剛力彩芽“20代の焦り”から解放されフラットな自分に…「お姉さんぶるのも自分らしくない」
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イチオシスト
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イチオシ編集部 旬ニュース担当
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人は誰のため、何のために“見た目”にこだわるのか…ルッキズムの現代社会に一石を投じる!?ファッションヒューマンドラマ、木ドラ24「⼈は⾒た⽬じゃないと思ってた。」(毎週木曜深夜24時30分)。
野球一筋で生きてきた主人公・石黒大和(菅生新樹)が、“人はなぜ見た目にこだわるのか?”という難問と向き合い、自分なりの答えを見出そうとする物語。
大和が、意に反して配属されたファッション雑誌の編集部で、上司兼メンターの丸田凛子(剛力彩芽)と出会い、見た目の重要性に気づいていく。
【動画】なぜ人は見た目にこだわるのか?ダサい男とモデルの恋

「テレ東プラス」は、ファッション第一主義の凛子役を演じる剛力彩芽を取材。
多忙を極めた20代を経て、辿り着いた俳優としての現在地…役作りへの思いに迫る。
凛子のセリフを通して、皆さんにどう伝えればいいのか…難しいなと感じました
――台本の魅力と、凛子のキャラクターについて教えてください。
「難しいテーマだなと思いました。台本にも“どういう意味?”“そんなこと言っていいの?”と疑問を持たれかねないワードが結構あり、その先頭を行くのが凛子。『人は誰しも見た目を磨けば、人としての格も上がる』などワードも言い方もきついのですが、凛子が言う“見た目”とはただの見た目ではなく、人間性や中身も含まれます。
そうした信念をしっかり持った女性なので、凛子のセリフを通して、皆さんにどう伝えればいいのか、表現すればいいのか、本当に難しい…。でも、そこに挑戦できることは嬉しくもあり、撮影は楽しいです」

――会見でも、キャストの皆さんの楽しそうな姿が印象的でした。現場の様子や、印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
「編集部のシーンは、いつも賑やかです。大和の感情が動く真剣なシーンも多いのですが、菅生さんが引っ張っていってくれます。編集部にあるパソコンを使って『僕、目の前にいる人を調べるのが大好きなんです!』と言いながらWikipediaで調べたりして…(笑)。過去の出演作品を調べては『あ~これ見た!!』と会話のきっかけを作ってくれるので、その姿がかわいかったです」
――弟を見守る姉のような感じですね(笑)。
「そうですね。私もだいぶ大人になりました(笑)。33歳になりましたが、年齢的にもキャリア的にも中間の位置にいるので、現場での立ち位置が難しくて。お姉さんぶるのも自分らしくないし、かといって10~20代の方たちと同じテンションでもない。現場でキャッキャしたい気持ちもあるんですけど、静かに過ごしたいと思う時間も増えて、“大人になったのかも”と感じる瞬間が出てくるようになりました。
あと、30代に入った今の方が気持ちが楽になりました。フラットでいいんだなって。
20代後半の頃は“もっと大人にならなきゃいけない、しっかりしなくちゃ”と変な焦りがありましたが、今は自分がいたいようにいればそれでいいんだと思えるようになりました。現場でも、あまり経験がなくて戸惑っている俳優さんがいたら、こちらから声をかけるくらい気持ちにゆとりができたなと思います。
私も昔、現場で緊張していると、先輩方が気さくに声をかけてくださって、安心できた場面がたくさんあったんですよ。今後は少しでも自分が安心させてあげることができたらいいなと思っています」
――人の見た目にこだわる凛子ですが、剛力さんは初対面の人に対して、“つい見てしまう”というところはありますか?
「洋服が好きなので、ファッションは見てしまいますね。ただ、それで何かを判断するわけではなく“どんなファッションが好きなのかな”という視点で見ています。
あと人の目を見て話すのが好きなので、特に意識はしていませんが、自然と目を見てしまいます。自分も人見知りなので、目を見ると、人見知りの方はだいたい分かるような気が…(笑)。波長が合うというのか何かしら感じるものがあって、『もしかして、人見知りですか?』という会話がきっかけで急速に仲良くなることがあるんですよ(笑)」
――剛力さんが人見知りだったとは…意外です。新しい現場に入った際、共演者の方とはどうやってコミュニケーションを?
「実はそれが一番大変で…。なるべく挨拶に行くようにしていますが、自分から話しかけるのは苦手なんです。せめて“いつでも来てください!”というオーラは出して心の扉をオープンにしようと(笑)。
“自分から話しかけられない”“みんなが盛り上がっているところに途中から参加できない”は“人見知りあるある”だと思います」

