「タダでもらったバイク」が1400万円に! <ヴィンセント ブラックシャドウ>:開運!なんでも鑑定団
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イチオシスト
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1月20日(火)に放送した「開運!なんでも鑑定団」(毎週火曜 夜8時54分)。依頼品の「ヴィンセント ブラックシャドウ」に驚きの値がついた。
【動画】「タダでもらった」バイクが1400万円に!<ヴィンセント ブラックシャドウ>
依頼人は、幼少期からエンジンのある乗り物が大好きだという男性。

お宝は、1952年製の「ヴィンセント ブラックシャドウ」。“バイク界のロールス・ロイス”と称される幻の名車で、排気量は1000cc。当時の市販車としては世界最速となる、時速200kmを記録したスーパーマシンだ。
元々は、依頼人が幼い頃にお世話になっていたホバークラフト工場の片隅に、長年置かれていたもの。工場で働く工員の所有物だったが、大人になった依頼人がメンテナンスを頼まれるようになり、10年前に「そんなに好きなら」と、タダで譲り受けたという。

手に入れた当初はサビだらけの状態だったが、依頼人はイギリスから約2000点ものパーツを取り寄せ、自ら交換。タンクの穴を溶接して埋め、塗装もし直すなど、10年の歳月と約400万円をかけてフルレストアし、ピカピカの状態に蘇らせた。
ヴィンセントは、世界最速を誇るスーパーバイクを生み出しながらも、わずか30年ほどで姿を消した伝説的なバイクメーカー。
1928年、イギリス・スティーブニッジで創業。創業者のフィリップ・ヴィンセントは、大学で機械工学を学び、資産家だった父の協力を得て、経営難に陥っていたバイクメーカー「HRD」を買収。社名を「ヴィンセントHRD」としてスタートを切った。
当初は他社製エンジンを使用していたが成果は上がらず、世界最古のバイクレース「マン島TTレース」では惨敗。限界を感じたフィリップは、1934年、自らエンジン開発に着手する。
試行錯誤の末、500ccの単気筒エンジンを搭載した「コメット」を完成させると、時速148kmを記録し、「マン島TTレース」で上位入賞を果たした。
さらに高性能なマシンの開発にも着手。大排気量1000ccのVツインエンジンを搭載した「ラパイド」は、市販車として最速の時速180kmに到達し、ヴィンセントの名を世界に知らしめた。

突き詰めたのは、車体の軽量化によるスピード。当時は鉄製が主流だったエンジンに、アルミを採用。さらに、車体の骨格であるフレームを排除した"フレームレス構造"を考案する。
これは上部のタンクにエンジンを吊り下げるという画期的な構造で、大胆な軽量化によって爆発的な加速性能を実現した。
さらなるスピードを求めて1948年に登場したのが「ブラックシャドウ」。ラパイドをチューンナップしたモデルで、市販車として世界で初めて時速200kmを記録したスーパーバイクだ。桁外れの加速性に加え、黒一色に統一された威厳ある姿は、世界中のバイクファンを熱狂させた。
しかし、コストを顧みず高性能を追求した結果、販売価格は高騰。売り上げは次第に落ち込み、安価なモデルを企画するも時すでに遅く、1955年、ヴィンセントはすべてのバイク生産を終了。その短い歴史に幕を閉じた。

改めて依頼品を見てみよう。ブラックシャドウは、発売から生産終了までの8年間で1774台しか製造されておらず、現存数は極めて少ない。
依頼人は、部品代だけで約400万円、さらに10年の歳月をかけた点を踏まえ、本人評価額を500万円とした。

鑑定結果は…なんと1400万円! 予想を大きく上回る鑑定額に、スタジオはどよめきに包まれた。
鑑定を担当したのは、「トライド モーターサイクルズ」代表・大石俊二氏。その希少性を考えれば、1400万円という鑑定額でもまだ低いと感じるほどだという。
「イギリスのヴィンテージバイクの中では王様的な存在。こんな極上のマシンを間近で見られるのは光栄です。当時、日本で新車購入した場合の価格は35万円で、現在の価値にすると約3000万円。すべてオリジナルの新車状態で残っていれば別格ですが、高級な部品を使って丁寧に仕上げられているので、それはそれで素晴らしいと思います」 (大石氏)
MCの福澤朗から「奥様からの株が上がるんじゃないですか?」と振られると、依頼人は「すぐ手放せって言われそうな気がします」とコメントし、会場の笑いを誘った。
【動画】「タダでもらった」バイクが1400万円に!<ヴィンセント ブラックシャドウ>
依頼人は、幼少期からエンジンのある乗り物が大好きだという男性。

