排便はゴルフ場に着いてからがベスト⁉ 腸内環境と自律神経が整う“逆算行動”とは?
イチオシスト
カゼやインフルエンザが猛威を振るうこの季節。ウイルスや病原菌にやられてしまうのは、免疫力の低下が大きな要因だ。そして、免疫コントロールを担っている重要な器官が腸。実は、この腸に良い刺激を与える効果がゴルフの動きにあるという。順天堂大学医学部教授であり、ゴルファーでもある小林弘幸先生に話を聞いた。
免疫力が低下すると、カゼなど病気にかかっていなくても体が疲れやすくなります。また腸内環境が悪化して消化・排泄がスムーズにいかず、健康な体を保てなくなってしまいます。特に高齢の人に多いのは便秘で、中年世代には便秘も下痢もみられます。また肥満や高血糖値があると、若い人でも下痢をしやすくなります。こうした症状は腸内環境が乱れているサインです。
ゴルフは18ホール最後まで元気な状態でコンディションを保てないと楽しめませんから、サインを受け取ったら腸を見直すことが大切。腸内環境を整えつつ、持久力も高めていきましょう。
実はゴルフは腸活にも最適です。ラウンド時はよく歩き、体をひねってボールを打ちますが、「歩く」と「ひねる」は、腸によい刺激を与えるからです。さらに、歩くことは腸内環境の改善だけでなく、生活習慣病の予防や体力増進効果も期待できます。ゴルフ自体が腸活になるうえ、体力・免疫力の向上にも繋がりますから、ゴルファーの皆さんには大いにコースへ出てほしいと思っています。
ただし、腸にとって最も悪いのは脱水。夏場のプレー時は、「喉が渇いてからでは遅い。最初から水分を補給して熱中症を予防しましょう」といわれます。涼しくなるとこのことを忘れがちですが、冬でも18ホールを回れば汗をかきます。初めから少しずつ水分を摂り、脱水を防ぐことが重要です。
腸内環境と自律神経を整えるには、ラウンド当日のタイムスケジュールや食事内容も大切。そこで、私が実践している腸活を紹介します。まず、皆さんが気になるのは、トイレタイムではないでしょうか。トイレに入るのはゴルフ場に着いてからがベスト。とはいえ、スタート前は準備や練習があります。タイミングを逃さずスムーズに排便するため、朝起きたら簡単なストレッチをして家を出ます。車の中で軽い朝食を摂り、約1時間でゴルフ場に着くと、間もなくトイレに行きたくなります。
切羽詰まると自律神経が乱れて便意が急にきたり遠ざかったりしますので、早めの行動で、時間に余裕を持つことが大切です。
■トイレタイムはゴルフ場で取れるように逆算して行動しよう
ゴルフ当日の朝は慌ただしい。排便のタイミングを逃さないよう、ゴルフ場に着いてからのトイレタイムを想定して行動しよう。それには起床後、身支度の合間に簡単なストレッチをしてから家を出発するのがベター。さらに車内で軽い朝食やコーヒーを摂ると副交感神経が活発になるので、ゴルフ場に到着して間もなくするとトイレに行きたくなる。
便意をうまくキャッチできないときは、小林先生考案のトイレ体操とマッサージを実行しよう。トイレで座ったままできて即効性があるので、お試しあれ。
ブランコ&貧乏ゆすり体操
太モモに手を置き、カカトを上げて貧乏ゆすりをするように足を上下に小刻みに揺する。さらに足を揺すりながら上体をブランコのように前後に揺らそう。直腸に軽い刺激を与えることができる。
腸もみマッサージ
右手は肋骨の下、左手は腰骨の下をつかんでゆっくり揉む。左右の手を入れ替えてトータル3分ほど揉む。便が溜まりやすいといわれる4か所を重点的に揉むことで腸のぜん動運動を促そう。
【解説】
小林弘幸(順天堂大学医学部教授)
日本スポーツ協会公認スポーツドクター。自律神経研究の第一人者であり、さまざまな競技のトップアスリートのコンディショニング、パフォーマンスの向上指導にも関わっている。「ゴルフが上達する 自律神経72の整え方」(法研)など著書多数。
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