜひ皆さんにも共有したいと思います。
ニュージーランドのアウトドアは、ココが最高
キャンプ場が、街のすぐ横にある

ニュージーランドの面白いところは、「バックパッカー文化」と「アウトドア」が行き来しやすく、シームレスな状態であること。つまり、バックパック旅 × キャンプが異常に相性がいい!
「街」と「自然」を分断することなく、どちらも欲張りに楽しみたい旅人にとっては、まさに理想の環境です。

今回はニュージーランドの南島を中心に、ネルソン・クライストチャーチ・クイーンズタウン・アロータウン・ワナカという観光都市を訪れました。
買い物やカフェといった街歩きも何ら不便なくできる環境でありながら、驚いたのは……

こういう観光地のすぐ横に、普通にキャンプ場があるってこと。
日本だと、キャンプへ行くとなると車や電車で数時間かけてやっとキャンプ場にたどり着くというイメージが一般的かと思いますが、今回訪れたニュージーランドの観光エリアは「街の隣にキャンプ場がある」。そんなロケーションなんです。

スーパーもレストランも近いし、バスに乗れば都会にもすぐに行ける。それでいて湖やトレイルの入り口も近いっていう、神立地!
まさに日常の延長線上にアウトドアがある、日本とは違い過ぎるそんな環境にカルチャーショックを覚えました。
ファミリーキャンプ向けの施設やサービスも充実!

施設名に「ホリデーパーク」とつくキャンプ場は、ファミリー向けの大型キャンピングカーも多く、子連れの方も使いやすいシステムになっていたのも印象的。
湖や公園街がすぐ近くにあるから雨でも逃げ場あり、レストランやベーカリーも近いので、ファミリーで観光を兼ねてアウトドアを楽しむ旅にも都合が良さそうだなと感じました。

キャンプ場にキッチン・シャワー・トイレが完備されているのはもちろん、子供が遊べる芝生やアミューズメント施設がある場所も。

特にクライストチャーチのホリデーパークは、子供の遊具があまりに揃いすぎてて驚きました。まるでテーマパーク!
それぞれの施設も綺麗だし、基本的にマナーも良いし、治安も最高に良かったです。
ニュージーランドには危険生物がいない!

さらに嬉しいのが、ニュージーランドには熊やイノシシ、蛇などの危険生物が生息していないということ。なので、自然が近い場所でも動物に怯えることなくキャンプができるのも、かなり嬉しいポイントかと思います。
もともとニュージーランドは鳥しかいない島なので、とっても平和な環境なのです(今は外来種が生息していますが)。
海外キャンプ旅の装備はというと…
食料は現地調達。キャンプ場には冷蔵庫&キッチンも完備

そんなニュージーランドのもう一つの強みは、街が近いので装備が少なくて済むということ。まず、食料と水を削ることができます。
私たちは食料は毎回スーパーで補給し、キャンプ場の冷蔵庫に入れる。なのでクーラーボックスが無くても食料の保管ができる。

また、水はキャンプ場の水道水が飲むことができるので買う必要がなかったし、キャンプ場にはキッチンがあるのでガス缶もそんなに使わない。何かあったときはレストランで食事を取る選択肢もある、というのも安心でした。
ちなみにスマホなどの充電に関してはキッチンをみんな使っていたので、少々争奪戦みたいにはなっていましたが、ここもそんなに困ることはありませんでした。
最低限の装備が、こちら!

なので、テント・寝袋・マット、そして防寒着さえあればなんとかなってしまうという、海外旅とは思えないほど身軽な装備(笑)。
私は40Lのバックパックに着替えも必要最低限だけ詰め込むという、ウルトラライトな装備で揃えました。

ただ今回私はテ・アラロアというロングトレイルコースも歩く想定で装備を揃えたので、普通にキャンプトリップをされる方は、フライパンなどもう少し道具は必要なんじゃないかと思います。
バックパック×レンタカーもあり!