20代の頃は現場がただただ“楽しい!”と思えたし、無邪気でした(笑)
――30代に入って、仕事への取組み方や心境に変化は?
「現場に限らず、どんな時もリラックスできるようになりました。
若い頃とは違った視点で作品を見られるようになりましたし、“この作品で、自分はどういう立ち位置でいればいいんだろう”ということも考えるようになりました。そんな作業もとても面白いです。
20代の頃は、現場がただただ“楽しい!”と思えましたし、無邪気だったんですよね(笑)。今は誰かが輝いている姿を見るのが好きで、“どんなお芝居をすれば、相手の俳優さんが輝けるかな”と考えるようになりました。まだまだ力不足ではありますが、それがここ数年で気づいたことです」
――10~20代の頃は、俳優として歌手として、多忙な日々を過ごしていたと思いますが、当時を振り返ることも?
「あります。特に18~24歳くらいの頃の私は本当に無知で、だからこそ、ただただお仕事を楽しめたのかなと。そして間違いなく、今よりも体力がありました(笑)。体力がありあまっていたので“休みなんかなくてもいい!”という感じで、とにかく毎日が楽しかったし嬉しかった。
30代に入った今は、“楽しむためには休まないといけない”ということを学びました。それは『極悪女王』(Netflix)でプロレスラー役を演じたことが大きく影響しているのかもしれません」
――寝る間もないほど忙しかった日々を、今でも「楽しかった!」と思える剛力さんは、やはり天性の俳優さんなのだなと感じます。
「現場で多くの先輩方にたくさん教えていただいたんですよね。それを若いうちに経験できたことは、本当にありがたかった。10代から自分がやりたいことをやれている、今もこうしてお仕事に恵まれていることに幸せを感じます。
幸せであることは昔も今も変わらなくて、変わったことといえば、今は楽しさだけではなく、責任を感じながら挑戦していることです。でも、それがまた新しい幸せの形になっているのが分かるので、今後も何でも挑戦していこうと思います」
――2025年は、映画にドラマに舞台にと、かなり精力的に活動していましたが、今の剛力さんを突き動かしているものは?
「個人的な話になりますが、2歳の姪っ子がいるんですよ。姪が大きくなって学校に行った時、『私の叔母さん、剛力彩芽なんだよ!』と話せるような俳優になりたいです。
今の10~20代で私のことを知らない人は多いと思いますし、このままでは姪っ子も『それ、誰?』と言われてしまいそうで(笑)。なので今後もステキな作品にたくさん出演させていただいて、もっともっと頑張らないといけないなと思っています」
――2026年も躍動の年になりそうですが、最後に抱負や目標を教えてください。
「そろそろ真剣に体作りをしたいです。『極悪女王』の時に増量したんですけど、撮影後、トレーニングをぱったり辞めてしまって…。また気合いを入れたいです。
新しいことに挑戦したい気持ちもあります。例えば着付け。着物を自分で着られるようになりたいし、茶道や華道などの日本文化を勉強したいです。神社仏閣も好きなので、さまざまな歴史を調べたら、より仕事が楽しめるかなと思っています」

【剛力彩芽 プロフィール】
1992年8月27日生まれ、神奈川県出身。2008年から5年間、雑誌「SEVENTEEN」の専属モデルを務める。2011年のドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」(フジ)で脚光を浴びる。以降、ドラマ・映画・舞台など幅広く活躍。
HTBスペシャルドラマ「ガラスの指輪と絆創膏」(~ 2月7日)、映画「お終活3 幸春! 人生メモリーズ」(5月29日公開予定)にも出演。
(取材・文/伏見香織)
【第3話】

見た目を変えようとメガネを新調した大和(菅生新樹)。しかし、服装はイマイチでまだまだ垢抜けきれずにいた。
雑誌撮影の日、さくら(谷まりあ)の恋人役のモデルが急遽来られなくなってしまい、大和が代役を務めることに! プロの手によって身だしなみを整えられ、高級感溢れるスーツ姿の大和を見た編集部一同は絶賛する。
そこからファッションを猛勉強する大和。順調かと思った矢先、編集部にビッグニュースが舞い込む…。
記事提供元:テレ東プラス
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