お宝は、1952年製の「ヴィンセント ブラックシャドウ」。“バイク界のロールス・ロイス”と称される幻の名車で、排気量は1000cc。当時の市販車としては世界最速となる、時速200kmを記録したスーパーマシンだ。
元々は、依頼人が幼い頃にお世話になっていたホバークラフト工場の片隅に、長年置かれていたもの。工場で働く工員の所有物だったが、大人になった依頼人がメンテナンスを頼まれるようになり、10年前に「そんなに好きなら」と、タダで譲り受けたという。

手に入れた当初はサビだらけの状態だったが、依頼人はイギリスから約2000点ものパーツを取り寄せ、自ら交換。タンクの穴を溶接して埋め、塗装もし直すなど、10年の歳月と約400万円をかけてフルレストアし、ピカピカの状態に蘇らせた。
ヴィンセントは、世界最速を誇るスーパーバイクを生み出しながらも、わずか30年ほどで姿を消した伝説的なバイクメーカー。
1928年、イギリス・スティーブニッジで創業。創業者のフィリップ・ヴィンセントは、大学で機械工学を学び、資産家だった父の協力を得て、経営難に陥っていたバイクメーカー「HRD」を買収。社名を「ヴィンセントHRD」としてスタートを切った。
当初は他社製エンジンを使用していたが成果は上がらず、世界最古のバイクレース「マン島TTレース」では惨敗。限界を感じたフィリップは、1934年、自らエンジン開発に着手する。
試行錯誤の末、500ccの単気筒エンジンを搭載した「コメット」を完成させると、時速148kmを記録し、「マン島TTレース」で上位入賞を果たした。
さらに高性能なマシンの開発にも着手。大排気量1000ccのVツインエンジンを搭載した「ラパイド」は、市販車として最速の時速180kmに到達し、ヴィンセントの名を世界に知らしめた。

突き詰めたのは、車体の軽量化によるスピード。当時は鉄製が主流だったエンジンに、アルミを採用。さらに、車体の骨格であるフレームを排除した"フレームレス構造"を考案する。
これは上部のタンクにエンジンを吊り下げるという画期的な構造で、大胆な軽量化によって爆発的な加速性能を実現した。
さらなるスピードを求めて1948年に登場したのが「ブラックシャドウ」。ラパイドをチューンナップしたモデルで、市販車として世界で初めて時速200kmを記録したスーパーバイクだ。桁外れの加速性に加え、黒一色に統一された威厳ある姿は、世界中のバイクファンを熱狂させた。
しかし、コストを顧みず高性能を追求した結果、販売価格は高騰。売り上げは次第に落ち込み、安価なモデルを企画するも時すでに遅く、1955年、ヴィンセントはすべてのバイク生産を終了。その短い歴史に幕を閉じた。

改めて依頼品を見てみよう。ブラックシャドウは、発売から生産終了までの8年間で1774台しか製造されておらず、現存数は極めて少ない。
依頼人は、部品代だけで約400万円、さらに10年の歳月をかけた点を踏まえ、本人評価額を500万円とした。

鑑定結果は…なんと1400万円! 予想を大きく上回る鑑定額に、スタジオはどよめきに包まれた。
鑑定を担当したのは、「トライド モーターサイクルズ」代表・大石俊二氏。その希少性を考えれば、1400万円という鑑定額でもまだ低いと感じるほどだという。
「イギリスのヴィンテージバイクの中では王様的な存在。こんな極上のマシンを間近で見られるのは光栄です。当時、日本で新車購入した場合の価格は35万円で、現在の価値にすると約3000万円。すべてオリジナルの新車状態で残っていれば別格ですが、高級な部品を使って丁寧に仕上げられているので、それはそれで素晴らしいと思います」 (大石氏)
MCの福澤朗から「奥様からの株が上がるんじゃないですか?」と振られると、依頼人は「すぐ手放せって言われそうな気がします」とコメントし、会場の笑いを誘った。
記事提供元:テレ東プラス
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