バックパックが比較的重たくなってしまった方は、車をレンタルするのも一つの手段。ニュージーランドは日本と同じ左側通行だし、南島は田舎なので車線もシンプル! 走りやすいです。
短期間で色々な観光名所を回りたいという方は、レンタカーにバックパックを積んで、キャンプと街観光両方を楽しむハイブリッド旅をおすすめします。
こんなところを歩いてきた
クイーン・シャーロット・トラック(Queen Charlotte Track)

テ・アラロアのいくつかあるルートの中で、最も気持ちの良いコースだと思います。
初心者でも歩きすい、広くて綺麗な道が72kmず~っと続くので、初めてのロングトレイルとしても選びたいコースです。

クイーン・シャーロット・トラックはテント泊だけでなく、ロッジに泊まりながら歩くこともできるので、多くの人に人気。
ニュージーランドの鳥「ウェカ」「ベルバード」「ツイ」など、いろんな鳥と出会うこともできます。
リッチモンドレンジ(Richmond Range)

テ・アラロアのコースの中でも最難関と言われているのが、リッチモンドレンジ。
私は普段からULハイキングをするのである程度歩けると思っていましたが、リッチモンドレンジはとても大変で、途中何度かくじけそうになりました。
でも、苔だらけの綺麗な場所もあるし、荒々しい岩山もあるし、綺麗な川の脇を歩く道もあり、非常にバリエーション豊か。過酷でしたが、素敵なコースだったと思います。
モタタプアルパイントラック

アロータウンからレイクワナカまでの区間の約49kmのハイキングコースが、モタタプアルパイントラック。
華やかさのあるハイキングコースかと思いきや渡渉やイバラ道も多く、とても風の強い区間もあり、どんどん険しくなっていきます。
こちらも上級者向けのコースでしたが、アロータウンからマースタウンのエリアまでならとても楽しいのでおすすめです。
ニュージーランドロングトレイルの注意点は…
とにかく風が強い!

そんなニュージーランドでも厄介な弊害はあって、それが風と虫でした。
ニュージーランドは非常に風が強い国で、時に強風に煽られることもありました。キャンプ場にいればそこまで強い風は経験しませんでしたが、海や丘に行くと強風に煽られることもあり、そうするとかなり寒いです。
サンドフライが多い

虫は、サンドフライがなかなか厄介。サンドフライはブヨ科で見た目もブヨのようなのですが、小さくて蚊よりも見えにくいのが特徴。
日本のブヨに比べると毒性は弱いものの、刺されると蚊よりも痒く、それが場所によっては大量に出てきたりするので要注意です。

場所にもよりますが、川の近くに行くとサンドフライに襲われます。私たちはハイキングで山の中でテントを張るときもあったのですが、大抵サンドフライが原因でテントに閉じこもることになりました。
現地で売られてるディート強めの虫除けを携帯するのをおすすめします。
やはり物価は高い。自炊やお安めのスーパーを活用しよう

ニュージーランドは物価が高いです。
ハンバーガーポテト付きを食べるだけで3,000円はしますし、カフェでマフィンとセットでコーヒーを飲んでも1,500円程度にはなります。

なので、設備が整ったキャンプ場を利用するのであれば、できるだけキッチンを使って調理するのをおすすめします。ちなみに、パッキンセーブというスーパーで果物やお肉を買うと安いです!
ニュージーランドは“わがままキャンパー”の楽園

以上、ニュージーランドのキャンプ事情のご紹介でした。
バックパックキャンプなどの軽装でキャンプされる方にはニュージーランドは非常に遊びやすい国なので、おすすめです。現地の人たちマウンテンバイク愛好家が多いので、私たちもマウンテンバイクをレンタルして楽しみました。
ぜひ、バックパックにキャンプ道具詰め込んでニュージーランドに遊びに行きましょう!
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記事提供元:CAMP HACK
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